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順位戦C級1組10回戦 佐々木慎六段昇級

名人戦棋譜速報
昨日はC1の最終局10回戦がありました。

9回戦を終えた時点で糸谷哲郎六段が9連勝で昇級決定。残り1枠を8勝1敗の佐々木慎六段(4位)と中村太地六段(10位)の2人が争う展開でしたが・・・、結果はどちらも負け。この結果両者8勝2敗になりましたが、順位の差で佐々木慎六段が昇級することになりました。佐々木六段おめでとうございます!

最終成績は以下の通りです。小林健二九段以下6名に降級点。小林九段、土佐七段、桐山九段、加藤九段は2つ目の降級点でC2降級が決まりました。

【9勝1敗】糸谷(9)
【8勝2敗】佐々木慎(4)、中村太(10)、菅井(28)
【7勝3敗】真田(2)、船江(18)、高崎(20)、斎藤(30)
【6勝4敗】千葉(3)、片上(6)、近藤(17)、福崎(22)、長沼(26)、北島(31*)
【5勝5敗】宮田(5)、小林裕(12)、佐藤秀(21)、浦野(25)、脇(34*)
【4勝6敗】阿部健(7)、金井(8)、日浦(13)、高野(14)、富岡(15)、田中寅(19)、阪口(29)
【3勝7敗】神谷(1)、塚田(11)、小林健(23*)、大平(24)、土佐(27*)
【2勝8敗】平藤(16)、桐山(32*)
【1勝9敗】加藤(33*)

8勝1敗の中村太地六段は菅井竜也五段との対戦でした。戦型は菅井五段が後手でまさかの横歩取りとなりました。序盤20手目の△2三歩!が波紋を呼んだ一手。
20140304中村菅井1
普通は△2二銀と上がるところです。Twitterで遠山プロ(@funnytoyama)が「コンピュータ将棋の匂いがする」と呟いていましたが、言われてみればそんな感じはしますね。
△2三歩以下▲2八飛△4二銀と進みました。銀を2二ではなく4二に上がるのが菅井五段の狙いでした。

中終盤、先手が好調に攻め続けているように見えたのですが、後手が粘り強く指して入玉に成功。最後は先手玉を即詰みに打ち取って菅井五段の勝ちとなりました。

中村六段はこの悔しさをバネに来期頑張ってほしいと思います。

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[ 2014/03/05 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

第72期順位戦C級1組7回戦

昨日はA級順位戦の郷田深浦戦とC級1組7回戦がありました。

郷田深浦戦は郷田九段の先手で横歩取りでしたが深浦九段の勝ち。後手が先攻してペースを握りそのまま押し切ったという将棋でした。敗れた郷田九段は2勝4敗、勝った深浦九段は4勝2敗となりました。今までA級では何度も頭ハネを食らった深浦先生ですが、今年はさすがに残留できると思うんですが、どうなるでしょうか。

C1の7回戦も行われました。結果は以下の通りです。

小林 健二九段(3勝4敗)●-○日浦 市郎八段(4勝3敗)
菅井 竜也五段(6勝1敗)●-○斎藤 慎太郎五段(4勝3敗)
土佐 浩司七段(2勝5敗)●-○大平 武洋五段(3勝4敗)
福崎 文吾九段(4勝3敗)●-○片上 大輔六段(4勝3敗)
佐藤 秀司七段(3勝4敗)○-●塚田 泰明九段(1勝6敗)
小林 裕士七段(3勝4敗)●-○富岡 英作八段(3勝4敗)
阪口 悟五段(4勝3敗)○-●阿部 健治郎五段(3勝4敗)
近藤 正和六段(3勝4敗)●-○佐々木 慎六段(6勝1敗)
糸谷 哲郎六段(7勝0敗)○-●千葉 幸生六段(4勝3敗)
高野 秀行六段(3勝4敗)○-●平藤 眞吾七段(1勝6敗)
加藤 一二三九段(1勝6敗)●-○金井 恒太五段(4勝3敗)
高崎 一生六段(6勝1敗)○-●真田 圭一七段(4勝3敗)
脇 謙二八段(4勝3敗)○-●北島 忠雄六段(4勝3敗)
長沼 洋七段(4勝3敗)○-●宮田 敦史六段(3勝4敗)
桐山 清澄九段(1勝6敗)○-●浦野 真彦八段(2勝5敗)
船江 恒平五段(5勝2敗)●-○中村 太地六段(6勝1敗)
田中 寅彦九段(2勝5敗)●-○神谷 広志七段(2勝5敗)

全勝の菅井竜也五段は同じ関西の斎藤慎太郎五段との対戦でした。菅井五段の先手中飛車に居飛車が角交換する形に。中盤▲5五歩の仕掛けが成立するかどうかがポイントとなりましたが、結果は後手良し。66手の短手数で斎藤五段の快勝となりました。

1敗同士の▲船江△中村太地戦は相矢倉のねじり合いを制した中村六段の勝ち。船江五段は2敗となって昇級戦線から後退です。

昇級争いは全勝の糸谷六段(9位)が単独トップ。続いて1敗で佐々木慎(4位)、中村太地(10位)、高崎一生(20位)、菅井竜也(28位)の4人が追う展開。C1の昇級枠は2つしかいないので、このまま糸谷、佐々木が1敗以上をキープすると中村六段以下が9勝1敗でも頭ハネを食らうことになります。ラス前に糸谷高崎戦、そして最終10回戦に中村太地と菅井竜也の直接対決があるんですよね。この2局が昇級争いを大きく左右する将棋になりそうです。 このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2013/12/18 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(1)

第61期王座戦第5局 羽生王座防衛

昨日は王座戦五番勝負第5局(決着局)がありました。結果は羽生王座が103手で中村太地六段を破り3勝2敗で王座防衛を果たしました。

棋譜→2013年10月21日 第61期王座戦五番勝負 第5局 羽生善治王座 対 中村太地六段

第5局、改めて振り駒をした結果羽生王座が先手となりました。こういう大一番で先手番を引くあたり羽生さんは運が良いなと思ってしまいます。
戦型は横歩取りでした。羽生王座はどんな戦型でも勝率が高いのですが、特に先手横歩取りは9割近い勝率を残しています。最近先手横歩で負けたのは今年の朝日杯vs渡辺戦と昨年の竜王戦1組vs丸山戦ぐらいですね。

後手は△5二玉+△8四飛型。対して先手の羽生王座は一旦▲6八玉と上がってから▲5八玉と中住まいに戻す作戦を選びました。先手は玉の動きで手損していますが、相手の出方を見ながら指す方針。

▲5六飛に対して後手は2三の銀を3四に上がって先手の飛車を抑え込みにいきました。飛車が狭いので先手はゆっくりしていられません。右銀を3七→4六→5五と繰り出して攻めていきます。

20131021羽生中村2
対して中村六段も一歩も引かない。△6五歩~△5四歩は強気な受け。ただ、ここは単に△5四歩としたほうが良かったようですね。本譜は桂を成ってから▲9五角で先手の攻めが繋がりました。

後手は△4二玉の早逃げに期待しますが、▲2二歩~▲2六桂~▲3四歩と右辺から攻められ挟撃体制に。▲7三銀不成(79手目)が決め手級の一手で受けが難しくなりました。
20131021羽生中村3

以下中村六段必死の防戦を見せますが、▲6一角(103手目)を見て投了。棋譜コメントにもありましたが美しい投了図だと思います。
20131021羽生中村4

残念ながらタイトル奪取はなりませんでしたが、中村太地六段の強さが目立ったシリーズだったと思います。最終局はワンサイドになってしまいましたが第1局から第4局まで内容の濃い好勝負を演じてくれました。この経験をどう生かすか、今後の活躍に注目ですね。次こそはタイトルを獲ってくれると信じています。

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[ 2013/10/22 07:30 ] 王座戦 | TB(0) | CM(0)

第61期王座戦第4局

中村太地六段の2勝1敗で迎えた第4局。羽生王座の先手で始まった将棋はまさかの千日手指し直しになりました。
羽生王座からするとやや不本意な先手での千日手。このカードでの先手番勝率を考えると中村六段にチャンスが来たと思いました。

棋譜→2013年10月8日 第61期王座戦五番勝負 第4局 羽生善治王座 対 中村太地六段

指し直し局は羽生王座の4手目△8八角成から一手損角換わりに。相腰掛け銀で後手は6筋の位を取って右四間に構えます。中村六段が▲4五歩(37手目)と仕掛けて戦いが始まりました。先手が先攻し、後手は守勢に回る展開。

20131009羽生中村2
△5五同角に▲5六歩(53手目)は強気な一着。当然後手は角を切ってきますが中村六段は切られても大丈夫とみたのでしょう。羽生王座は△4六歩を利かして4六角を消してから△4七銀と重くかぶせてきました。△5六銀成に対して先手も▲1二銀と強く攻め合い。果たしてどちらが読み勝っているのか。

このあたりから検討陣の形勢判断も揺れ動きました。どちらが勝っているのか容易には結論が出ない。
▲6三歩(79手目)で飯島七段は「先手が勝ちになったと思います」と解説していましたが、直後の▲6四飛に△6三金合(84手目)があって簡単ではありません。一手指すごとに結論が変わるので観てるほうからするとハラハラドキドキの展開でした
20131009羽生中村1

△6七角(102手目)に中村六段は▲8三銀から詰ましにいきましたが後手玉は詰みませんでした。ただ、詰みはないものの先手の勝ち筋はいくつかあったようです。棋譜中継の感想コメントによると
103手目▲8三銀では先に▲6四桂と捨てれば後手玉は寄り
115手目▲4三銀では▲5五歩△同銀▲4五金・・・以下自玉を安全にしてから5二の金を取る
119手目▲5七桂が最後の敗着

▲5七桂△同と▲6六金は△6四玉が打ち歩詰めで逃れています。以下は先手の勝ち筋はなく、128手で羽生王座の勝ちとなりました。

それにしても凄い終盤戦でした。何というか見ていてゾクゾクしましたね。

太地さんにとっては悔しい敗戦となりました。この負けはダメージが大きいかもしれません。将棋に負けただけでなく感想戦でも負かされた感じでしたからね。

最終局は10月21日。先後は改めて振り駒で決まります。 このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2013/10/09 07:35 ] 王座戦 | TB(0) | CM(0)

第61期王座戦第3局

王座戦中継Blog: *第61期王座戦五番勝負第3局
棋譜→2013年10月2日 第61期王座戦五番勝負 第3局 羽生善治王座 対 中村太地六段

1勝1敗で迎えた第3局。戦型は中村六段が先手で角換わり腰掛け銀になりました。

41手目▲1八香は最近よく見かける局面。以前は▲2五桂~▲2八角が主流でしたが、先手の分が悪いということで▲1八香の手待ちが指されています。▲1八香△1二香の交換を入れてから▲2五桂と跳ねて△2四銀なら▲1九角と打つ。前例の中には中村六段が指した将棋もあります。

20131002中村羽生1
本譜は▲2五桂に銀を逃げず△3七角でした。前例は▲糸谷△大平戦で先手の糸谷六段が勝っていますが、羽生王座は後手もやれるとみたのでしょう。

20131002中村羽生3
後手が馬を作ったのに対して先手は▲4五歩と突いて4六に角を打ちました。やはりこのラインの角打ちが急所のようです。▲8二銀から桂香を拾って先手ペースになりました。

後手は7筋と8筋から反撃しますが、先手の攻めに対して一手ずつ遅れている感じです。

20131002中村羽生2
△8七歩に▲同玉(101手目)と取った手は危なく見えましたが、問題なかったですね。△5四馬には手厚く▲6五金と受けて先手が再び引き離しました。最後は▲1五金が決め手となって中村六段の勝ち。

一局を通して中村六段が終始ペースを握っていたと思います。快勝と言っていいのではないでしょうか。

これで中村六段が2勝1敗として王座奪取に王手をかけました。しかし、第4局は羽生王座が先手なのでまだ分かりません。これまで3局とも先手番が勝利を収めていますが第4局はどうなるでしょうか。
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[ 2013/10/03 07:00 ] 王座戦 | TB(0) | CM(1)