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第63回NHK杯 中田宏樹vs佐々木勇気

昨日はコンピュータ将棋選手権を見に行ったので一日遅れの感想。

棋譜→2013年05月05日第63回NHK杯1回戦第5局
佐々木勇気四段は16歳で四段昇段した天才棋士。16歳1ヵ月でのプロ入りは加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明に次ぐ史上5番目の年少記録だ。NHK杯本戦は今回が初出場。予選では朝日杯準優勝の菅井竜也五段を破っている。(菅井君に勝った棋譜はどこか専門誌で紹介してほしいな)

対するは前期までB級1組に在籍していた実力者の中田宏樹八段。居飛車党の本格派で人真似を嫌うタイプ。序盤の新手メーカーとしても知られている。

解説は佐々木勇気プロの師匠でもある石田和雄先生だった。

将棋は中田先手で相矢倉。最近は▲3七銀戦法が流行っているが中田は23手目▲1六歩からクラシカルな雀刺しを目指す。対して後手は玉の入城が早いような。普通は△2二玉よりも△7四歩を先にすることが多いと思う。

中田宏佐々木勇001
中田は▲6九玉型で▲6五歩と仕掛けた。△7三角と引かせてから▲7五歩△同歩▲1四歩と攻める。▲6五歩と突いた局面は何局か前例が見つかったがいずれも20世紀の将棋。中田さんが若い頃の将棋だが、勇気くんは経験がなかったようだ。

先手陣は▲5八金型なので飛車を渡しやすい。(▲5九香と受けることができる)▲1四同飛(43手目)に△1一香と打てば飛車は詰んでいるが▲2四飛△同歩▲7四歩で先手も指せると思う。本譜、佐々木は△1三歩と打って飛車を引かせたが、これは先手不満なし。

△5三銀と角の退路を作ったが、やはり▲7四歩から▲4六角と出る手があって先手ペース。
▲1二歩の垂らしに佐々木は△1四香と打って徹底抗戦するが、これではちょっと辛いと思う。

中田の攻めが急所に突き刺さり、石田師匠の解説も次第に辛口になってきた。

▲9五銀(73手目)から▲7四金と強引に飛車を取りにいって先手が勝勢になった。佐々木もなんとか勝負形に持ち込むが中田に上手くかわされてゲームセット。最後▲3二飛成(105手目)に持駒に金があれば△2二金と粘ることができるが、銀しかない。「銀が金に変わらんかねぇ」とぼやく石田先生に矢内さん「みんなが一斉に瞬きすれば・・・」これは絶妙な切り返しだった(笑)

一局を振り返ると、雀刺しの経験値の差が出た将棋で、勇気くんは本来の力を出すことができなかった。
この経験をバネにまた次回頑張ってほしい。
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[ 2013/05/06 22:27 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

100万円獲得者ゼロ(通算3勝) GPS将棋100万円イベント5日目

この企画もいよいよ最終日。mtmtさん(松本博文さん)はなんと前日の終電でニコニコ本社に向かったそうです。
アンチコンピュータ戦略(50) | 松本博文ブログ

午前2時の時点で5人並んでいて、5時前には30人超えているという。始発で来ても指せなかった人がいたようです。それにしても皆さん将棋が好きですね。
今回の企画がここまで盛り上がったのはmtmtさんのブログの影響だと思います。初日の自ら解説しながらの挑戦も面白かったですし、アンチコンピュータ戦略の連載も勉強になりました。お疲れ様でした。


今日は東大流の相振り香得定跡を狙う方が多かったです。というか、こればっかりでしたね。昨日挑戦された東大将棋部の奥村さんもこれでほぼ勝ちというところまでいきました。この作戦は先手から誘導しやすいので皆さん真似したんでしょうね。初手▲6六歩とすると、GPSはほぼ相振り飛車で穴熊にする。そして香損の端攻めをしてくれる、というもの。

20130310小木GPS

この香得定跡で人間が次々に優勢になるのですが、そこから勝つのが大変でした。佐々木勇気プロが「必勝」と断言したところから、寄せ損なって逆転負けという将棋が何局かありました。先手がプロならあれを勝ち切ってたんでしょうが。100万円を意識して震えたようにも見えました。

終わってみれば人間側の全敗という結果になりました。毎回書いていますがGPSは強いですね。

5日目の解説は佐々木勇気プロでした。1人で解説するのは初めてということで最初はあまり口数も少なかったのですが、だんだんと慣れてきて良い解説だったと思います。やはり手がよく見えますね。アマチュアとプロの違いを感じました。まだ18歳ということで声も可愛らしく、また率直な発言が多くてファンになりました(笑)

印象に残った場面は「同じ条件(15分30秒)で戦ったらGPSに何回勝てるか」という質問に「10回中7回勝てる」と答えたところですね。勇気くん強気だなと思ったと同時に頼もしくも感じました。彼は将来のA級候補だと思うので、これぐらい強気で頑張ってもらいたいですね。

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最後に、5日間の対戦成績をまとめておきます。
1日目 0勝9敗
2日目 2勝20敗(勝者:下平雅之、中川慧梧)
3日目 1勝26敗(勝者:細川大市郎)
4日目 0勝23敗
5日目 0勝26敗

通算では 3勝104敗でした。(放送の最後で運営が3勝81敗と言っていたけど、4日目のを入れ忘れてる?)

参加された皆さん、お疲れ様でした。
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(2009/03/25)
細川 大市郎

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[ 2013/03/11 08:00 ] 電王戦 | TB(0) | CM(0)