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将棋は逆転のゲーム NHK杯北浜健介vs木村一基

2013年06月09日第63回NHK杯1回戦第10局(NHKの公式サイト、月曜の昼以降に更新される)

北浜健介八段(係長)と千駄ヶ谷の受け師・木村一基八段の対戦。過去の対戦成績は北浜1勝、木村11勝と木村が大きくリードしている。2人は順位戦、竜王戦のクラスが近いのでこれだけ差がついているのは意外だ。

戦型は北浜先手で横歩取りの出だしから飛車を引いて相掛かり。▲2六飛型の相腰掛け銀になった。銀交換になってから先手は3筋と1筋を突き捨てて▲1二銀。棋風通り北浜が攻め、木村が受ける展開になった。
20130609北浜木村1
△8四飛(54手目)と浮く手が味良く見えたが、▲2二金とベタッと貼って△3一銀には▲2三歩で先手の攻めが切れない。さすがの木村八段でも受け切るのが難しくなった。

20130609北浜木村2
そして88手目の局面、後手玉には即詰みが生じていた。▲3三桂成に△同銀は▲1二銀△2四玉▲2二竜以下。また▲3三桂成に△1四玉は▲1五香△同玉▲1六銀△同玉▲1七金以下詰んでいる。しかし、北浜は秒に追われたような手付きで▲4八金打と受けてしまう。

それでもまだ先手が良かったのだが、木村の粘りで形勢は混沌としてきた。後手は△2四玉(94手目)から入玉を目指し、一目散に逃げて1九の地点まで到達する。だが、飛車を取られ玉の周りには守りがない。一手間違えると捕まってしまう可能性もある。

20130609北浜木村3
この後1九の玉を巡る攻防が続いたが、△3六銀と派手なタダ捨てが飛び出して木村が逆転に成功した。最後は先手玉を即詰みに討ち取って木村八段の勝ちとなった。

途中までは北浜八段の快勝譜となるはずだったが、まさかの逆転負け。対戦成績1勝11敗という相性の悪さも影響したのかもしれない。解説の屋敷九段は「将棋は根性が大事」とまとめていたが、確かにこれは根性、執念としか言いようがない。

「将棋は逆転のゲーム」という言葉を改めて実感した一局だった。
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[ 2013/06/10 07:00 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

12月21日 棋聖戦、藤井九段快勝!

blogのトップがいつまでも暗い話(電王戦)なのもアレなので明るい話題で更新。

順位戦6連敗スタートでファンを心配させていた藤井猛九段だが、このところ復調の兆しがみられる。現在3連勝中で、しかも内容が良い。

先日21日(水)の棋聖戦二次予選、vs北浜健介七段戦は将棋連盟モバイルで中継されていたが、藤井先生らしい勝ち方で将棋も面白かった。

藤井九段が先手で角交換型の四間飛車を採用した。角交換から▲9八飛・▲7八銀の形は前例があるが奇妙な形。なんとも独創的な駒組みである。前例の▲藤井△先崎戦では、後手が8筋の交換を避けたのだが、北浜七段は果敢に踏み込む。
藤井北浜001

飛車先を交換してきたのに対して、▲8七歩では後手の言い分を通してしまう。▲7七角もあるが△同角成▲同桂に△8九角が気になったようだ。歩を打たず▲7九金!で頑張る。しかし、△8八歩にはどうするのだろう?本当に大丈夫なのか?と思ってみていたが、北浜七段は長考の末△3二玉と自重した。

△8八歩は▲7七桂△8九歩成▲同金に角を切っていくことになるが、後手は角を切ると2二の銀が離れ駒になってしまう。先手からは▲5五角が両取りになる反撃があるため、北浜七段は踏み込めなかったようだ。この辺の水面下の変化は中継の棋譜コメントが詳しい。難解な変化だが最善を尽くせば先手が良くなるようだ。

△3二玉は一番無難な手だが、先手も飛車を8筋に戻して攻めに参加させることができた。こうなれば先手不満がない。

その後も細かくポイントを重ねた藤井九段が優勢を築き、87手で快勝。

藤井九段、今年最後の対局を白星で締めくくった。
この勝利は藤井ファンにとって最高のクリスマスプレゼントとなったのではないでしょうか。

今年は順位戦降級、B1で6連敗と良くないことが続いたが、来年は心機一転頑張ってほしい。また大舞台での活躍が見たいですね。

※棋譜と詳しい解説は日本将棋連盟モバイル(http://www.shogi.or.jp/mobile/)でご覧ください。


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[ 2011/12/24 08:00 ] 棋聖戦 | TB(0) | CM(0)