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NHK杯 堀口一史座vs糸谷哲郎

超がつくほどの早指しで前期谷川森内渡辺を下して準優勝した糸谷の登場だ。
対するシーザー堀口も早指しは強い。10年以上前だが、早指し棋戦(銀河戦)で15連勝、NHK杯でも準優勝の経験を持つ。共に、NHK杯戦準優勝の実績のある似た者同士の両者の対戦。


戦型は一手損角換わりとなった。最近復活の兆しが見られる腰掛銀の将棋。
36手目は△7三桂が多いところで、△7三桂なら同型の将棋となる。本譜は△4三金右で後手は専守防衛の構え。

先手は▲4八金~▲2九飛。角交換系の将棋ではよくみられる隙のない構えである。
対して後手は42手目△1二香。これは穴熊を目指したというよりは手待ちの意味が強いようだ。「1一玉と入城しても3二金が浮き駒なので▲4一角が厳しくなる」と解説の広瀬王位。△4二金引のような手待ちが普通だが、それだと▲4五歩から仕掛けられる。

そこで堀口は仕掛けを見送り▲6八銀と引いたが、後手からするとありがたかったのかもしれない。△8五歩▲7七銀でこの部分だけみると後手が一手得している。そこで△6五歩から仕掛けていった。

△7五歩(48手目)に堀口は▲6四角。角で7五の歩を払って歩得だが、このあと桂跳ねから7二の飛車で切られてしまう。64手目△6六角(第1図)と王手で打たれて、△5七角成と成られた局面は既にプロ的には先手が勝てない将棋のようだ。次の△6六桂が厳しい。
堀口糸谷1

序盤から早指しの糸谷だったがその後も、時間を使わずにビシバシと指してくる。これに渡辺、郷田ら一流棋士もやられた。

69手目▲5八歩では桂打ちを消して▲6七歩と辛抱するのが優ったが、それでも糸谷優勢は変わらなかったようだ。最後は6五の銀を取られて馬を作られたのが決め手で以下堀口が形作りして終局。

考慮時間を7回(ちなみに堀口は残りゼロ)、放送時間を40分余しての糸谷の圧勝!

30分以上の長い感想戦。堀口はものすごく悔しそうにしていて、糸谷だけが喋るのが観てて面白かった。そのうち堀口もボヤキはじめたが。たぶんカメラの向こうに残り時間が示されているのだろう。チラチラ時間を気にしていた。

これで糸谷は2年連続のベスト8進出。次の相手は一昨年、このNHK杯で糸谷にやられた郷田である。優勝の可能性も十分にあるのではないか。





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[ 2010/12/26 23:25 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)