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NHK杯3回戦 広瀬章人vs村山慈明

先手の広瀬章人七段は現在順位戦B級1組で7勝2敗、一方後手の村山慈明六段もB級2組で6勝1敗と好成績を残している。20代若手強豪同士の対戦ということで楽しみにしていたのだが、将棋は意外な幕切れとなった。

広瀬七段が先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△8八角成の出だしから一手損角換わりになった。2人の過去の対戦はすべて相穴熊で、相居飛車になるのは今回が初めてだ。相腰掛け銀で先後共に4筋(6筋)の位を取る形に進んだ。先手の仕掛けに対して後手が反撃して難解なねじり合いに。

終盤まで形勢が揺れ動く大熱戦になった。先手が勝ちに近づいたのだが・・・
20131208広瀬村山

△5九飛(114手目)の局面、後手玉は▲3二銀成以下簡単に詰んでいる(7手詰め)。しかし、広瀬七段はこれを見逃し4三に銀を打ってしまう。以下△4三同金▲同銀成△7九角以下先手玉が詰んで村山六段の逆転勝ちとなった。

村山六段もこの詰みには気づいていなかったようで、感想戦で指摘されて驚いていた。

終盤に強い広瀬さんが簡単な7手詰めを見逃すとはびっくり。今年のNHK杯はこの前の行方さんの△8八馬とか事件が多いですね。
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[ 2013/12/09 06:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

第72期B級1組順位戦10回戦

昨日は順位戦B級1組の10回戦とB級2組8回戦がありました。
結果は以下の通りです。

<B級1組>
松尾 歩七段(6勝3敗)○-●藤井 猛九段(3勝6敗)
高橋 道雄九段(1勝9敗)●-○阿久津 主税七段(7勝2敗)
木村 一基八段(3勝6敗)●-○鈴木 大介八段(2勝7敗)
丸山 忠久九段(6勝3敗)○-●畠山 鎮七段(4勝5敗)
広瀬 章人七段(7勝2敗)○-●橋本 崇載八段(5勝5敗)
豊島 将之七段(8勝2敗)○-●飯塚 祐紀七段(4勝5敗)

この中では広瀬橋本戦が熱戦で面白かったですね。終盤、後手の橋本八段にチャンスがあったのですが、▲5八銀の中合いを見落としていたようで広瀬七段が競り勝ちました。
20131205広瀬橋本

昇級争いは2敗で広瀬、阿久津、豊島の3人、3敗で丸山、松尾が追う展開となっています。現時点では8勝2敗で暫定首位の豊島七段ですが、広瀬さんと阿久津さんがこのまま勝ち続けると順位の差で2敗でも上がれない可能性があります。まぁ3人のうち誰かは多分こけるとは思いますが。

降級争いは高橋九段が1勝9敗となって厳しくなりました。残り2連勝して鈴木、木村、藤井のうち2人が3勝9敗以下でないと残留できません。鈴木八段は逆転勝ちで大きな2勝目。とはいえこちらも苦しい状況に変わりはありません。下位4人(高橋、鈴木、木村、藤井)はいずれも最近までA級で活躍していた先生方。この4人が残留争いというのは勝負の世界は厳しいですね。

<B級2組>

佐藤 天彦七段(8勝0敗)○-●島 朗九段(0勝7敗)
中川 大輔八段(3勝4敗)○-●窪田 義行六段(1勝6敗)
阿部 隆八段(2勝5敗)●-○野月 浩貴七段(5勝3敗)
森下 卓九段(5勝2敗)○-●田村 康介七段(2勝5敗)
井上 慶太九段(3勝4敗)●-○中田 宏樹八段(5勝2敗)
安用寺 孝功六段(2勝5敗)●-○杉本 昌隆七段(3勝4敗)
飯島 栄治七段(5勝2敗)○-●泉 正樹八段(5勝2敗)
青野 照市九段(3勝4敗)●-○村山 慈明六段(6勝1敗)
稲葉 陽七段(4勝3敗)○-●戸辺 誠六段(4勝3敗)
南 芳一九段(3勝4敗)●-○北浜 健介八段(4勝3敗)
中村 修九段(1勝6敗)○-●畠山 成幸七段(3勝5敗)
△先崎 学八段(6勝1敗)-▲堀口 一史座七段(1勝6敗)※不戦勝

B2は佐藤天彦七段が8戦全勝で単独トップ。あと1つ勝てば昇級が決まります。2枠目は混戦。1敗で先崎、村山、2敗で中田宏、飯島、森下、豊川、泉の5人。残り3局、豊川、先崎、村山戦を残している森下九段がキーマンになりそうです。

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[ 2013/12/06 07:21 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

第63回NHK杯2回戦 渡辺明vs広瀬章人

先週の佐藤豊島戦のときに「2回戦屈指の好カード」と書いたが、この渡辺広瀬も決勝で当たってもおかしくない好カード。今の20代の棋士の中でタイトルを獲得したことがあるのはこの2人しかいない。過去の対戦成績は渡辺5勝、広瀬3勝。直近は渡辺が4勝1敗と勝ち越している。

戦型は広瀬七段が後手で得意の四間飛車穴熊を採用。渡辺も居飛車穴熊に組んで相穴熊になった。△7一金を省略して△6三銀~△5四歩を急ぐのが広瀬流。次に△5五歩を突いて5筋にと金作りを狙っている。この形は広瀬さんが将棋世界に連載中の「僕の考える振り飛車のアイディア」にも解説されている。△5五歩に先手も▲2四歩△同歩▲3五歩と仕掛けて戦いが始まった。
20131006渡辺広瀬2

2二の地点で飛車交換になった局面は香得で馬を作っている後手が良いと思う。▲4二飛(次に▲6二角成)は△3二飛で受かっている。

その後の広瀬さんのリードの広げ方が上手かった。まず△5七歩成▲同角を利かし、角を切られる変化を消してから△6三銀~△5一香。これで自陣が堅くなった。続いて7五に角を逃げさせてから△7四歩を突いて▲7五桂の反撃を消す。これで後手の穴熊を攻略するのは難しくなった。

最後は2四の馬を切って一気の寄せ。相穴熊は一度差がつくと挽回不能になることが多いが、本局もそうだった。竜王に形も作らせずに広瀬さんの圧勝に終わった。
20131006渡辺広瀬1

先手は▲2三歩(53手目)がどうだったか。将棋世界11月号の広瀬講座で同じ局面が解説されていたが、▲2三歩は「後手まずまず」、代えて▲3三歩成なら「ほぼ互角」と書いてあった。

広瀬七段の会心譜だったと思う。この勢いで今期は上のほうまで勝ち進んでほしいですね。
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[ 2013/10/06 21:58 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

第72期B級1組順位戦開幕

名人戦棋譜速報
昨日のB級1組を皮切りに今期の順位戦が開幕しました。
昨日の結果は以下の通り。

阿久津 主税七段(0勝1敗)●-○山崎 隆之七段(1勝0敗)
松尾 歩七段(1勝0敗)○-●鈴木 大介八段(0勝1敗)
豊島 将之七段(1勝0敗)○-●藤井 猛九段(0勝1敗)
飯塚 祐紀七段(0勝1敗)●-○畠山 鎮七段(1勝0敗)
広瀬 章人七段(1勝0敗)○-●高橋 道雄九段(0勝1敗)
橋本 崇載八段(1勝0敗)○-●丸山 忠久九段(0勝1敗)


6局とも熱戦で面白かったです。その中で最も激戦だったのが▲広瀬△高橋戦。横歩取りの将棋で中盤は広瀬ペースで進みましたが、高橋九段が△6五金~△5四玉の顔面受けで勝負し流れを引き寄せます。最後は後手に勝ちがあったのですが、高橋さんが詰みを逃してしまい負け。130手目△3六金で△4六歩なら手数は長いですが詰んでたようです。
20130606広瀬高橋

橋本丸山戦は橋本さんが3手目▲1六歩からゴキゲン中飛車。相穴熊のねじり合いになりましたがハッシーが制しました。昨年の成績不振はA級の面子が凄すぎただけで、やっぱ強いですね。

豊島藤井戦は藤井先生の後手角交換四間に先手が端の位を取って銀冠。藤井先生得意のガジガジ攻めが出ましたが細かったようです。後手の攻めが切れたところで藤井九段の投了となりました。

昇級争いは豊島七段を本命に推したいと思います。対抗は山崎七段と丸山九段。個人的には山崎さんにそろそろ上がってほしいです。丸山九段は本来このクラスにいてはいけない人。今期は竜王戦での敗退が既に決まっているので順位戦に集中できるのではないでしょうか。初戦は黒星スタートでしたがここから巻き返してくると思います。
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[ 2013/06/07 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

B級2組10回戦 広瀬飯塚昇級

対戦表
広瀬章人七段が既に昇級を決めていたB級2組。残る1枠は2敗の飯塚祐紀七段が勝ってプロ20年目にして初のB1昇級を決めた。

昇級の一番は早指しで有名な田村康介六段との対戦。▲田村の誘導で力戦相居飛車の将棋に。予想通り早い進行になった。先手が矢倉を目指したのに対し、後手は二枚の銀を繰り出し中央から急戦を仕掛ける。後手の鋭い攻めが炸裂し飯塚七段の快勝。

終局は17時49分。昇級争いの大一番が一番早く終わってしまった。田村さんらしい淡白な投了だった。一方の飯塚七段は昇級がかかっているとは思えないほど元気で若々しい将棋でしたね。

来期B1は厳しいメンバーが揃っているが、頑張って残留してほしいと思う。
飯塚先生、昇級おめでとうございます!

B級2組の最終結果は以下のとおり

【10勝0敗】広瀬(=昇級)
【8勝2敗】飯塚(=昇級)
【7勝3敗】北浜、戸辺、飯島
【6勝4敗】中川、島、畠山成、堀口一、野月、森下
【5勝5敗】杉本、阿部隆、南、窪田
【4勝6敗】先崎、泉、田村
【3勝7敗】豊川、安用寺、田中寅(=降級)
【2勝8敗】桐山(=降級)
【1勝9敗】神谷(降級点)、青野(降級点)

降級点は田中寅、桐山、神谷、青野の4人。田中と桐山は降級点2回で降級となった。タイトル経験者の降級は寂しいですが、年齢的に仕方ないでしょうか。中原米長世代のベテランがまた1人いなくなってB2もかなり若返った感がありますね。

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[ 2012/03/11 08:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)