スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

王座戦挑決トーナメント 羽生二冠vs戸辺六段

16日(月)に携帯中継された王座戦の羽生善治vs戸辺誠戦を振り返ってみる。

戸辺六段のゴキゲン中飛車に羽生二冠の「超速」。菅井流△4四歩に先手が「羽生新手」▲7八銀で対抗する形となった。「羽生新手」の初出は朝日杯の羽生菅井戦で羽生二冠の快勝。その後棋王戦第3局の郷田久保戦でも指され、こちらも「超速」の勝ち。菅井流に対しては「羽生新手」が決定版になるか・・・と思ったが、意外にも直近の将棋は菅井流が3連勝中とのこと。まだまだ難しい所が多く、簡単には結論は出ないようだ。

羽生戸辺王座001

さて、43手目の局面を見てほしい。
▲2八歩に▲5八歩と先手が利かされ続けている。△6五歩に▲7七銀と引かされて角の働きも良くない。この局面先手を持ちたいという人は少ないだろう。

しかし、この将棋勝ったのは先手の羽生二冠。これで指せるとみた羽生さんの大局観が凄かった。ここから後手は穴熊に潜ったが端攻め一発で潰されてしまった。

この将棋を見て思ったのは超速が強いというよりも、超速を指している棋士が強いから勝っているのだということ。身も蓋もない話になるけれども。佐藤流▲5七玉もそうだが、本譜の羽生二冠の構想にしても簡単には真似出来ない。「超速」がゴキ中を苦しめているのは確かだが、最後は個々の棋士の力で決まるのだろう。

スポンサーサイト
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2012/04/19 07:30 ] 王座戦 | TB(0) | CM(0)

大混戦の王位リーグ

第53期王位戦(対戦表)
53期王位戦の挑戦者決定リーグは現在3回戦が進行中。

最近のタイトル戦はいわゆる「羽生世代」の活躍が目立っているが、棋聖戦と王位戦では若手が出てくると思う。特に王位戦はそうなりそうな雰囲気がある。現在挑決リーグに残っている「羽生世代」は藤井、丸山の2人のみ。両者ともに順位戦で降級しており調子は良くない。

紅組は中村修九段以外は20代。若手強豪が勢揃いで白組よりも激戦区という印象がある。一昨日、戸辺六段が船江五段に敗れ、早くも全勝が消えた。普通に考えれば渡辺明竜王が本命だがここに来て連敗中(NHK杯決勝、棋聖戦vs深浦、王位リーグvs戸辺)。調子を落としているので他の棋士にも十分チャンスはある。中村九段以外は誰が勝ち上がってもおかしくない。

リーグ初参加の船江恒平五段もこのメンツの中では厳しいと思ったが、ここまで2勝1敗と健闘している。
金曜日のvs戸辺戦は終盤の面白い将棋だった。ゴキ中対超速で船江五段のほうがずっと良かったと思うが、終盤馬を取らずに"▲5二と"と強く踏み込んで勝ち。この切れ味鋭い終盤力が船江五段の持ち味だ。
1回戦の広瀬七段戦でも入玉模様の難解な終盤戦を制して勝ち。この将棋も面白かった。

このまま勢いに乗って挑戦まであるかもしれない。ラストの渡辺竜王戦がとても楽しみだ。

一方、白組は藤井猛九段と牧野光則四段が2連勝。リーグ開幕前は丸山、村山のどちらかが来ると思ったが村山五段は2連敗スタートで脱落。丸山九段も調子は今ひとつなので、藤井九段の挑決進出は十分あるだろう。しかし挑決で紅組の勝者に勝つのは厳しいか。個人的に羽生藤井の番勝負は見たいので頑張ってほしいですが。

もう1人全勝の牧野四段にも頑張ってほしいが、残り3局藤井、丸山、村山に勝ち越すのは難しいと思う。
残りの相手を見ると藤井九段が有利に思えるが、果たしてどうなるだろうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2012/03/25 07:30 ] 王位戦 | TB(0) | CM(0)

第61回NHK杯 片上vs戸辺

日曜朝のNHK杯。今日は聞き手の矢内理絵子さんが一段と美しい。あのスカーフは先日の「棋士会・東日本大震災チャリティーIN名古屋」で最高金額で落札されたものだそうだ。CAみたいで似合ってると思う。チャリティーに出したのはもったいなかったかな(笑)。

さて、今週は片上大輔六段対戸辺誠六段のツイッタラー対決となった。

後手の戸辺誠六段が2手目△3二飛戦法をぶつけてきた。▲2六歩に4手目△4二銀は佐藤康光新手。先日の順位戦C級1組▲村山△日浦戦もこの形で後手が勝っている。

乱戦含みの序盤だったが、互いに囲いあって穏やかな展開となった。先手は左右どちらにも囲いづらいので中住まい、後手は美濃囲い。後手だけ角を手放し、しかも歩切れなので損のように見えるが美濃に囲って実戦的に指すという方針だったようだ(戸辺流ブログ参照)

中住まいの急所は玉頭、ということで6五に銀を出て5筋を攻める。△5六飛(68手目)と飛車交換を迫ったところは後手優勢だと思う。後手の美濃囲いが堅く、先手陣は飛車打ちの隙が多い。

片上戸辺001

先手陣持ちこたえられないだろうと思ったが、そこから必死の粘りをみせ長い将棋になった。早逃げの効果で先手玉はなかなか寄らない。3二で遊んでいた馬を1四に引きつけて上部開拓、入玉もみえてきた。

片上戸辺NHK002

▲3五銀で竜の利きを遮断して入玉を狙ったが、△2四金が決め手。▲同銀なら△2六成桂▲同玉△2五金で玉を下段に落とす。実戦は▲1五銀と受けたが、△3五金▲同歩△同竜がまた詰めろで受けが難しい。

戸辺六段が先手の粘りを振り切って快勝。2回戦の羽生NHK杯戦も頑張ってほしい。


マイコミ将棋BOOKS 戸辺流現代振り飛車手筋集マイコミ将棋BOOKS 戸辺流現代振り飛車手筋集
(2011/06/24)
戸辺 誠

商品詳細を見る

このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2011/07/17 23:21 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

【新刊】戸辺流現代振り飛車手筋集


マイコミ将棋BOOKS 戸辺流現代振り飛車手筋集マイコミ将棋BOOKS 戸辺流現代振り飛車手筋集
(2011/06/24)
戸辺 誠

商品詳細を見る


石田流三間飛車、ゴキゲン中飛車の使い手として活躍している戸辺誠六段の新刊。
先日、都内の有名書店に行ったら既に売り切れていたので別の書店で購入した。アマチュアに人気の戦型ということもあり売れ行き好調のようだ。

戸辺六段とライターとの対話形式で、石田流ゴキゲン中飛車の指し方を序盤・中盤・終盤に分けて解説している。タイトルに「手筋」とあるが、序盤、中盤は定跡の解説が多い。
基本定跡はもちろん、最新の研究、秘策についても紹介している。例えば下図、日曜日(26日)の大和証券杯▲戸辺△久保戦の▲4五銀~▲6五歩の仕掛けもこの本に載っているものだった。

戸辺久保001

上図から角損の攻めで無理やり捌いていったが、実戦は居飛車に攻めを切らされてしまった。ただアマチュアレベルだと結構煩い攻めなのかなとも思う。

全体的に細かい指し手よりも感覚的な部分を重視した説明で、読みやすい。この本を読むことで中飛車・石田流を指しこなすコツがつかめるようになるかもしれない。






このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2011/06/30 21:28 ] 書籍レビュー | TB(0) | CM(0)

戸辺旋風

久しぶりに将棋連盟のHPをチェックしてみたら、3月30日の結果のところで

○戸辺 誠 羽生善治● 王位戦 挑決リーグ

とあって(戸辺さんには失礼かもしれないが)驚いた。王位リーグ初参加の戸辺誠六段だが、これで三連勝。本命の羽生三冠を破って一気に挑戦の目も出てきた。

破った相手が凄い
予選では森内、久保、リーグ白組では三浦、丸山、羽生とA級・タイトル保持者を立て続けに倒している。

戸辺六段は石田流とゴキゲン中飛車を主力としている棋士。昨年度は久保二冠、里見女流名人倉敷藤花、戸辺六段など、石田流、中飛車を主力戦法に持つ棋士の活躍が目立った。居飛車側はトッププロでも対策に苦労しているようである。

さて、件の将棋は「戸辺流ブログ」によると
先手戸辺の三間飛車に後手羽生が四間に振っての相振り飛車だったとのこと。先ごろの王将戦でもそうだったが、羽生名人は石田流に対しては、最近苦戦を強いられている。石田流に対する対策も手探り状態のように見受けられる。

今年度も石田流&中飛車の流行は続くのだろうか?居飛車側に何か有力な対策が出てくるだろうか。
今期のプロ将棋観戦における注目ポイントの1つはやはりそこだろう。
そういう意味で、深浦王位vs戸辺六段の番勝負を観たいなぁと思う。(早い話ですが)
棋界でも有数の作戦家深浦王位が、「戸辺流振り飛車」にどういう作戦を立てるか、そして戸辺さんの勢いがどこまで通じるかをみてみたい。

戸辺六段、まだまだ難しい相手が続くが、この勢いのままで挑戦権を勝ち取ってほしいと思う。

戸辺流相振りなんでも三間飛車 (マイコミ将棋BOOKS)戸辺流相振りなんでも三間飛車 (マイコミ将棋BOOKS)
(2009/04/24)
戸辺 誠

商品詳細を見る




このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2010/04/03 23:37 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)