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2010年度終了 第38回将棋大賞

2010年度の全対局が終了。将棋大賞の各賞選考者も以下のように決まった。

第38回将棋大賞が決まる!(日本将棋連盟)

最優秀棋士賞は羽生名人が4年連続18度目の受賞。三冠(名人・王座・棋聖)を堅持、JT杯NHK杯優勝、竜王挑戦、さらには最多勝と、群を抜いた活躍をみせた。A級以上の棋士は予選がないのであまり勝率は伸びないものなのだが、それでも7割5分を超える勝率を残すのは凄い。

優秀棋士賞は2人。二冠とも防衛し、大和証券杯を制した久保さんが2年連続の受賞。渡辺さんは竜王7連覇に加え棋王挑戦、A級次点、対局数1位が評価されて2年ぶり3度目の受賞。タイトル数でいえば久保さんが単独受賞なのかもしれないが他棋戦でパッとせず勝率も6割に届かなかった(23勝18敗、.561)。勝率勝数を評価するならば渡辺竜王(36勝22敗)だが、各棋戦良い所まで勝ち進むもののあと一歩止まり。棋王奪取ならば渡辺「二冠」の単独受賞だったのだろう。選考委員会でも意見が分かれたのではないか。

最高勝率は、佐藤天彦五段(勝率.795)。連勝賞(17連勝)とのダブル受賞になる。年度末に渡辺明、屋敷伸之を破っての1位フィニッシュ。次に若手でタイトル戦に出てくるのはこの人だろう。現在進行中の第82期棋聖戦では準決勝に進出しており初のタイトル挑戦が期待される。

女流は、三冠を達成した里見さんが最優秀女流棋士賞を受賞。マイナビ女子オープン、女流王位戦では挑戦権を逃しているので2011年度中の「全冠制覇」はないが、新棋戦の女流王座戦、さらには男性棋戦での活躍が期待される。

名局賞には王位戦七番勝負第6局、広瀬深浦戦が選ばれた。私もこの一局に投票している。
深浦王位(当時)を応援していたので結果は残念だったが、見ごたえのある終盤戦だったと思う。深浦王位の敗勢からの粘りは見事だった。特別賞の藤井森内戦も大熱戦だった。ほんとうは両方に投票したかったが、「美人投票」的な意味で広瀬深浦戦に入れた。(順位戦は観てない人も多いだろうという読み)タイトル戦の最終局ということでより多くの人の印象に残ったのだと思う。

新手、妙手を指した者や、定跡の進歩に貢献した者に与えられる升田幸三賞は、「対ゴキゲン中飛車超速3七銀戦法」を創案した星野良生三段が受賞した。

超速37gin001

3七銀急戦そのものはゴキゲン中飛車初期からあったが、▲7八玉▲6八銀と囲ってから▲3七銀と出るのがこれまでの定跡だった。6八玉型のまま銀を繰り出すのが「星野流」。玉の囲いは後回しにして角頭と5五の歩を狙う。

公式戦初出は09年12月の朝日杯▲深浦△佐藤和戦。結果は中飛車勝ちとなったが途中までは居飛車が作戦勝ちの将棋だった。(→朝日杯棋譜
現在ゴキゲン対策の一番人気で、年明けの王将戦では久保後手番の3局全てが「超速3七銀」だった。ちなみに「超速」は将棋世界誌上で勝又教授が命名したもの。最初は正直微妙なネーミングだなぁと思ったがすっかり定着しましたね(笑



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[ 2011/04/02 16:00 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)