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順位戦の昇級者が全て決まる(関西勢躍進!)

名人戦棋譜速報

昨日行われたC級1組順位戦の最終局。
昇級枠2に対して、1敗で4人(真田、稲葉、村山、宮田敦)が並んでいましたが、稲葉陽六段、村山慈明六段が1敗をキープし昇級を決めました。真田圭一七段は勝てば自力昇級でしたが、千葉幸生六段に敗れ惜しくも昇級を逃しました。

2人ともおめでとうございます!

これでA級からC級2組まで全てのクラスで挑戦者&昇級者が決まったことになります。ここで昇級者をまとめておきましょう。

B1→A  行方尚史 ※久保利明
B2→B1 藤井猛 ※豊島将之
C1→B2 ※稲葉陽 村山慈明
C2→C1 ※菅井竜也 ※阪口悟 ※斎藤慎太郎
(※印は関西所属の棋士)

これを見るとわかるように昇級者9人中6人が関西所属の棋士。今年の順位戦は関西棋士の活躍が目立ちました。これに加えて新四段2人(千田翔太、竹内雄悟)も関西です。
最近の関西の若手棋士はレベルが高いですね。今回は惜しくも昇級を逃しましたが、澤田真吾五段は王位戦挑決リーグで3連勝中ですし、糸谷哲郎六段、大石直嗣四段も好成績を残しています。

このように若手の活躍が目立ちますが、中堅ベテランも負けずに頑張ってほしいですね。個人的に期待しているのは山崎隆之七段。最近は若手の活躍に押され気味ですが、来期こそはA級に上がってほしいです。

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[ 2013/03/13 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

NHK杯2回戦 稲葉vs丸山

棋譜→2012年11月04日第62回NHK杯2回戦第13局(NHKの公式サイト、月曜昼以降に更新される)

関西若手強豪の稲葉陽六段と現在竜王挑戦中の丸山忠久九段の対戦。

丸山九段が後手で得意の一手損角換わりを採用した。対して先手は早繰り銀。竜王戦挑決の第3局、そして先日の竜王戦第2局でも現れた形である。


図は終盤、後手の攻めが急所に入って優勢かと思ったが、▲7六銀(69手目)が手厚い受け。先手玉は右辺が広く、飛車の横利きもあって攻めをつなげるのが難しい。ここで丸山は考慮時間を使い切って△2五馬。飛車に当てつつ△4七馬をみている

以下△4六馬から王手飛車がかかったが、先手玉も上部へ脱出し入玉模様になった。


△2三銀で角を取って後手は大駒3枚を持った。もし相入玉になれば点数で後手が有利だが、丸山は△9三飛(118手目)から寄せにいく。▲5五香の馬取りに△7三飛!「男だね~」(井上九段)ここからの井上九段のコメントは解説じゃなくてただ感想を言うだけになった(笑)

一段目に入った先手玉を延々と追いかけたが、捕まらなかった。大激戦の末、179手で稲葉六段の勝ち。普段勝っても負けても感情に出さない丸山九段が頭を抱えていたのが印象的だった。丸山さんからすると途中勝てそうな将棋だったのでものすごく悔しいだろう。

早指しならではのスリリングな終盤戦で、面白い将棋でした。
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[ 2012/11/05 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

竜王戦決勝T 稲葉vs大石 藤井vs豊島

まずは4日の稲葉大石戦、今週中継された中では一番面白い将棋でした。特に終盤戦が見ごたえがあったので是非並べてほしいと思います。

棋譜→第25期竜王戦決勝トーナメント 稲葉陽六段 対 大石直嗣四段

後手大石四段のダイレクト向かい飛車に先手が▲6五角と打つ変化になった。後手の囲い方が難しそうに見えたが、大石は右玉風に囲う。後手勝勢で迎えた終盤戦。

稲葉大石竜王001
図は大石四段が歩頭に△5五金と打ったところ。普通ならばこれが鮮やかな決め手となるところだが、ここで先手から絶妙の切り返しがあった。

▲5三金△7一玉▲6二金!

△5五金も凄かったが▲6二金がそれを上回る妙手だった。▲6二金では棋譜コメントにもあった▲4一飛から桂馬を抜くほうを考えてた人が多いと思う。なるほど、5五の金を抜いたほうが粘れるのか。にわかに逆転ムードが漂う。

▲8五桂(111手目)のところでは逆転しているかと思ったが、あとで棋譜コメントを読むと後手が残していたようだ。△6一桂と受けた手が敗着。▲8五桂は詰めろだが、△5五金と竜を取れば「詰めろ逃れの詰めろ」になっていた。▲7三桂成△同玉▲5一角には6二飛合で際どく詰まない。(他の合駒は詰む)同様に次の114手目も6五の桂馬でなく5五の飛車を取るべきだった。

以下、稲葉六段が見事な逆転勝ち。逆転を呼び込んだ▲6二金は来年の「妙手ポカ選」(将棋世界)に選ばれそうですね。次の三浦八段戦も楽しみ。

====================

そして昨日(6日)の藤井豊島戦は先手藤井猛九段が藤井システムを採用した。対して後手の豊島将之七段は右銀急戦を選択。先手が端歩を突かずに▲3六歩・▲4六歩を急いだのが珍しい。
棋譜→第25期竜王戦決勝トーナメント 藤井猛九段 対 豊島将之七段

藤井豊島竜王001

中盤の△7六馬!(40手目)が凄い手だった。△9五馬~△8五馬や△9九馬が普通だが、なんと馬の押し売り。▲同銀に△7四飛で飛車が生還できる。流石の藤井九段もこの手には気づかなかったようだ。飛車を持ってるのが大きく後手優勢となった。

終盤も完璧な指し回しで豊島七段の勝利。△7二歩(68手目)~△7一歩の小技も憎い。ほんとに序盤中盤終盤、隙がないよね。

豊島七段、稲葉六段、そして大石四段・・・と最近の関西の若手は強いな。
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[ 2012/07/07 08:08 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)

第62回NHK杯1回戦第1局 大石vs稲葉

NHK杯テレビ将棋トーナメント|NHK囲碁と将棋
62回NHK杯が始まった。開幕戦は大石直嗣四段と稲葉陽五段の関西若手対決。稲葉五段は棋聖戦の挑決に進出したこともある実力者だが、NHK杯は意外にも初出場となる。予選では前々回準優勝の糸谷六段を倒している。

解説は大石の兄弟子の山崎隆之七段。羽生さんの名誉NHK杯について聞かれて「私たち他の棋士がだらしない」と言っていたのが印象的。そうだよね。羽生さんの記録は確かに凄いけれども、他の棋士がもっと頑張らないといけないと思う。今期山崎は羽生と対戦する可能性があるので、打倒羽生、そして2度目の優勝目指して頑張ってほしい。

将棋は大石四段が先手で横歩取り。8五飛封じの(旧)山崎流に後手が8四に飛車を引く形となった。△8四飛に▲8七歩を打つのが定跡だが、大石は歩を打たずに▲2八銀と上がる。これは新手かと思ったが、手元のデータベースで調べると一局だけ前例が見つかった。(68期C2順位戦▲児玉△金井戦)「児玉流」だったか。名局賞特別賞を受賞した将棋でしたね。この銀を前進させて3筋を攻めるのが先手の構想。

先手が6六に角を据えてシンプルに3三の地点を狙ったのに対して後手は△5二玉(36手目)の早逃げ。堅いだけでなく左右に広く逃げられるのが中原囲いの強みだ。この△5二玉で先手の3筋攻めが空振り気味になってしまった。
△6五桂に▲4六銀(43手目)と引くようでは作戦失敗だと思う。先手だけ角を手放して、右桂も使えてない。歩越しの攻めは無理があったか。
大石稲葉001

△8六歩(46手目)の合わせに、大石は▲同歩ではなく▲3三角成と突撃!
二枚換えで駒得になるが△8七歩成~△7八とが「必至に近い詰めろ」(山崎七段)で後手の攻め合い勝ちになりそうだ。このとき後手は予め玉を5二に逃げているのが大きい。もし玉が4一ならば▲3三飛成が詰めろ(▲4三竜~▲3三桂)なので一回受けなければならない。
大石稲葉002

▲7九金(55手目)に竜を逃げずに△7七角が好手。この手が竜当たりにもなっていてピッタリだった。対して大石は▲4四桂と捨てて粘ってみせたが、馬が手厚く後手勝勢。

以下、着実な手を続けた稲葉五段の勝ち。△7七角は稲葉さんらしい切れ味鋭い決め手だった。相手が強くなればなるほど力を発揮するタイプなので2回戦の丸山九段戦も期待できると思う。

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[ 2012/04/09 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

C級1組10回戦 佐藤天彦六段昇級

対戦表

昨日のC級1組。
1敗の佐藤天彦六段が勝ち、2敗勢が抜け番の稲葉陽五段を除いて全員敗れたため、佐藤天六段の昇級が決まった。
結果は以下のとおり(昇級争いと関係するところだけ)

佐藤 天彦六段(8勝1敗)○-●小林 健二九段(3勝6敗)
豊島 将之六段(6勝3敗)○-●佐藤 秀司七段(4勝5敗)
小林 裕士七段(6勝3敗)●-○宮田 敦史六段(4勝5敗)
浦野 真彦七段(6勝3敗)●-○近藤 正和六段(5勝4敗)
糸谷 哲郎六段(4勝5敗)○-●真田 圭一七段(6勝3敗)
高崎 一生五段(6勝3敗)○-●平藤 眞吾七段(6勝3敗)
※稲葉陽五段(7勝2敗)は抜け番

残り1枠は混戦。2敗の稲葉陽五段(29位)が自力。稲葉五段が敗れると3敗組にもチャンスがあり、浦野七段まで可能性が残っている。
7勝2敗:稲葉(29)
6勝3敗:小林裕(4)、豊島(5)、高崎(8)、真田(10)、平藤(12)、千葉(15)、大平(19)、浦野(24)

今年のC1は若手強豪勢揃いで開幕前から潰し合いが予想されたが、やはりそのとおりになった。佐藤天六段は順位が良くないのでキツいと思ったが、ライバルの豊島、村山を倒して文句なしの成績。来期B2でも昇級候補でしょうね。

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[ 2012/02/08 06:47 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)