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第61回NHK杯 01回戦08局 阿久津主税vs窪田義行

先手の阿久津主税七段は昨年度講座「あっくんの目ヂカラ~」でお馴染み。前期順位戦でB級1組昇級を決めたが、抽選時はB2だったので予選を勝ち抜いての本戦出場だ。対する松平義七郎行頼こと窪田義行六段。将棋だけでなく言動も個性的で、私の好きな棋士の1人だ。対局中の動きが大きく、喋り方も独特で、ある意味TV向きの棋士だと思う。本局は窪田六段の対局中の動きも鑑賞ポイントだろう。

後手藤井システム対右銀急戦の対抗形となった。端歩を突き越すこの形を指す棋士は限られており、今では窪田六段と室岡七段ぐらいだろうか。解説の松尾七段曰く「10年くらい前に指されていた将棋」。後手は大山流の△3二金で急戦を受け止める。△3二金では△3二飛もあり好みの分かれるところ。金を上がって受けるのはいかにも窪田流といった感じがする。

2011窪田阿久津001


先手は先に桂損したが、3筋を抑え、2筋に飛車を回っての反撃があり均衡が取れている。△5四金(上図)は▲2九飛に△4三飛の受けを用意したもの。形にとらわれない窪田流の金上がりだが、それでも▲2三歩成~▲3三歩成から2筋を突破して先手が優勢となった。

そこから数手進んで73手目の局面。

2011窪田阿久津002
▲3四桂と打って無理やりこじあける手もあったが、阿久津はじっと▲1四歩。意味は△3二銀に▲2三歩△同竜▲1五桂を用意したもの。後手は△7六金とプレッシャーをかけたがそこで▲7七銀と受けたのが好手。以下△7七同金▲同角で金銀を交換して8八の角も捌けて先手がさらに指しやすくなった。

97手で阿久津七段の中押し勝ち。投了の局面先手は角得で自陣が鉄壁なのに対し、後手は粘りようがない。窪田さんの将棋ということで長手数の熱戦を期待したが、(直近の銀河戦、vs野月戦では200手を超える大熱戦だったが・・・)阿久津七段の巧みな指し回しの前に最後は大差となってしまった。



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↑6月号のリレー自戦記は窪田六段。とても面白かったので未読の方は是非。


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[ 2011/05/22 21:31 ] NHK杯 | TB(1) | CM(0)