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順位戦C級1組4回戦 中村太地六段敗れる

昨日の順位戦の感想に入る前に、船江恒平五段が結婚しましたね。おめでとうございます!
Twitterの@kansaishogiのアカウントで一ヶ月前ぐらいにサプライズ報告があると呟いていたので、もしかして結婚かなと思ってたのですがやはりそうでした。順位戦の棋譜コメによると9月11日に入籍されたそうですね。彼は良いお父さんになりそうです。

船江五段は昨日桐山九段に勝って3勝1敗。まだ昇級の可能性は残っているので後半戦も頑張ってほしいです。

昨日の対局前の時点では全勝が6人いましたが、そのうち千葉、中村、小林裕士の3人が敗れ1敗に後退。全勝は糸谷、高崎、菅井の3人となりました。

糸谷 哲郎六段(4勝0敗)○-●小林 健二九段(2勝2敗)
この将棋が一番早い終局でした。正調角換わりの出だしから後手の小林九段が右玉、先手は穴熊。△8三銀~△9二香~△9一飛の地下鉄飛車の構想をみせましたが、穴熊の堅さを生かした攻めが炸裂して糸谷六段の快勝。

菅井 竜也五段(4勝0敗)○-●田中 寅彦九段(2勝2敗)
これは面白い将棋でした。菅井五段の先手中飛車にタナトラ先生の急戦で、後手の仕掛けがちょっと珍しい形でした。中盤から終盤にかけて猛烈な攻め合いになりましたが菅井さんの勝ち。

真田 圭一七段(3勝1敗)○-●小林 裕士七段(3勝1敗)
両者ともに竜王戦では1組昇級したことがある(小林さんは来期初の1組)実力者ですが、順位戦ではあと一歩成績が伸びず足踏みが続いています。戦型は真田七段が先手で横歩取り。△8四飛+5二玉型に先手が端を伸ばしていく形でした。終盤の競り合いを制して真田七段の勝ち。

高崎 一生六段(4勝0敗)○-●富岡 英作八段(2勝2敗)
高崎先手で▲7六歩△3四歩▲7五歩の出だしから相振り。先手の穴熊に後手は左玉で対抗しましたが、やはり穴熊の堅さが生きて高崎六段の圧勝に終わりました。

高崎さんは去年は順位戦初の負け越しに終わりましたが、今期は好調ですね。後半戦に昇級候補との対戦が続きますが、そこでどれだけ白星を積み重ねることができるか。

阪口 悟五段(1勝3敗)○-●中村 太地六段(3勝1敗)
王座戦挑戦者の中村六段ですが、負けてしまいました。先手中飛車に急戦調の将棋で対抗しましたが、阪口さんに上手く指されて終始押され気味でした。太地さんの最近の成績を調べてみるとちょっと黒星が増えてますね。上位との対戦が増えているので仕方ない部分はありますが、少し調子を崩しているかもしれません。

佐々木 慎六段(3勝1敗)○-●千葉 幸生六段(3勝1敗)
この将棋は一番最後の終局で大熱戦でした。千葉さんが終盤粘りましたが及ばず佐々木六段の勝ち。

その他の結果は以下の通りです。

近藤 正和六段(2勝2敗)○-●土佐 浩司七段(0勝4敗)
片上 大輔六段(2勝2敗)●-○脇 謙二八段(2勝2敗)
桐山 清澄九段(0勝4敗)●-○船江 恒平五段(3勝1敗)
平藤 眞吾七段(1勝3敗)●-○大平 武洋五段(1勝3敗)
加藤 一二三九段(1勝3敗)●-○長沼 洋七段(1勝3敗)
金井 恒太五段(3勝1敗)○-●塚田 泰明九段(0勝4敗)
阿部 健治郎五段(2勝2敗)○-●北島 忠雄六段(2勝2敗)
福崎 文吾九段(3勝1敗)○-●浦野 真彦八段(0勝4敗)
斎藤 慎太郎五段(3勝1敗)○-●神谷 広志七段(1勝3敗)
高野 秀行六段(2勝2敗)●-○日浦 市郎八段(2勝2敗)
宮田 敦史六段(2勝2敗)○-●佐藤 秀司七段(1勝3敗)
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[ 2013/09/25 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

ツツカナに教わった粘り(NHK杯 船江vs糸谷)

電王戦でツツカナと戦った船江恒平五段とNHK杯2年連続準優勝の実績を持つ糸谷哲郎六段の対戦。今期の1回戦の中で一番楽しみにしていたのがこのカードでした。

この2人は奨励会同期で共に関西所属。今、関西の若手棋士達による「西遊棋2013」というイベントがあるのですが、実行委員の棋士たちが週替わりでTwitterで呟いています。(→http://twitter.com/kansaishogi)先週は船江くんがTwitter担当でNHK杯の放送中にリアルタイム解説をしてくれました。

戦型は糸谷六段先手で角換わりでした。17手目▲1七香が趣向の一手。次に▲1八飛からの雀刺しを狙っています。
20130707糸谷船江2
実はこの雀刺し、解説の山崎七段が糸谷六段戦で指したことのある構想でした。今年1月23日の棋聖戦二次予選で、携帯中継もあったので覚えている方も多いかもしれません。山崎糸谷戦は後手が飛車を4筋に転換して大乱戦になりましたが、後手の糸谷六段が勝ちました。

狙い通り1筋から攻める先手に対して後手は6筋から仕掛けます。その結果、金と桂香の交換で先手の駒損になりました。46手目の局面は後手のほうが良さそうです。

後手は△2四角(66手目)と遠見の角を放って角と"と金"のコンビネーションで攻めます。対して先手は、▲6八金打と埋めて頑張る。
20130707糸谷船江1
▲6八金打に「△7三銀が弱気すぎました」と船江五段の感想があります。次の▲7九玉(79手目)で先手玉が堅く攻めの糸口が見つからなくなりました。このあたりで先手ペースになったと思います。

▲5四歩(91手目)の突き捨てが上手い手でしたね。船江五段は△同銀左と取りましたが▲5五桂が厳しく先手の攻めが切れなくなりました。船江さんも呟いてましたが、▲5四歩には△同歩と取ったほうが良かったようです。

119手目、王手飛車がかかった局面は普通に厳しい。先手が勝勢に近い形勢でしたが、ここから糸谷さんの指し手が乱れます。△2五金(130手目)から入玉模様になって後手玉がすぐには寄らない形になりました。それまでノータイム指しで進めてきたのに、形勢が難しくなってきてから慌てて考えるダニー。解説の山崎七段には「この辺の(時間の使い方の)バランスの悪さが糸谷さんらしい」と言われてましたね。

そうこうしているうちに先手玉が危険な格好に。△9五桂に▲9六玉に△4六馬で銀を一枚入手してから△9四銀が受けにくい。△9二桂でピッタリ必至となりました。

明らかに詰まないにもかかわらず、将棋ソフトのように王手をかけ続けた糸谷さんでしたが、176手目を見て投了。最後の王手ラッシュは悔しくて投げ切れなかったんでしょうね。

最後は糸谷六段の自滅だったわけですが、相手の自滅を誘った船江五段の粘りは見事だったと思います。船江さんはツイッターで「粘りはツツカナに教わりました」と呟いていました。



この呟きには半分自虐も入ってるのかもしれませんが、何だかジーンときました。電王戦に出場した皆さんにはソフトの対戦経験を生かして強くなってほしいと思っているので、こういうのを聞くと嬉しくなりますね。
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[ 2013/07/08 06:46 ] NHK杯 | TB(0) | CM(1)

将棋世界2013年7月号の感想

将棋世界 2013年 07月号 [雑誌]将棋世界 2013年 07月号 [雑誌]
(2013/06/03)
不明

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表紙は羽生三冠ですが、背表紙には「里見香奈、史上初の五冠」とあり、巻頭では里見女流五冠達成特集が組まれています。写真で見る五冠獲得の軌跡ということで、14歳レディースオープンに挑戦したときのセーラー服姿、清水さんに負けて涙を流した写真、など懐かしの写真が沢山載っています。さらに、里見五冠へのインタビューもあります。里見ファンは必見ですね。

続いて、羽生善治三冠と為末大さん(元・陸上選手)の「ガムでリフレッシュ対談」。2ケ月ぐらい前に為末さんがツイッターで羽生さんとの対談の話を呟いてましたがこれだったんですね。
為末大さん@daijapanの「【羽生さんのものさし】について 人間は経験を蓄積する事でものさしを作るんだと思う。」 - Togetter
このtogetterも対談と合わせて読むと面白いかも。

巻頭カラーの観戦記は羽生三冠が快勝した名人戦第3局(島朗九段)。名人戦も終わっちゃったので今更という感じですが、面白かったです。島先生の小説風の観戦記は好き嫌い分かれると思いますが、私は好きですね。

そして今月号の目玉は「船江恒平・佐藤慎一が語る電王戦」でしょう。電王戦出場が決まった経緯、本番までの研究・準備、そして実戦の解説をインタビュー形式で語っています。電王戦については様々な媒体で観戦記が書かれましたが、対局者本人がどういうことを考えていたかがよく分からなかったんですよね。そういう意味で非常に興味深かったです。

欲を言えば他の3人の解説も読みたかったんですが、電王戦単行本を待てということでしょうか。ちなみに、塚田さんは「新潮45 6月号」に自戦記を書いてましたね(詳しくはコチラ→http://showg99.blog5.fc2.com/blog-entry-550.html)。
サトシンブログによれば第2回電王戦についての書籍が出るそうなのでそれに期待します。

続いて、第23回世界コンピュータ将棋選手権のレポートと昨年7月に亡くなられた「森田将棋」の森田和郎さんの追悼座談会(CSAの瀧澤会長、小谷善行さん、柿木義一さん)が掲載されています。森田さんが57歳という若さで亡くなっていたのは驚きました。ご冥福をお祈りします。

新連載として河口俊彦七段の「評伝―木村義雄」が始まりました。河口老師曰く木村名人のことを語った文章がないので書いてみようと思ったとのこと。第1回は「木村名人の思い出」ということで木村名人が引退した後の思い出話を書いています。

「突き抜ける!現代将棋」第46回は「入玉をめぐる冒険」これは良記事でした。今月号の中ではこの記事が一番面白かったです。中原、米長の入玉術に始まり、入玉将棋の格言、渡辺三冠へのインタビュー、そして今話題のコンピュータ将棋と入玉まで詳しく解説しています。入玉の技術を解説したものはほとんど読んだことがなかったので勉強になりました。

恒例の順位戦予想もあります。例年、棋士2人(去年は片上&戸辺)が対談形式で予想することが多いですが、今年は編集部の予想ですね。
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[ 2013/06/04 07:30 ] 将棋世界 | TB(0) | CM(0)

184手の死闘 第2回電王戦第3局 船江恒平vsツツカナ

"第2回 将棋電王戦 第3局 船江恒平五段 vs ツツカナ"(ニコニコ生放送)

序盤から意表の出だしになった。船江先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩にツツカナは△7四歩!
プロでもたまにある袖飛車の出だしだが、全くの予想外だった。ツツカナは前日の準備段階で4手目△7四歩に絞り込んで設定してきたそうだ。開発者の一丸さん曰く先手の研究に嵌るのを避け力戦に持ち込んだとのこと。△7四歩に対して▲5八金右も珍しい。

紆余曲折あって角換わりの将棋になった。ツツカナが飛車先交換しなかったため先手だけが一歩を手持ちにしている。前局もそうだったが、将棋ソフトは飛車先の交換を重視しないようだ。
後手は早繰り銀で先攻する。△7六歩以下の攻めはプロでなくても無理に見えるのだが、ソフトはこういう攻めが好きだと思う。42手目の△6六角!もコンピュータらしい手だが、▲5四歩からの反撃が厳しく形勢は人間に傾いた。

だが、そこで簡単に崩れないのがソフトの強さ。△2二金打~△5五香!(74手目)で流れが変わった。
20130407船江ツツカナ1

△5五香は馬の利きを止めてしまうので人間には指しにくい手。こういう手を指されると人間は焦る。△6六桂が入ってプロ検討陣も後手優勢の声が多くなった。

しかし、▲2四歩△同玉を利かしてから▲5五竜(87手目)が冷静な好手で詰めろになっている。対してツツカナは△4三金と取ったが、▲同飛成(89手目)が再び詰めろ。対して先手玉は詰みがない。しかし、画面上のボンクラーズの評価値は人間から見てマイナス900点と後手持ち。
20130407船江ツツカナ4

ここでツツカナは△6八金から先手玉を追ったが、△7七角と王手竜をかける手もあったかもしれない。△5八金▲同玉△3八角成は▲2五竜以下頓死してしまう。しかしそこで△6六銀!(94手目)という手が飛び出した。
20130407船江ツツカナ2
△6六銀は▲2五竜以下の詰みを消している。だが、▲6六同竜と取られて銀損。
<追記>▲6六同竜△5八金▲同玉△3八角成には▲1五銀以下の詰みが生じてしまう。形勢は再度人間が優勢になった。

ソフトの終盤は基本的には強いのだが、このように長手数の詰みや長手数の必至が絡むと手のひら返しをすることがある。携帯中継で片上六段が「コンピュータの弱点は終盤」とコメントしていたが、確かにこういう終盤では意外と間違える。とはいえ、難解な局面でソフトに読み負けなかった船江五段の強さはさすがだと思った。「最強の詰まし屋」が本領発揮した瞬間だった。

▲6八竜~▲7八竜で先手が負けにくい形になった。これは人間勝つだろう、ソフトの粘りで長くはなるけど、船江さんなら勝ち切るだろう。そう思ったが、ツツカナの粘りは予想以上に凄かった。先手が攻めあぐねて形勢は分からなくなった。ここで一時間近く残しているツツカナに対して船江五段は20分から10分と持ち時間が減っていく。こうなると人間が辛い。

持ち時間が切迫した状況で人間にミスが出てツツカナが再度優勢になった。最後は先手にもチャンスが来たように見えたが、ツツカナは自玉の不詰をきっちり読みきっていた。184手目をみて船江五段の投了となった。

人間と将棋ソフト、双方の持ち味が随所に出た名局だったと思う。船江くんにとっては残念な結果になったが、最後の最後まで必死に戦う姿に心打たれました。お疲れ様でした。

ツツカナは本当に強かった。5つの将棋ソフトの中で個人的に注目していたのがこのツツカナだった。期待通りの強い将棋が見れて良かった。開発者の一丸さん(ニコ生では103と呼ばれてましたね)もお疲れ様でした

===============
渡辺明竜王が自身のブログで本局の感想を書いている。

ここまでの3戦で棋士側が2敗したこと、若手の中でも上位に位置する船江五段にも勝ったことから現役棋士約160人の半分(80)、いや3分の1以上(50)に相当する力がある、という見方をせざるを得ないと思います。
電王戦第3局。 - 渡辺明ブログ


竜王が言うように船江五段は若手でも上位に位置する実力者。プロになって間もないので順位戦、竜王戦のクラスは下だが、決して弱いプロではない。某所のレーティング(4月5日現在)では31位。上には30人しかいない。その船江さんに勝ったわけだから、中堅プロ以上という見方は当然出てくるだろう。
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[ 2013/04/07 09:00 ] 電王戦 | TB(0) | CM(2)

電王戦第3局に出場するツツカナについて

4月6日(土)に行われる船江恒平vsツツカナ戦について。

今回出場している5つの将棋ソフトのなかで私が最も注目しているのがこのツツカナです。
世界コンピュータ将棋選手権には第20回から参加し、一昨年の第21回は二次予選9位で新人賞受賞。そして昨年(第22回)は初の決勝進出で3位と躍進しました。
GPS将棋やponanzaと比べてマシンスペックは低い(今回もデスクトップパソコン1台で臨む)が、好成績を残している優秀なソフトです。

特徴は、どの手をどの程度深く読むかをプロの棋譜をもとに機械学習していることで、その結果比較的人間に近い自然な手を指すと言われている。

将棋ソフトの弱点の1つとして入玉が挙げられるが、ツツカナは他のプログラムと比較して入玉に強い。入玉模様での強さを示したのが昨年の世界コンピュータ将棋選手権二次予選のBonanza戦。(http://live.computer-shogi.org/wcsc22/kifu/WCSC22_U3_BON_TTK.html

この将棋は後手のツツカナが先に入玉し、先手も上に脱出すれば相入玉の可能性が高かった。ところが、bonanzaは8八玉型のまま戦ったため寄せ切られてしまった。入玉をめぐって明暗分かれる結果になった。

もう一局、ツツカナの将棋で印象に残っているのが決勝リーグの激指戦。

戦型は角換わり腰掛け銀。先手が穴熊に組み替えたのに対して後手のツツカナが端攻めをみせる。この場合8五に桂馬が跳ねられないので端攻めは大したことがないと思ったが、△2四角で先手の4六の角を消しにいったのが好手。
20130405激指ツツ1

▲2四同角△同銀▲4六角には△3五歩の桂頭攻めがある。よって先手の激指は▲2五桂と跳ねたが△4六角▲3三桂成△同桂▲4六飛△6四角▲4九飛に△9七香不成以下端攻めが決まって後手優勢になった。

この後将棋は激しい切り合いになったが、ツツカナがきっちり一手勝ちを読み切って快勝。最後の寄せも鮮やかだった。ニコ生解説の西尾明六段は「強いですね」「レベル高すぎですね」としきりに絶賛していた。ツツカナの名局だと思う。
ニコ動に当時の動画が上がっているので是非並べてみてください↓


対戦相手の船江五段もツツカナを「本筋の将棋で美しい手を指す」(将棋世界4月号)と評価しています。本番でも美しい棋譜が見られることを期待します。

開発者の一丸さんのブログはこちら↓
第二回電王戦 QandA - コンピュータ将棋開発中

そして、今日夜8時から石田純一さん、インパルス板倉さんがツツカナに挑戦する企画があります。こちらも楽しみですね!


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[ 2013/04/05 07:00 ] 電王戦 | TB(0) | CM(1)