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NHK杯 丸山忠久vs島朗 丸山17連勝

タイトルでネタバレしてしまったが、丸山-島戦は今回も丸山九段の勝ちとなった。
これで対戦成績は丸山忠久九段の17勝0敗!
島朗九段もA級経験豊富な実力者なので1回ぐらい勝っていてもおかしくないのだが・・・まさに「棋界の七不思議」ですね。

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戦型は島九段の△8四歩から正調角換わりとなった。丸山さんは角換わり将棋のスペシャリスト。特に先手角換わりは棋界最強と言ってもいい。今日解説の郷田九段も丸山の先手角換わりに苦しめられている1人。

この将棋は序盤の駆け引きが面白かった。
後手は右銀の動きと△3二金を保留する → 丸山の▲4七銀を見て棒銀に出る → 先手は右玉を含みに玉の位置を保留
▲6八玉を見て、△7五歩と仕掛けていったが△9四歩▲6八玉の交換は先手得。先手も攻撃形が出来上がっているので反撃が厳しい。郷田解説によればプロ間では先手の勝率が高い形とのこと。

後手が十字飛車狙いに来たのに対し、先手は手抜いて▲2二歩。十字飛車には桂馬を取って攻めあおうというもの。
これを見て後手は十字飛車に行かず4八に角を打ち込んだが、▲2八銀と打たれてみるとこの角が負担になってしまった。

劣勢の島九段はは△3三桂から△4五桂と跳ねて勝負に行ったが、▲5五角(73手目)が痛い。

後手は早逃げで粘るが▲6二歩が「焦点の歩」の好手だった。

後手は△4二歩と受けてから△5四桂と攻め合いに出たが、▲6三金と縛られて受けが無くなってしまった。
最後は王手ラッシュで6三の金を抜いて頑張ろうとしたが及ばず、またしても丸山九段の勝ち。

島さんにとっては屈辱の17連敗となってしまったが、両者の攻防は見ごたえがあって勉強になった一局だった。

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[ 2011/10/31 06:55 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

第1回加古川青流戦は船江四段が優勝

加古川青流戦中継サイト

今年から新たに始まった加古川青流戦
決勝三番勝負はは地元加古川出身の船江恒平四段が1敗から2連勝で優勝。四段勢を倒しここまで勝ち上がってきた宮本広志三段だったが、惜しくも敗れ「下克上」はならなかった。

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1勝1敗で迎えた第3局、後手の宮本三段が4手目△9四歩から角交換して康光流のダイレクト向かい飛車。互いに角を打ち合った後に後手が飛車を7筋に振り直し、相腰掛け銀の将棋となった。

42手目の局面、後手は端の位を取り7筋を切っている。ここまでは後手がうまくポイントを稼いだといえるだろうか。△7六歩と叩けるのが大きい。

後手の攻めを先手が受ける展開。▲7七歩とじっと傷を消したのはは渋かった。指しづらい手だと思ったが良い辛抱だったのかもしれない。
後手も歩しかないので攻めをつなげるのが難しかったようだ。馬を作った先手が手厚く、形勢は先手優勢に。

そこから細いながらも攻めをつなげようとした後手だったが、先手に丁寧に面倒を見られ、完全に切らされてしまった。

167手の大熱戦の末に船江四段の勝ち。地元加古川で初めての優勝を飾った。

惜しくも及ばなかった宮本三段だが、最後まで必死に頑張る姿に心打たれました。年齢制限と戦いながらの三段リーグだが、何とかチャンスをものにしてほしいと思う。

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[ 2011/10/30 08:30 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)

第24期竜王戦第2局

竜王戦中継サイト
竜王戦第2局は大方の予想通り角換わり腰掛け銀の将棋となった。

先手の丸山忠久九段は角換わりのスペシャリスト。対する渡辺明竜王は2手目△8四歩派のボスで角換わり腰掛け銀は後手番で受けて立つことが多い。スペシャリスト同士のガチンコ勝負となった。

後手の対策は6筋位取り。前期竜王戦の第6局と同じ形だ。
この形は先後同型と異なり千日手含みで手を殺しあう将棋になる。どちらも形を崩したくない。

先に4筋に飛車を回ったのが先手の趣向。これで後手は待ち方が難しく千日手模様にしにくくなったと感想にある。結果を見ると本当にそうなのか?と思ってしまうが、確かにこのあたりは神経を使うところで1つ間違えれば一気に攻め潰されてしまう。

後手が穴熊を見せたところで先手は▲4五歩から仕掛ける。端攻めを狙って香車を上がったが、△3三桂(51手目)と跳ねられて当たりになってしまった。先手が攻めを焦らされる展開で徐々に後手ペースになった。

(図は今回もクラウド将棋局面図ジェネレータで作成)

△8六歩(56手目)の突き捨てから反撃開始。矢倉でもそうだが渡辺さんの将棋はこの突き捨てのタイミングが絶妙だと思う。△8七歩の叩きから△6九飛(72手目)の両取りが痛い。ちょうどこの手が指されたのが2日目のお昼前。昼休みに携帯で局面を確認したときには本局も早い終局になるかと思った。そこからよく6時まで持ったと思う。

丸山九段も上部脱出をみせ粘ったが、竜王の寄せが正確かつ素早かった。最後は△8九竜が控室のプロをも唸らせる決め手となった。

丸山九段のエース戦法を破った渡辺竜王が防衛に大きく前進。この勢いだと四タテもあるかも?

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[ 2011/10/28 23:13 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)

奨励会

関西奨励会成績表(関西将棋会館HP)

前回このblogで紹介したときは入品の目もあったが、そこから星は伸び悩んでいる。

8月8日までの成績はこちら

10月23日の例会は久々の勝ち越しだった(7月27日以来だった)。黒星が先行していたがここから調子が上向くことを期待したい。

一方、関東に目を移すと伊藤沙恵1級が現在6連勝中。次回例会(11月3日)で2連勝すれば「直近8連勝」で一足先に入品ということになる。

関東奨励会1級成績表

女流王座戦で活躍中の加藤桃子1級も含めて頑張ってほしいところ。



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[ 2011/10/28 07:30 ] 奨励会 | TB(0) | CM(0)

A級順位戦4回戦 羽生二冠4連勝

名人戦棋譜速報

木曜日に行われたA級順位戦4回戦。この日は羽生-高橋、久保-渡辺、屋敷-丸山の3局行われた。「二冠」が三人登場する豪華な顔合わせでした。

羽生善治二冠-△高橋道雄九段
戦型は横歩取り。高橋道雄九段はここ数年後手番で横歩取りを連採、A級復帰&残留の原動力となっている。
△5二玉・△8四飛型の古い形だが、中原囲いにする可能性を残しているのが新しいところ。

後手は角交換から5四に角を据えて端攻めを狙う構想。しかし▲2四歩(49手目)の垂らしから端を逆に攻められてしまう。このあたり後手は間合いの取り方が難しかったようだ。
その後、4筋の歩を伸ばしていった先手が模様勝ち。後手は右桂が使えず玉の右側が壁になっているのが辛い。

先手優勢と思ってみていた最終盤、ここで高橋九段は金取りを放置して△2九飛と打って勝負に出たが、▲4三と△同玉▲3八銀で飛車を詰まされてしまった。飛車を渡すと後手玉はひとたまりもなく、▲3八銀で高橋九段無念の投了。
金を5四に逃げても▲8四桂で挟撃なので後手負けだろうなと思っていたが、▲8四桂には△6一玉があってまだ大変とのこと。確かに△6一玉と逃げられると先手も難しい。今度△2九飛は飛車が詰まないので先手も生きた心地がしない。

両者の対戦成績はこれで羽生二冠の21勝2敗。最後はこの対戦成績を物語るような幕切れだった。

渡辺明竜王-▲久保利明二冠
久保二冠の先手中飛車から相穴熊。先手が端の位を取っているこの形は棋王戦第3局(久保勝ち)と同じ。57手目先手が▲3七桂と穴熊の桂馬を跳ねる。7ヶ月前の棋王戦でもみられた「パンツ脱ぎ」。既に悪いとみた久保二冠の勝負手だったが、後手にきっちりと咎められてしまった。同じ形で今度は渡辺竜王がリベンジを果たした。

久保二冠はまさかの4連敗。竜王挑戦も逃しこのところ不調の久保さん、年明けの防衛戦は大丈夫なのだろうか。

屋敷伸之九段-△丸山忠久九段
後手丸山九段の一手損角換わり、糸谷流の相早繰り銀となった。
終盤形勢が二転三転する難しい将棋だった。屋敷九段が入玉を目指す→それを丸山九段が阻止し、後手勝勢。しかし、丸山九段が寄せ損ない先手玉が上部脱出、まさかの逆転勝ちとなった。

丸山九段も初日が出ず4連敗。竜王挑戦を争った久保丸山の両者が4連敗は信じられない。A級は恐ろしい。


これでA級4回戦が終了。
4戦全勝は羽生善治二冠と谷川浩司九段、そして1敗で渡辺明竜王が追う展開。
羽生二冠の4連勝スタートはA級1期目の第52期以来18年ぶり2度目となる。森内俊之名人しか成しえていないA級9戦全勝なるかどうか、そしてそれを阻むのは誰になるのか。5回戦以降も目が離せませんね。



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[ 2011/10/23 08:00 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)