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「将棋界の一番長い日~第70期A級順位戦最終局~」について

既に羽生善治二冠の挑戦が決まっているA級順位戦
先日の囲碁将棋フォーカスでも告知がありましたが、今年の最終局もNHKBSで特集番組が放送されます。

3月2日(金) BSプレミアム
午前9:30~11:00
午後4:00~6:00
3月3日(土)
午前0:00~2:00
NHK囲碁と将棋 ~特集番組~

解説は木村一基八段と村山慈明五段、そして森内名人がゲスト出演されるようです。
羽生二冠の全勝挑戦なるか、注目です。

<2月27日追記>
そして、今年はニコニコ生放送でも中継されることになりました。


放送は21時から終局まで。なお、タイムシフト視聴はできないようです。こちらも楽しみですね。

もちろん、名人戦棋譜速報と携帯中継でも観戦することができます。

その他、大盤解説会の情報は以下のリンクをご覧ください。

東京将棋会館第70期A級順位戦最終局大盤解説会!!
"7時まで待てない人のために" 順位戦A級最終局解説会 プラス バザー&指導対局

東京の大盤解説会は毎年立ち見必至ですね。連盟の回し者ではないですが(笑)、確実に座りたいなら前もって指定券を購入することをオススメします。「7時まで待てない人のために―」は今年新たに始まったようですが、良い試みですね。

関西将棋会館A級順位戦最終局解説会
関西はツーショット撮影会もあるんですね。

名古屋日本将棋連盟東海本部_大会・イベント
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[ 2012/02/28 06:46 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

NHK杯準々決勝 渡辺竜王vs菅井五段

ここまで快進撃を続けてきた菅井竜也五段が渡辺明竜王に挑んだ一局。

ゴキゲン中飛車vs超速3七銀で中飛車側が△4四歩(16手目)を突く「菅井流」の将棋になった。最近大きな所で沢山指されていて、有名なのは王将戦第1局の▲佐藤△久保、A級順位戦の▲羽生△久保がある。

歩損だが、目標となっている角を捌いて乱戦に持ち込めば戦えるというのが後手の主張。馬を作るところまでは前例があり、朝日杯の▲行方△菅井戦(1月20日)がある。実戦例があるということで序盤は超ハイペースで進んだ。
飛車を回って3筋から逆襲するのが後手の狙い。

▲3七桂(47手目)は自然な手だが、桂頭が目標になってしまった。なので先に▲3六歩が無難だった。でもせっかく3筋を交換したのにここに打たされるのは癪な気がする。


桂頭を攻められ渡辺苦戦。しかし△3五歩に▲6八金右(55手目)が渡辺竜王らしい一着。戦いながら自陣を引き締め細い攻めをつなげて勝つのが渡辺将棋だ。続いて▲7五歩(59手目)でコビン攻めをみせる。右の桂馬は取られそうだが玉頭から反撃すれば居飛車も戦えそうだ。

▲7五歩に後手は△5五歩と焦点の歩を打ったが、逆に攻めを呼びこんでしまった。▲5五同角から角を切って▲5三金の打ち込みが厳しい。こういう展開になると先手陣の堅さが生きてくる。渡辺の攻めが繋がり先手優勢となった。

後手もと金攻めで迫るが、先手の四枚矢倉がめちゃくちゃ堅い。

▲2五飛が決め手。角を5七に成るしかないが、5筋の歩が切れたことで▲5二歩が厳しい。93手で渡辺竜王の勝ちとなった。

序盤は菅井五段の作戦に嵌って苦戦を強いられた渡辺竜王だが、▲6八金右~▲7五歩と辛抱して相手のミスを誘ったのが巧かった。玉を固めて攻めを的確に繋げる竜王らしい将棋だった。

これでベスト4が出揃った。羽生、渡辺、久保の二冠×3に畠山鎮七段の4人。畠山さん以外は順当という結果でしょうか。(畠山先生ゴメンナサイ><)来週は渡辺久保戦が放送される。

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[ 2012/02/27 07:51 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

棋王戦第2局 久保棋王vs郷田九段 早石田大乱戦

棋譜→第37期棋王戦五番勝負 第2局 久保利明棋王 対 郷田真隆九段

今週木曜に加古川で王将戦を戦ったばかりの久保利明二冠。中1日で今度は金沢で棋王戦である。3月に入ると2日にA級最終戦、4日に棋王戦第3局@焼津、そして8日に王将戦第5局と重要な対局が続く。まさに正念場を迎えている。

さて、棋王戦第2局。久保二冠の先手石田流に対して郷田真隆九段は4手目△8四歩と突いて正面から迎え撃った。

先手は昔からある早石田。プロの実戦例にはないようだが江戸時代からある定跡だ。
▲8四飛!(19手目)が狙いの一着。初見だとびっくりするが、二冠の著書『久保の石田流』にも載っている手。


25手目、▲9五角と準王手飛車をかける手もあったが、△9四飛打と受けておいて居飛車良し。△8二飛打だと▲2二銀があって先手が良くなるようだ(と、久保本に書いてあった)
本譜は▲2二角。対して8筋を突き捨てて△1二飛は凄い受けだ。これで駒損はしないけれども飛車が端で働かない可能性がある。しかし、この△1二飛はただ受けただけの手ではなかった。

△4六歩(30手目)が思った以上に厳しかった。そこから△8六飛と走って飛車を4筋に持ってきたのが上手い構想だった。
二枚の飛車でがっちり受けられてみると先手は手がなく、玉を囲うこともできない。


△3五歩(40手目)は郷田さんらしい格調高い一手。端で隠居していた飛車を3二に持ってきて、居玉のまま先手陣を攻め潰した。

88手で郷田九段の完勝。先手の無理な動きを咎め、二枚並んだ飛車で玉頭から攻め潰す構想が見事だった。

久保さんも先手番でここまで無理をしなくても良いのにと思ったが、これが「現代将棋」なんでしょうね。

本譜のような超急戦は居飛車に正確に受けられると無理、かといって持久戦になるとこの前の王将戦のように手詰まりになるのが石田流の難しいところだと思う。

久保の石田流久保の石田流
(2011/03/24)
久保 利明

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↑発売から1年経っていますが、石田流の概要を知るには良い本だと思います。
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[ 2012/02/26 07:30 ] 棋王戦 | TB(0) | CM(0)

久保反撃の1勝 第61期王将戦第4局

棋譜→第61期王将戦七番勝負第4局 ▲久保-△佐藤
佐藤康光九段の3連勝で迎えた第4局。

久保二冠の先手石田流に対して後手の佐藤九段は最強の△8四歩で真っ向から迎え撃った。△8四歩では△4二玉から飛車先を保留し左美濃に囲う将棋や第2局で指された相振り飛車もあるところ。本局の△8五歩を突き越す形は超急戦の変化もあり序盤から激しいことになりやすい。

1日目の昼前に▲7四歩(23手目)と仕掛けて、予想通り激しい展開になるかと思ったがその後は一転して捻りあいに。久保がじっと▲7八金(41手目)と上がったことで曲線的な展開になった。

お互いに手を出しづらい将棋になったが先に動いたのは後手。△8八角から馬を作ったが、先手に辛抱されてみると意外と手が続かなかった。対して先手は▲8四歩(67手目)~▲6六飛(71手目)、細かな動きで後手を歩切れにする。このあたりの手の作り方が久保さんは上手い。


▲8三歩からと金ができてはっきり先手優勢となったが、そこからの佐藤さんの粘りがすごかった。と金寄り(▲7二と)に△5一銀が凄い辛抱。当然に見えた"と金寄り"が疑問手だったとは難しい。

佐藤の粘りで形勢は混沌。△7五桂が入ったときは分からなくなったと思ったが、後で解説を読むと先手が残していたようである。

95手目、▲5八飛で勝ちと言われていたが、久保王将が指したのは▲1五歩。この端攻めが急所で厳しかった。

102手目△4八金には端攻めの効果で▲1三銀がある。後手はその前に△5六飛(88手目)と出たのが敗着で△6四飛と粘るほうが優ったようだ。

封じ手のあたりは先手を持って捌くのは難しそうに思えたが、そこを久保さんは巧く手を作って綺麗に捌いた。「捌きのアーティスト」が本領を発揮した一局だった。ここまで3局は佐藤ワールドに圧倒され良い所がなかったが、ようやく久保さんらしい将棋を見せてくれた。

久保王将が地元加古川で待望の初勝利。王将位の防衛は厳しいかもしれないが、他の棋戦(棋王戦、A級)にもつながるという意味で大きな白星となったと思う。

第5局は久保二冠が後手番でゴキゲン中飛車になるだろう。依然として佐藤九段が有利な状況は変わらないが、第5局先手番を落とすと分からなくなると思う。佐藤さんとしては次で決めたいところだ。

久保の石田流久保の石田流
(2011/03/24)
久保 利明

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[ 2012/02/25 07:30 ] 王将戦 | TB(0) | CM(0)

第50回三段リーグが大詰め

第50回奨励会三段リーグ戦(←対戦表)

今期の三段リーグは17回戦まで終了。残すところあと2戦となっている。
先週末が「ラス前」だったが、トップを走る斎藤慎太郎(5)、八代弥(15)が2連勝で3敗をキープ。4敗勢が2人とも敗れたこともあり、昇段に大きく前進した。

斎藤慎太郎三段は次点以上が確定。次点は2回目なのでフリークラス編入の権利を獲得したことになる。但し権利を行使するかは本人次第で、佐藤天彦さんのように放棄する可能性もある。まぁそれは結果が出てから考えることで、最終日勝って通常のルートで決めてほしいですね。

四段昇段の可能性は3番手の宮本広志三段(2)まで。最終日の第1戦で斎藤vs八代の直接対決があり、勝者はその時点で昇段決定となる。

関東奨励会二段(成績表)

二段以下の成績に目を移すと、森下門下の増田康宏くん14歳が前回の例会で三段昇段を決めている。現在中学2年生(春から中3)ということで、渡辺明以来史上5人目の「中学生棋士」なるかどうか。将来が楽しみですね。

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[ 2012/02/21 07:30 ] 奨励会 | TB(0) | CM(0)