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第71期A級順位戦開幕&挑戦者予想

"名人挑戦へ世代交代なるか 将棋A級順位戦10棋士"(朝日新聞デジタル)
A級順位戦対戦表(名人戦棋譜速報)

既に開幕している今期のA級順位戦だが、挑戦者と降級者を予想してみようと思う。

まず挑戦者だが羽生二冠か渡辺竜王のどちらかだろう。この2人は堅い。前期全勝の羽生さんだが、さすがに2年連続全勝は難しいと思う。私の本命は渡辺竜王。今年こそは羽生さんに勝って名人挑戦してほしい。

降級は、羽生渡辺以外は誰が落ちてもおかしくない。その中であえて挙げるならば谷川、高橋、橋本、深浦の4人だろうか。
谷川九段はここ数年開幕ダッシュに成功してきたが、今年は黒星スタート。年齢的にもそろそろ危ないと思う。最近の成績を調べてみたがなんと半年勝ちがない・・・(達人戦除く)去年12月順位戦で渡辺さんに2手目△3二飛で快勝した将棋が最後の白星。竜王戦でも3組降級が決まっている。
半年白星がなかった森内名人が防衛したように、谷川先生も順位戦に全てを懸けてくるとは思うが大丈夫だろうか?いずれにせよ今年は苦しい戦いになりそうだ。

高橋九段は毎年下馬評を覆して残留してきたが、今期はさすがに厳しいかもしれない。コメントを読むと覚悟を決めている感じがする。

そしてハッシー。竜王戦では2年連続で羽生さんを倒しているしA級に残留する地力はあると思うのだが、最近負けが込んでいる。竜王戦で決勝T進出を逃したのが相当ショックだったようで将棋も精彩を欠いている。ハッシーは先手でも後手でも角道を止める振り飛車を指すことが多いが、あまり勝ててない。初戦の屋敷戦も後手三間からの相穴熊だったが完敗だった。あの独特の序盤戦術でどこまで勝てるか。

4人目は毎回頭ハネを食らっている深浦九段。深浦ファンとしては「4度目の離婚」はないと信じたいのだが・・・。

去年は最終戦を待たずに挑戦者が決まってちょっとつまらなかったので、今年は最後まで盛り上がる展開を期待します。
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[ 2012/06/28 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)

高橋道雄九段とAKB48(棋聖戦第2局ニコ生)

公式生放送 将棋特集 - ニコニコチャンネル

棋聖戦第2局のニコ生解説は高橋道雄九段だった。高橋九段といえば棋界一のAKB48ファンとして有名で、先日のAKB総選挙の時にはスポーツ報知に「現地観戦記」を書いていた。
将棋連盟モバイルのコラムでも「Nまでいけます」というタイトルでAKBについて語っている。N=NMBまでいけるという意味のようだ。
この日のニコ生でもやはりAKBの話題に。AKBに関する質問メールがたくさん来ていた。

高橋先生の神推しは"ゆきりん"こと柏木由紀さん。SKEでは加藤智子、そしてNMBでは渡辺美優紀と山田菜々のファンだそうだ。
好きな曲は「あなたがいてくれたから」、「初日」、「チームB推し」
あまりのマニアぶりに聞き手の中村桃子さんがついていけなくなった(笑)
高橋「あの、冷たい目で見ないで。熊倉紫野ちゃんの前でこの話をするとすごくひかれちゃうのよね。なんか『師匠、幻滅です』みたいなね。桃子ちゃんもう少し寛大な目でいてください」
桃子ちゃん、明らかに引いてたよね。

高橋「真面目な話、タカミチたかみな対談をしたい。将棋九段として対談するならそこかな。
あと、じゃんけん選抜大会の代わりにどうぶつしょうぎ大会ができないかなと考えてる。」
だそうですよ。関係者の方どうですか?

高橋さんの趣味はこれだけではないんですね。マンガ、アニメ、フィギュア、特撮にも造詣が深い。
好きなアニメはけいおん!と仮面ライダーフォーゼ。
その他では二十歳からやってるテニスも。全仏オープンも観戦しに行ったそうだ。
ちなみに先日の総選挙観戦記ではAKBメンの中でテニスをするなら高城亜樹さんとしたいと書いていた。私も高城亜樹が好きなのでこの気持ちはよく分かる。

視聴者から趣味に関する色々な質問が寄せられていたが、その中でも「好きなミュージシャン」についての回答が特に印象に残っている。
HTTです、放課後ティータイム(※けいおん!の劇中バンド)。音楽が楽しい。ただ、セカンドシーズンのオープニングが私が聴いた中で一番速いのでどうやって覚えるか。歌う気なんですよね、覚えるんです。どういう曲もそうなんだけど、新しい曲を覚えるようにするのが私の1つのライフスタイル。そうやって新しいことを吸収していく。昔これ良かったなというのだけじゃ人間が古くなっちゃう。できれば今流行ってる歌を歌えるように、日々練習している。当然70年代、80年代の曲も好きだけど、今のも好き。

高橋先生若い!この感性の若さが今でも一流で活躍し続ける理由なのかもしれない。
A級最年長52歳の高橋九段だが、将棋は若々しい。昔は矢倉のような重厚な将棋を得意としていたが、最近はそれだけでなく横歩取りの最新形も指しこなしている。若手に負けない研究で今の地位を築いている。
先生は将棋と趣味は関係ないと言ってたけど、こうやって新しいものを吸収する姿勢が将棋にも影響しているのだと思う。

それにしても、本業と趣味ともに充実しているのは見てて羨ましい。
今期の順位戦は黒星スタートでしたが、まだまだ一線で活躍してほしいですね。頑張れ、高橋先生!

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[ 2012/06/24 19:38 ] 棋聖戦 | TB(1) | CM(0)

第25期竜王戦決勝トーナメント展望

読売では昨日まで1組出場者決定戦羽生vs丸山戦の観戦記が掲載されていた。

丸山九段が勝ち、羽生二冠の竜王戦敗退が決まった将棋である。この将棋は羽生先手で横歩取りだった。羽生二冠の先手横歩取りは勝率8割超え、2004年以降だと3敗しかしていない。(5月28日達人戦vs桐山戦の棋譜コメントより)その1敗がこの丸山戦ということになる。

この将棋は携帯の竜王戦道場で中継されていて私も見ていたのだが、途中までは羽生さんの模様が良さそうだった。得意の横歩取りだし普通に羽生さん勝つだろう、と思っていたら急に負けになっていたので驚いた。中盤じっと端歩を突いた手(53手目▲9六歩)が疑問手だったようで、いかにも羽生さんらしい手渡しだったが、後手に暴れられてしまった。

そこから細い攻めを巧くつないだ丸山九段の指し回しが見事だった。順位戦ではB1に降級してしまったがこの竜王戦では郷田羽生を倒して決勝T進出。復調してきたとみていいだろう。

さて、今期の竜王戦は羽生二冠だけでなく、森内名人、佐藤王将、郷田棋王も敗れタイトルホルダー全滅。昨年挑決に進出した久保さんもいない。だいぶフレッシュな顔ぶれとなっている。久々に若手が挑戦する「竜王ドリーム」が見られるかもしれない。とか言ってるとまた丸山さんが挑戦ということになりそうですが。

第25期竜王戦決勝トーナメント表

トーナメント表左の山は深浦、丸山、三浦の1組棋士が勝ちあがると思う。稲葉六段も実力者だがこの3人に連勝するのはキツい。
右の山は豊島七段が有力だと思うが、山崎七段に分が悪い(0勝3敗)。誰が勝ちあがってもおかしくないという感じ。

個人的には深浦さんの挑戦が見たい。渡辺竜王に対戦成績で勝ち越しているし、作戦巧者なので互角の戦いが期待できる。竜王戦の渡辺さんは鬼のように強いので奪取するのは難しいかもしれないが、面白い番勝負にはなると思う。

深浦九段今期は竜王戦以外でも好調なので、この勢いで久々のタイトル挑戦を勝ち取ってほしい。
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[ 2012/06/20 07:30 ] 竜王戦 | TB(1) | CM(0)

第62回NHK杯1回戦 深浦vs門倉

棋譜→2012年06月17日第62回NHK杯1回戦第11局

NHK杯の記録係を長く務めた門倉啓太四段が対局者として帰ってきた。対戦相手は順位戦A級、竜王戦1組の強豪深浦康市九段、そして解説が門倉さんの師匠である石田和雄九段ということでとても楽しみにしていた。

解説の石田九段は小学生時代の深浦さんに将棋を教えたことがあるそうだ。「深浦さんにはプロになる前に九州の将棋大会で指導対局したことがある。子供の頃の深浦さんと一番最初に対局したのは僕だと思う。最初に会ったときはこれほど強くなるとは思わなかった。」

深浦九段曰く「門倉四段は斬新なアイデアの持ち主」。角交換系の力戦振り飛車を得意としていて、特に初手▲7八飛戦法が話題を呼んでいる。本局は後手番なので初手▲7八飛は見られなかったが、序盤から面白い作戦を見せてくれた。

深浦の3手目▲2五歩は門倉が得意とする角交換振り飛車を避けて、作戦を限定する意味がある。対して門倉四段は△4四歩と角道を止めて三間に飛車を振った。

先手が居飛車穴熊に組んだのに対して、後手は居玉のまま二枚の銀を繰り出す。藤井システムの三間飛車バージョン。似た形で(先後逆で四間飛車だが)、▲藤井△深浦戦(1998年、竜王戦4組)の前例があるようだ。その前例は藤井勝ち。当事者の深浦にとっては苦い思い出しかない形だ。

深浦門倉NHK001

図(30手目△8二飛)では△7五歩も目に付くが▲同歩△同銀に▲2四歩△同歩▲2五歩の継ぎ歩攻めが生じる。このとき四間飛車なら▲2五歩に△3二金と上がって2筋を受けることができるが、三間なのでそれができない。よって本譜は△8二飛だが、▲7七金△4五歩に▲6六歩で銀を追い返されてしまった。以下▲5八金~▲6七金上で先手が作戦勝ち。

先手の堅くて手厚い陣形を後手はどう崩すか。まず△3六歩(44手目)と居玉で飛車交換を迫り、続いて△8六歩(46手目)と玉頭にも嫌味をつける。しかしいずれも深浦に冷静に応じられて次が続かない。

深浦門倉NHK002
苦しい門倉は△8七飛成(62手目)と切って▲同銀に△8六歩で勝負する。これに▲8六同銀だと逆転するが▲同角で大丈夫。3五の銀を取られても▲3二とが速い。以下△3二同金▲2一飛成△3一歩に▲8八歩と自陣に手を戻したのが冷静な一着。△7九角成に▲3九飛が痛打で先手の勝ちとなった。

内容的には門倉四段の完敗でしたが、序盤から意欲的な指し方で見てて面白かったですね。
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[ 2012/06/18 07:30 ] NHK杯 | TB(1) | CM(0)

第70期名人戦第6局 森内名人vs羽生二冠

第5局まで先手勝ちが続いていた今期の名人戦。最終局の振り駒勝負になるかと思われたが、第6局森内名人が後手番でブレイクし防衛を果たした。

2手目△8四歩シリーズとなっている今期の七番勝負。本局は森内名人の△8四歩に羽生二冠が3手目▲2六歩を選んで角換わり腰掛け銀の将棋になった。後手の作戦は第2局と同じ△7三桂を跳ねない専守防衛型。第2局は△2七金の新手が不発で森内名人の完敗だった。本譜はその△2七金ではなく前例の多い△4六金から△2六角とした。後手は上部を厚くして入玉を視野に入れている。「入玉」がこのシリーズにおける後手番のテーマとなっているが、ここまで結果は出ていない。

羽生森内70-61

本局はここから森内名人が驚きの構想をみせた。それが68手目の△3六金。大駒を押さえ込むために打った金を動かすので浮かびにくい手ではある。4六に桂を打つスペースを作ったのがこの△3六金の意味だった。いかにも森内さんらしい手厚い指し方だと思う。対して羽生二冠は▲2四歩。1日目にして終盤戦の様相を呈した。

羽生森内70-62

局面は進んで79手目、銀取りを受けて▲6九銀と引いたが、△7五歩が厳しく先手を持って自信がない。▲6九銀では▲1七角とぶつけてから▲4四桂と金を攻めるほうが良かったようだ。その前の▲5一竜もどうだったか。▲1一竜だと手番を渡してしまうので本譜の順を選んだのだろうが.

▲6三と(85手目)は流石の勝負手だが、△3八桂成▲5三と△4九成桂▲5四と△5九角成に▲5五角が詰めろにならない。一直線の寄せ合いは先手負けということで羽生二冠が苦しくなった。
羽生森内70-63

本譜は△5九角成(90手目)に▲6八銀と受けたが△6七歩成と成り捨てる手が厳しい。以下も難解な終盤戦が続いたが、名人は正確な寄せで押し切った。水面下には際どい変化がいくつもあったが森内名人が間違える雰囲気はなかった。こんなに強い人が去年11連敗していたとは信じられない。

===============

開幕前は羽生二冠の奪取を予想する声が多かったと思う。それもそのはず。かたやA級順位戦全勝の挑戦者に対して、森内名人は半年勝ち星がなく、勝率は3割台と苦しんだ。局後のコメントを読むと名人本人も厳しいのは自覚していたようだ。
しかし、名人戦の森内は強かった。6局通じて安定感があった。勝った4局はいずれも羽生さんの追い上げが凄かったが、名人は全く動じなかった。

こういう森内名人らしい将棋が(名人戦以外でも)もっと見たい!今年は他の棋戦でも活躍してほしいですね。

局後の森内名人の記者会見はこちらから↓
将棋名人戦第6局2日目ダイジェスト(朝日新聞デジタル)

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[ 2012/06/15 22:22 ] 名人戦・順位戦 | TB(1) | CM(0)