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マイナビ女子オープンでLPSAが対局放棄

既報の通り昨日の第6回マイナビ女子オープン準決勝で石橋幸緒女流四段(LPSA)が里見香奈女流四冠戦を棄権し、不戦敗となりました。

"第6期マイナビ女子オープン準決勝の対局断念について"(日本女子プロ将棋協会)
"日本女子プロ将棋協会(LPSA)による マイナビ女子オープン対局放棄についての記者会見の模様"(日本将棋連盟)

この件については新聞各社が記事を書いていますが、日経のものが一番わかりやすく詳しいと思います。
→"女流将棋界で対局ボイコット騒動 プロ資格巡り対立" (日本経済新聞)

また、LPSAの記者会見はYoutubeで公開されています。


なお、記者会見の要旨は、"マイナビ女子オープン準決勝対局、断念の背景と経緯説明"にも書いてあるのでこちらも参照してください。

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[ 2013/01/31 08:00 ] 女流 | TB(-) | CM(-)

NHK杯3回戦 行方八段vs郷田棋王

今日の解説はハッシーこと橋本崇載八段だった。
ハッシー「行方さんは居飛車党で攻めが非常にシャープ。苦しくなっても粘り強い。序盤中盤終盤隙がないですね。」
「(対局前のインタビューを見て)お二方とも真面目なインタビューでしたね。」
「駒たちが躍動する将棋が見たいですね」

いつまで同じネタを引っ張り続けるんですかね(苦笑)

将棋は行方八段が先手で矢倉。駒組みで紆余曲折あったが4六銀・3七桂の△9五歩型の定跡形に進んだ。▲1五歩(53手目)に△3七銀と打てばいわゆる「91手組」に進む可能性もあったが、本譜は△1五同歩。この形も70手過ぎまで前例がある。

行方郷田nhk_001

72手目△3一金までは今期のNHK杯1回戦▲橋本△宮田戦(先手勝ち)と同じ。解説のハッシーが先手を持った将棋だが、そのことには触れずに解説を続ける。▲橋本△宮田戦は▲3二銀と打ったが(他の前例も銀を打っている)、本譜は▲1三桂成と桂馬を取った。

以下△1三同香▲2五歩△3三銀▲7五歩△4五歩▲1九角△3二金と進んだ。▲7五歩は自分の玉頭から動くので「先手が良くなる感じはしない」と橋本は解説していた。

行方郷田nhk_002

▲1九角にじっと△3二金が郷田らしい格調高い手。こうなると後手玉が堅く攻略するのは難しくなっている。

先手は玉頭を叩いて形を崩しにいったが、やはり攻めが続かない。対して後手からは1五の香車を取ってから△6一香(94手目)が厳しい一着。以下郷田が淀みなく寄せきった。

感想戦によると、▲1三桂成(73手目)が疑問で前例どおり▲3二銀のほうが良かったようだ。

矢倉の▲4六銀型は先手の勝率が高く、特にトッププロ同士の持ち時間の長い将棋だと先手ばかり勝っているイメージがある。しかし、先手の攻めもギリギリなので1つ間違えると切らされてしまうことも多い。この将棋はその典型例だったと思う。矢倉の難しさを再認識した一局だった。
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[ 2013/01/28 07:30 ] NHK杯 | TB(-) | CM(-)

週刊将棋が売れてない件について

最も売れた書籍は「久保の石田流」 | 将棋編集部

正解は週刊将棋の創刊記念日です。1984年1月25日創刊なので、30年目に入りました。私にとっては学校を出てから10年間籍を置き、編集長をやらせていただいた、非常に愛着のある媒体です。

しかし、残念ながらネット隆盛の波に押されて売上は右肩下がり。恐らく皆さまが想像される以上の大きな累積赤字を抱えています。ネット中継より一歩突っ込んだ紙面を作成するよう心掛けておりますので、ご購読のほどお願い申し上げます。


まぁこれは将棋に限らず紙媒体全般に言えることですし、今に始まった問題ではないですが、中の人がこうやって書くぐらいだから相当厳しいんでしょうね。

以前は月刊誌よりも情報が速いというのが週将の売りだったのでしょうが、ネット中継が充実したことで速報性は薄れました。中継サイトを見れば棋譜の解説コメントはついてますからね。私もネットで情報が得られるようになってから購読を止めてた時期があります。今は週将も将棋世界も同じようなもんだろと思ってる人多いんじゃないでしょうか。

では、速報性がないから紙メディアが要らないかというとそんなことはないと思います。観戦記には観戦記の良さがありますね。感想戦で結論が出なかった部分の解説が載ってあったり。ネットよりも時間をかけて調べることができるのが専門紙の良さでしょう。

ただ、週刊紙の場合締め切りが短いために深く調べることができないことも多いのではないか。専門誌(将棋世界)と比べると立ち位置が中途半端になってるような気もします。

最近の週将、頑張ってると思いますけどね。
先週と先々週のどないやねんの関西棋士対談は面白かったです。ああいう対談とかインタビュー、ネットで読めないような記事を増やしてほしいですね。

最後に、週将は去年から電子版も出てますよと一応宣伝しておきます。↓
Newsmediastand
週刊将棋ネット新聞
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[ 2013/01/27 09:30 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)

第62期王将戦第2局

王将戦中継ブログ: *第62期王将戦七番勝負第2局
棋譜→第62期王将戦七番勝負第2局 ▲渡辺明竜王-△佐藤康光王将

戦型は後手佐藤王将の4手目角交換からダイレクト向かい飛車になった。このダイレクト向かい飛車を公式戦で最初に指したのが佐藤康光。(2007年のNHK杯決勝▲森内△佐藤戦)先日の朝日杯(羽生佐藤戦)でも採用していた。
当然これには▲6五角があるが、それには△7四角と合わせて大丈夫ということになっている。本譜、渡辺竜王は▲6五角を打たずに▲9六歩から端の位を取った。対して後手は穴熊ではなく美濃囲いを選ぶ。

後手は△1四角(28手目)から動いていく。これに対して▲3八金と上がって歩損を甘受したのが秀逸な構想だった。

渡辺佐藤王将2_002
△3六角には▲4七銀~▲5六銀と上がって後手の角を押さえ込む。1日目が終わった時点で既に先手が指しやすくなっていた。

△4五銀(42手目)に対しては▲7四桂から直線的にいく順もあったが、本譜は曲線的に後手の大駒を抑えこみにいった。▲2二銀(49手目)は筋悪に見えたが、後で感想コメントを読むと好手だったようだ。飛車を逃げるのは角を成られてジリ貧とみて切ったが、駒損しているので明らかに苦しい。ここではっきり差がついたと思う。

渡辺佐藤王将2_001

以下、先手は竜と馬を自陣に引き付け磐石の体勢を築いて押し切った。後手の美濃囲いは端を詰められてるので粘りが利かなかった。

一局を振り返ってみると、後手の動きが無理気味だったのに対して先手は自然な指し手を続けて難なく勝ったという印象だ。

これで渡辺竜王が2連勝。この2局を見ると佐藤王将に良いところがなく心配だ。
佐藤王将は過去にこの棋戦で3連敗から3連勝したことがあるが(第55期王将戦)、その時のような巻き返しに期待したい。

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[ 2013/01/25 07:30 ] 王将戦 | TB(0) | CM(0)

女流名人位戦第2局

ユニバーサル杯女流名人位戦中継ブログ: *第39期五番勝負第2局

挑戦者の上田女王は今期勝率7割超えで、非奨励会の女流の中では№1の成績を残している。だが、それ以上に里見さんの成績が凄い。今期は2敗しかしていないという。そしてこの2人のこれまでの対戦成績は里見女流名人の全勝。上田女王にはそろそろ意地を見せてほしいところ。

棋譜→第39期女流名人位戦五番勝負第2局 里見香奈女流名人 対 上田初美女王
戦型は後手里見の阪田流向かい飛車だった。この選択には私も意表を突かれた。

上田里見2_001
中盤で印象に残ったのが58手目の△3二歩。プロが好きそうな渋い一手だ。本局の里見さんは全体的に曲線的な指し手が多かった。奨励会で揉まれて棋風が変わったのかもしれない。

その曲線的な指し回しが終盤裏目に出てしまった。「後手勝勢」と言われていたが、5五に角を打つスペースを作った△5六歩(98手目)が疑問手。上田の▲4五飛(103手目)が好手で逆転してしまった。▲7一銀(107手目)から先手の鋭い寄せが決まり上田女王の勝ちとなった。

里見さんと他の女流棋士の将棋だと、里見さんが間違えても相手がそれを咎めきれずに結局里見が勝つことが多いと思う。だが、本局は上田女王が一瞬の隙を見逃さなかった。女王の底力を見せた一局だと思う。最後まで熱戦で面白い将棋だった。佐々木勇気プロの解説も良かった。

これで上田女王は対里見戦初勝利。この一勝が巻き返しのきっかけとなるか。

上田女王「昭和女の意地見せます」…女流名人位戦5番勝負(スポーツ報知)
↑これは開幕前のインタビューですが良記事です。

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[ 2013/01/21 21:00 ] 女流 | TB(0) | CM(0)