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第39期棋王戦挑決二番勝負第1局

昨日は棋王戦挑戦者決定戦の第1局、三浦弘行九段対永瀬拓矢六段戦がありました。
三浦九段は勝者組。対する永瀬六段は準決勝で羽生三冠を倒し本戦決勝では三浦九段に敗れたものの、敗者復活戦で羽生三冠を再び破って挑決に進出してきました。

棋譜→第39期棋王戦挑戦者決定二番勝負 第1局 三浦弘行九段 対 永瀬拓矢六段
戦型は永瀬六段が先手で矢倉模様の出だしに。対して後手の三浦九段は△5三銀右急戦から雁木。矢倉というよりも相掛かりに近い力戦調の将棋になりました。

先手の▲3五歩の仕掛けに対し後手は△4五歩と突いて厚みを築きます。このあたりは後手の三浦九段の模様が良いという評判。△7三桂から攻勢を取れて後手不満なく見えたのですが・・・

20131224永瀬三浦
▲7六金(71手目)と力強く上がった手が押さえ込みの好手だったようです。後手は△5六歩▲7四歩△6五桂▲7三歩成△8六飛以下飛車を切って攻め込みましたが、永瀬六段の強い受けの前に攻めが途切れてしまいました。

115手で永瀬六段の勝ち。永瀬さんの持ち味である受けの強さが存分に発揮された将棋だったと思います。
これで挑戦者の行方は第2局に持ち越されることになりました。第2局は年明け1月7日に行われます。永瀬さんのタイトル初挑戦なるか注目です。
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[ 2013/12/25 07:00 ] 棋王戦 | TB(0) | CM(0)

NHK杯3回戦 羽生善治三冠vs大石直嗣六段

NHK杯4連覇・24連勝の大記録を持つ羽生三冠に関西若手強豪の大石直嗣六段が挑んだ一局。各所で話題になっていると思うので結果から先に書きますが、大石六段が羽生三冠を破る大金星を挙げました。

将棋は大石六段が後手でダイレクト向かい飛車を採用。大石さんはこの戦法を得意としていて『ダイレクト向かい飛車徹底ガイド』という本も出しています。▲6五角△7四角に▲同角△同歩▲7五歩△7二飛・・・と進みました。この△7二飛と回る形は振り飛車というより相居飛車、角換わり腰掛け銀のような将棋になります。通常の角換わりに比べると7筋の歩が切れているのが後手の主張。

羽生三冠が▲3五歩△同歩▲6一角(51手目)と仕掛けて戦いが始まりました。▲6一角は飛車を8筋に動かすことで「飛車を攻撃に参加させない意味がある」と解説の山崎八段。

20131222羽生大石1

以下△8二飛▲7二歩に△6九角が気づきにくい角打ちでした。▲5八銀には△7八角成▲同玉△5一金があります。本譜羽生三冠は▲3八銀と引いて△3六歩に備えましたが、やはり△7八角成▲同玉△5一金。先手玉は薄くなって飛車銀が不自由な格好。後手の大石六段が優勢になりました。

そこから羽生三冠も粘りましたが、逆転には至らず。中盤でついた差が大きかったようです。大石六段の冷静な指し手の前に押し切られてしまいました。羽生三冠はまさかの3回戦敗退。羽生さんがNHK杯でベスト8に進めなかったのは2006年度の対深浦戦以来7年ぶりです。

今期の大石プロは4月に五段昇段、5月に竜王戦ランキング戦2回連続昇級で六段昇段、そして順位戦C級2組でも7戦全勝と好調をキープしています。順位戦でも昇級して飛躍の年にしてほしいですね。
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[ 2013/12/23 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)

第72期順位戦C級1組7回戦

昨日はA級順位戦の郷田深浦戦とC級1組7回戦がありました。

郷田深浦戦は郷田九段の先手で横歩取りでしたが深浦九段の勝ち。後手が先攻してペースを握りそのまま押し切ったという将棋でした。敗れた郷田九段は2勝4敗、勝った深浦九段は4勝2敗となりました。今までA級では何度も頭ハネを食らった深浦先生ですが、今年はさすがに残留できると思うんですが、どうなるでしょうか。

C1の7回戦も行われました。結果は以下の通りです。

小林 健二九段(3勝4敗)●-○日浦 市郎八段(4勝3敗)
菅井 竜也五段(6勝1敗)●-○斎藤 慎太郎五段(4勝3敗)
土佐 浩司七段(2勝5敗)●-○大平 武洋五段(3勝4敗)
福崎 文吾九段(4勝3敗)●-○片上 大輔六段(4勝3敗)
佐藤 秀司七段(3勝4敗)○-●塚田 泰明九段(1勝6敗)
小林 裕士七段(3勝4敗)●-○富岡 英作八段(3勝4敗)
阪口 悟五段(4勝3敗)○-●阿部 健治郎五段(3勝4敗)
近藤 正和六段(3勝4敗)●-○佐々木 慎六段(6勝1敗)
糸谷 哲郎六段(7勝0敗)○-●千葉 幸生六段(4勝3敗)
高野 秀行六段(3勝4敗)○-●平藤 眞吾七段(1勝6敗)
加藤 一二三九段(1勝6敗)●-○金井 恒太五段(4勝3敗)
高崎 一生六段(6勝1敗)○-●真田 圭一七段(4勝3敗)
脇 謙二八段(4勝3敗)○-●北島 忠雄六段(4勝3敗)
長沼 洋七段(4勝3敗)○-●宮田 敦史六段(3勝4敗)
桐山 清澄九段(1勝6敗)○-●浦野 真彦八段(2勝5敗)
船江 恒平五段(5勝2敗)●-○中村 太地六段(6勝1敗)
田中 寅彦九段(2勝5敗)●-○神谷 広志七段(2勝5敗)

全勝の菅井竜也五段は同じ関西の斎藤慎太郎五段との対戦でした。菅井五段の先手中飛車に居飛車が角交換する形に。中盤▲5五歩の仕掛けが成立するかどうかがポイントとなりましたが、結果は後手良し。66手の短手数で斎藤五段の快勝となりました。

1敗同士の▲船江△中村太地戦は相矢倉のねじり合いを制した中村六段の勝ち。船江五段は2敗となって昇級戦線から後退です。

昇級争いは全勝の糸谷六段(9位)が単独トップ。続いて1敗で佐々木慎(4位)、中村太地(10位)、高崎一生(20位)、菅井竜也(28位)の4人が追う展開。C1の昇級枠は2つしかいないので、このまま糸谷、佐々木が1敗以上をキープすると中村六段以下が9勝1敗でも頭ハネを食らうことになります。ラス前に糸谷高崎戦、そして最終10回戦に中村太地と菅井竜也の直接対決があるんですよね。この2局が昇級争いを大きく左右する将棋になりそうです。 このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2013/12/18 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(1)

里見さんが女流王座奪取(女流王座戦第4局)

リコー杯女流王座戦中継

挑戦者・里見香奈女流二冠の2勝1敗で迎えた第4局。結果は106手で里見女流二冠が勝ち、3勝1敗で初の女流王座獲得となりました。

第1局は加藤女流王座の勝ち、第2局は中盤加藤さんがリードを奪うも終盤混戦になって里見さんの勝ち。そして第3局は加藤女流王座が終盤勝勢を築いたものの、まさかの大逆転負け。3局戦ってスコアは里見さんの2-1ですが、内容的には加藤女流王座のほうが良い将棋を指していました。しかし、昨日の第4局は終始里見さんペースで快勝。加藤女流王座はやはり第3局の逆転負けが痛かったですね。

里見さんは5月に女流五冠を達成したものの、その後立て続けに3つのタイトル(女流王位、女流王将、倉敷藤花)を失冠。この女流王座戦も黒星スタートで不調説もささやかれていましたが、やっと嫌な流れを止めることができました。

里見さんは現在奨励会で直近11勝3敗。12月23日の例会で1つ勝てば三段リーグ入りが決まります。こちらも頑張ってほしいですね。
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[ 2013/12/14 06:00 ] 女流 | TB(0) | CM(0)

NHK杯3回戦 広瀬章人vs村山慈明

先手の広瀬章人七段は現在順位戦B級1組で7勝2敗、一方後手の村山慈明六段もB級2組で6勝1敗と好成績を残している。20代若手強豪同士の対戦ということで楽しみにしていたのだが、将棋は意外な幕切れとなった。

広瀬七段が先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△8八角成の出だしから一手損角換わりになった。2人の過去の対戦はすべて相穴熊で、相居飛車になるのは今回が初めてだ。相腰掛け銀で先後共に4筋(6筋)の位を取る形に進んだ。先手の仕掛けに対して後手が反撃して難解なねじり合いに。

終盤まで形勢が揺れ動く大熱戦になった。先手が勝ちに近づいたのだが・・・
20131208広瀬村山

△5九飛(114手目)の局面、後手玉は▲3二銀成以下簡単に詰んでいる(7手詰め)。しかし、広瀬七段はこれを見逃し4三に銀を打ってしまう。以下△4三同金▲同銀成△7九角以下先手玉が詰んで村山六段の逆転勝ちとなった。

村山六段もこの詰みには気づいていなかったようで、感想戦で指摘されて驚いていた。

終盤に強い広瀬さんが簡単な7手詰めを見逃すとはびっくり。今年のNHK杯はこの前の行方さんの△8八馬とか事件が多いですね。
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[ 2013/12/09 06:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)