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羽生2連覇 第59回NHK杯決勝 羽生vs糸谷

実家のテレビで観戦した日曜日のNHK杯、
一年経つのは早いものでもう決勝だ。

歴代1位、8回目の優勝を目指す第一人者羽生善治NHK杯に対して、今期永世名人2人+永世竜王を撃破して勝ち上がってきた新鋭糸谷哲郎五段が挑む決勝戦。糸谷の勝ち上がりは解説の谷川九段も言うように五段時代の羽生が名人経験者を4人破って優勝した1988年度のNHK杯を彷彿とさせる。糸谷の勢いが羽生にどこまで通用するか?

将棋は後手羽生の一手損角換わり、先手早繰り銀の最新形となった。

habuitodani

9筋の突きあいが入っているのが今までの実戦例と異なる。序盤早々糸谷のほうから▲9六歩と突いた。何気ない端歩の違いだが、これで将棋が全く違うものになる。

先手の糸谷が先に動く。▲8三歩と叩いてから3三に銀を打ち込んで竜を作る。単純な攻めだが、逆にプロからすると盲点になりやすいようだ。後手陣は竜を作られ、辛いようだが、6二から右のほうに逃げて耐久力があると羽生はみている。糸谷が▲3二竜と一手詰めの詰めろをかけたが、△5二金打とがっちり受けられてみると先手に思わしい手がない。

逆に羽生が先手陣に打ち込んだ急所の△4九角が厳しい角打ちだった。いつもは超早指しで進めていく糸谷が長考に沈む。いつもは相手よりも持ち時間を大量に残す糸谷の考慮時間が、羽生よりも早いペースで減っていく。今期NHK杯では初めてみる光景だ。

糸谷も▲5五角と出る勝負手で何とか迫ろうとする。第2図
羽生糸谷

「成桂を寄りたいが、桂馬を渡すと後手も危ない」と谷川九段が解説したこの局面、桂馬を渡さずにどう寄せるのか?
ここで羽生が指した手は悠々と△8五歩!
なんとこの手が詰めろ!詰めろということでは先手は▲同歩と取るよりないが、△8六歩▲同銀と銀の守備力を弱めて△7八と
以下、羽生が鮮やかに寄せきった。
糸谷も最後ギリギリの一手違いにまで持ち込んだが、流石は羽生、糸谷の仕掛けた罠には嵌らずに快勝。
羽生の強さが際立った今回のNHK杯だった。

敗れた糸谷、今回のNHK杯での対局姿を見て彼のファンになった。観ていて面白い人だなぁと思う。
大学ではヴィトゲンシュタインをやっているらしいけど、哲学の話も聞いてみたいなぁ。
早見え、早指しで早指し棋戦では強いけど、持ち時間の長い棋戦(順位戦など)ではまだ結果が出せてないようだ。
このままただの「早指しの強い棋士」で終わってしまうか、それとも大物棋士となれるか・・・

いつかタイトル戦などの大きな舞台で観てみたいですね。
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[ 2010/03/22 23:32 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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