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第23期竜王戦七番勝負第2局

渡辺竜王の先勝で迎えた第2局、

竜王が後手番ということでその作戦選択に注目して観ていた。竜王の今年度ここまでの成績は17勝8敗だが、8敗のうち7敗が後手番で喫した黒星となっている。(参照→「将棋 棋士別成績一覧」
今期前半は、傍から見ると後手番での作戦選択に迷っているようだった。居飛車の正統派で2手目に△8四歩と突くことが多い竜王が、2手目△3四歩から角交換振飛車を採用することもあった。(棋聖戦挑決vs深浦)

課題の後手番でどのような作戦を披露するか注目が集まった本局、竜王は2手目に△8四歩と突いた。これに羽生名人が▲2六歩と応じれば角換わりの可能性が高くなる。角換わり腰掛銀同型の将棋は今年に入ってから後手が苦しいと言われてきた。△8四歩と突いた以上はそれに対する何か研究を準備しているはずだ。竜王はどのような秘策を用意しているのだろうか?多くのファンがそこに期待して観ていたと思う。

しかし羽生名人は▲2六歩と突かず、▲6八銀から矢倉を志向した。矢倉も珍しくはないのだけれども、角換わりの例の変化で何か新たな進展があるか?期待していただけに肩透かしを食らった感はある。しかし、私の視野が狭かっただけかもしれない。羽生名人は矢倉でもファンを唸らせる新構想を見せてくれた。

矢倉で今一番HOTな▲4六銀-3七桂の将棋になった。54手目△3七銀と打つ将棋は最近先手の勝率が思わしくない。先手の対策が注目されたが、羽生名人の構想は▲6四歩(57手目)から▲1五香(新手)。先に香車を捨てるので浮かびにくい順だが、先手の攻めが途切れない。「コロンブスの卵」とは言い得て妙だ。

公式戦では新手となる▲1五香だが、研究会では既に登場している手らしい。以下某プロのつぶやきより引用
三段陣の中では盛んに研究されている形らしい。私がこの新手を聞いたのは1ヶ月くらい前。最近の将棋界は情報があっという間に駆け巡る。1週間何もしなかったら浦島太郎気分だw

竜王戦。最近、奨励会員から聞いた新手がそのまま使われていた。渡辺君の方が手を変えたと言っていいのかな。

一昨年竜王戦の急戦矢倉の将棋でもこういうことはあったので今更驚きは無いが、興味深い呟きだ。当然、竜王もこの手については知っていただろう。どこで「手を変えた」かはこのつぶやきだけでは分からないが。(おそらく74手目の△9六歩だろうか)

昼休前、竜王の△9六歩からの端攻めには驚いた。
竜王96hu

大量の持ち歩を使って叩く。角換わり腰掛銀での渡辺将棋を髣髴させる攻めだった。善悪は別として羽生名人を焦らせる勝負手だった。そこから先手が▲8四馬と馬をを切って桂馬と交換したのがやや無理だったようだ。後手の歩切れに期待したようだが、竜王の冷静な受けの前に攻めがあと一歩及ばなかった。

渡辺竜王が2連勝となって防衛の確率はかなり高まったように思う。しかし長い七番勝負どこで流れが変わるか分からない。一昨年の逆パターンも考えられる。第3局は渡辺先手ということで今度は羽生名人が2手目、4手目に何を指すか、再び横歩取りになると予想するが、果たしてどうなるか。


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[ 2010/10/27 06:30 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)
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