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鬼殺し対策の急所 序論

今日は久々に軽い話題で奇襲戦法の話。

「鬼殺し」という奇襲戦法がある。あまり将棋は指さないが、漫画「ハチワンダイバー」にも登場したので知っているという方もいらっしゃるだろう。

▲7六歩 △3四歩に▲7七桂!といきなり桂馬を跳ねる。
onigorosi1

仮に、後手が居飛車党で4手目に△8四歩と突いたとしよう。鬼殺しは▲6五桂!と跳ねる。「桂馬の高跳び歩のえじき」という格言に反していて無理そうにみえるが・・・。居飛車は5三の地点を守るために△6二銀(※)と守る。

以下▲7五歩に△6四歩と突かれて桂馬がタダのようだが・・・

▲2二角成 △同 銀 ▲5五角 △3三銀 ▲6四角 △5二金右
▲7四歩 △6三金 ▲7八飛 △6四金 ▲7三歩成 △同 桂
▲同桂成 △同 銀 ▲同飛成 

▲5五角から7三の地点を集中的に攻める。23手目▲7三同飛成の局面(下図)は鬼殺し大成功の図である。
onigoroshi2

自然な手を指していたはずの居飛車だったが、どこが悪かったのだろう?





6手目の△6二銀(※)ではなく、△6二金ならば防げる、というのが定跡書で解説されている有名な鬼殺し対策。

今度は▲2二角成 △同 銀 ▲5五角に△6三金(下図)と守ることができる。2二の銀に紐をつけつつ、5三、7三の地点を守る一石三鳥の手になる。
onigoroshi3

手順中、▲6五桂とすぐ跳ねないで▲7八飛と力をためるのもある。いずれにせよ、鬼殺しは「早石田」の亜流のようなものなので
①▲2二角成~▲5五角から両取りをかけ、8二の飛車のコビンを攻める
②7筋を数で攻めて突破する。
の2つが基本的な狙いとなる。

さて、この△6二金の受けが「定跡」とされているが、違和感を覚える、というか指しにくい手ではある。6二には銀が行くほうが自然だ。

では、△6二金が絶対手なのか?というと、そうでもなく△6二銀でも鬼殺しは受かる。ただし、△6二金に比べると難解ではあるが・・・

先に挙げた手順▲7五歩に△6四歩ではなく△3二金と上がる。

onigorosshi4

△3二金の意味は、▲2二角成△同銀と角を交換されても、2二の銀に予めヒモがついているので▲5五角が両取りとならないことである。

それでも鬼殺し君は暴れてくるかもしれない。上図△3二金に▲7四歩。△同歩ならば角交換して▲5五角、△9二飛に角を切って▲8三銀で飛車が詰んでいる。しかしこれには飛車は逃げずに△7七角(王手香取り)切返しがある。以下進行の一例は、▲6八銀 △9九角成 ▲9二銀成 △同香 ▲8二飛 △5五馬 ▲8一飛成 △6五馬 ▲9二龍。先手に龍を作られたが、後手も馬を作って駒割りは互角。先手の2八の飛車の働きが悪いので後手が良いと思うが、初級者同士ならば龍を作っているほうが有利だろうか。

△3二金に、▲7八飛と力をためて7筋突破を狙ってきたら、△7二金と受けておけば問題ない。
(▲7八飛に△6四歩は危険で、▲7三桂成△同銀▲7四歩△6二銀に▲7三角と露骨にぶち込む手がある)
△6四歩はいつでも突けるので急がなくでも良いのだ。


さて、長々と解説してきたが、
実は、4手目△8四歩のところで別の手を指せば、鬼殺しはもっと簡単に受かる。次回は鬼殺し対策の4手目について考察してみたい。





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[ 2010/11/06 08:00 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)
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