スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

矢倉党必携の一冊 「光速の寄せ 矢倉編」



谷川浩司九段の名著「光速の寄せ」シリーズがマイコミから「将棋連盟文庫」として文庫化されました。
10月に発売された「振り飛車編」に続き、今回は「矢倉編」となります。単行本としては第3巻と第4巻に分かれていたものが、まとめて一冊になって1,155円はかなりお得感があります。

構成は、第1章が基礎知識編。ここでは矢倉囲いの種類、弱点など基礎的な知識を解説しています。

第2章は「光速の手筋」編。矢倉崩しの基本手筋、必至のかけ方が40問×2紹介されています。居飛車対振り飛車の対抗形ではヨコからの攻めが中心でしたが、矢倉の場合タテ、ヨコ、端と崩し方にもバリエーションがあります。反復練習することで実戦ですぐ急所に手が行くようにしたいものです。

第3章は「光速の即詰み」編では、矢倉の実戦における即詰みのパターンを10問×2紹介しています。長手数の詰みもありますが、5分ぐらい考えて分からなかったら、覚えるつもりですぐ答えを見てしまうのが良いでしょう。よくプロが「一目詰み」という言葉を使いますが、プロは囲い別の詰みのパターンを沢山知っているので、長手数でも詰ますことができます。例えば、一段飛車とのコンビネーションで▲2三飛成から詰ます筋(本書のp83第5問~第7問、下図)は知らなければ詰ませられない典型かと思います。

tsume1

詰み形を知れば知るほど、実戦で長手数であっても詰みに気づくことができるようになるでしょう。

第4章の「実戦 次の一手編」は、振り飛車編にはなかった章です。第2章、3章は部分図でしたが、本章は実戦からの出題。実戦から「寄せのコツ」をつかんでほしい、とあります。

第5章は著者の実戦解説。難解ですが、棋譜並べとして使えそうです。

著者曰く「囲いが崩れてから粘りがある」のが矢倉の特徴ですので、その粘りを封じるには終盤の知識が必要になります。矢倉戦特有の終盤の定跡を網羅した本書は矢倉を指しこなす上で必携の一冊となるでしょう。









関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2010/11/18 06:30 ] 書籍レビュー | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL