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A級順位戦6回戦、藤井猛九段2勝目

A級順位戦は6回戦が始まった。

木曜日に行われたのは▲藤井‐△木村戦と▲高橋‐△森内戦。
森内九段は5回戦を終えて4勝1敗で挑戦者争いの先頭を走っている。一方で対戦相手の高橋九段、そして藤井木村の両名は3人とも星が伸びていない。特に藤井九段は1勝4敗で順位(8位)を考えるともう後がない状況。

藤井木村戦は、矢倉戦、いわゆる「藤井矢倉」の将棋となった。最近の藤井九段は先手番では3手目に角道を止めてからの矢倉、後手番では角道オープン型の振り飛車を採用することが多い。

藤井矢倉の特徴は、大雑把に言うと
1、早囲い含み
2、後手の急戦に対応するために飛車先を早めに突く
3、4六角、3七銀の形から、互いに角をにらみ合う形(いわゆる「脇システム」)になることが多い

の3つにまとめられると思うが、本譜は後手の木村八段が角をぶつけなかったことで、前例のない、しかし部分的には昔から矢倉戦でよくみられる将棋となった。

藤井木村1

図から▲3五歩△同歩▲4六角。歩を突き捨ててから角をぶつけるのは斬新。角交換は先手良しなので後手は交換に応じずに角を引くが、それならば突き捨てが入っていることで▲3五角と出れるというカラクリだ。さらに57手目の▲2四歩が素早い仕掛け。普通は3七に桂馬を跳ねてから▲2四歩とするものだが、それでは遅いとみて突っかけていった。

この速攻が巧かったようで、控室の見解は藤井良しに。しかし、「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ木村八段も頑強な粘りで決め手を与えない。相手に粘られて逆転負けを喫してしまうことも少なくない藤井九段だが、本局は辛抱強い指し回しで木村八段の粘りを振りほどき、最後は鮮やかな寄せを見せてくれた。

木村八段の最後まであきらめない不屈の粘りも見事。終盤の互いに負けたくない!という気迫が伝わってきた。千日手指し直しとなった森内高橋戦も熱戦で見ごたえがあった。

これで藤井九段2勝目!
依然として暫定最下位なので厳しいことに変わりはないが、高橋九段、木村八段含め2勝勢が多いので降級者争いは最後まで分からない展開になりそう。高橋さん、木村さんも頑張ってほしいですし、悩みますね・・・。


棋譜は名人戦棋譜速報で.
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[ 2010/12/11 18:00 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)
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