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NHK杯 羽生善治vs勝又清和

新年第1局目の放送となった9日のNHK杯。

後手の勝又清和六段が一手損角換わりを選択した。先手が棒銀を明示したのに対して後手は四間飛車に振って玉を右に囲う構想。将棋世界の2月号、勝又教授の連載「突き抜ける!現代将棋」でも触れられていた形だ。△4二飛~△7二金~△6二玉と囲う「康光流」である。

後手は△3五銀から△4六歩で4筋を突破。▲4八歩の局面は昨年末の順位戦C級1組勝又対小林裕士六段戦とほぼ同一局面である。NHK杯の収録日のほうが先かもしれないが(但し、その将棋では後手が端を突き捨ててから飛車を走ったという違いがある)
▲4八歩は部分的には屈服させられているが、後手の△6二玉-△7二金の形も良くないので均衡が取れている局面だと思う。

先手は▲3一角から▲4二銀と絡んで飛車を捕獲。先手は二枚飛車となったが、飛車を取るために銀を一枚損している。得した銀を△3三銀打としてがっちり受けたのはもったいないようにも見えたが、△6九銀と引っ掛けるよりはこちらのほうが手堅いとみたのだろう。「受けに特徴があり、手厚く粘りのある棋風」(解説の藤井九段談)の勝又さんらしい展開となった。

しかし、飛車を持っているのは大きく、▲8一飛から香車を取る手が意外と厳しかった。▲8一飛と打たれてみると、△6二玉-7二金の形が苦しいのがよくわかる。

駒得の先手が良いのだろうが、後手の馬の力が強くここからどう寄せるのかと思って観ていたが、働きの悪い竜をぶつけ(101手目)▲3四歩から▲5六桂が巧かった。
羽生勝又1

本譜は銀を逃げたのに対して、▲6五金~▲6四桂と跳ねて以下後手玉は寄り形。先手勝勢となったが、そこから先手が決め損ねたようで入玉模様に。解説の藤井九段は「逆転じゃないですか?」。
しかしギリギリ先手が残していたようで、最後香車を取った手が詰めろ逃れの詰めろで勝負あり。

最後、△6五金と詰めろ角取りをかけたところで入玉を目指していたらまだ長かったようだが、なんだかんだ言って羽生さんのことだからギリギリ仕留めているのではないか(笑)
放送中は逆転したかと思ったが、冷静に見ると、大駒3枚持っている先手が最後まで良かったようだ。

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[ 2011/01/12 06:00 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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