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第60回NHK杯 佐藤康光vs久保利明 

昨年、一昨年の棋王戦五番勝負で熱戦を繰り広げたライバル対決だ。過去の対戦成績は21勝21敗の五分。

予想通り、後手番久保二冠のゴキゲン中飛車。先手の「超速3七銀」急戦に後手は王将戦でも採用した△3二銀型。

後手の5筋交換に対して先手が角交換、互いに馬を作りあう力戦調の将棋となった。お互い一手一手が難しい。
観てる側からしても難しい将棋だったが、中村修九段の解説が分かりやすかった。

37手目、▲4五歩と4四銀出を防いで位を取った局面。先手の3五の馬が好位置で美濃囲いに組むのはのちに▲6二銀と打たれる隙ができてしまう。そこで後手は△9二香(46手目)から穴熊に囲った。対して先手は抑えこみ。▲6六金は棋譜だけ見ても「佐藤康光でーす」という声が聞こえてきそうだ。

後手の穴熊に対して、先手は地下鉄飛車の構想をみせる。この動きを察知した久保二冠は遊んでいた銀を引きつける。4二の銀を7三に持ってきたことで上部にも強い穴熊になった。先手は動いた割には8筋の歩を交換するのみに終わってしまった。△8三歩を打って「後手は一安心」(中村九段)

後手は「てっぱん」の穴熊に組めたが、後手からの動き方も難しい。そこで△7一飛と回って逆に7筋からの反撃を見せたが、▲6八玉と寄ったのが好手。『将棋世界』の企画での里見香奈女流戦を思い出す変幻自在の玉捌き。後手は△7一飛と回った手が空振ってしまった。玉頭方面から攻めても先手玉が広く5七→4八と逃げられる。▲6八玉と寄った局面、こういう展開になるのであれば玉が広い先手を持ってみたい。

後手から先手玉に迫る手もないので、先手は竜を作ってゆっくり攻めていけばいい。とは言うものの後手の堅い玉を崩すのは容易ではないのだが、佐藤九段はよどみなく攻めをつなげた。久保二冠は最後王手をかけるのがやっとで、157手で佐藤九段の完勝。

佐藤九段が力で圧倒した感じだった。これはB級の将棋ではないですね。次の準々決勝、佐藤羽生戦が楽しみ。
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[ 2011/01/17 06:00 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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