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第60期王将戦七番勝負第3局 3七銀急戦

1勝1敗で迎えた第3局

予想通り久保利明王将のゴキゲン中飛車、対して豊島将之六段は第1局と同じく「超速3七銀」急戦を選んだ。後手は△3二銀型で急戦を迎え撃つ。18手目△5六歩から開戦。角交換から、本譜は2筋の突き捨てを入れて▲6五角だが、突き捨てを入れるべきかどうかは今後の研究課題のようだ。

封じ手の局面

豊島王将3-1

振り飛車が香得だが、玉と反対側の香車なのでそれほど差はついていない。中央で戦いが起こりそうだが馬が僻地で遊んでいるのが気になる。Twitter上でも呟いたように、1九の馬をどう使っていくかがポイントになるだろうと予想した。

封じ手は5三の地点に利かせる△4三飛が有力ではないかとみていたが、久保王将は△4一飛。

当然の▲6四馬に控室では香車を打つとみられていたが、久保は3筋を突き捨てて△1八馬。やはりこの馬を働かせないことには戦えないとみたのだろう。しかし、検討陣が言うように△1七馬と一歩補充した瞬間は馬の働きが良くない。ということで▲2二歩から動いたわけだが、先手の攻めが無理気味だったようだ。

そこから控室の形勢判断は二転三転したようだが、98手目△5七歩が「一歩千金」の叩きで激痛。△3九馬と入って、遊び気味だった馬に喝が入った。私の頭でも後手が良くなったのが分かった。

そして最終盤、▲6三歩(109手目)に逃げずに△同金と応じたのが印象に残った。「勝ちを読みきりましたよ」という手であり、この踏み込みの良さが久保二冠の持ち味だ。以下収束も鮮やか。このblogで「鮮やか」という形容詞を濫発している私だが、この収束はほんとうに鮮やかだった。

一局を振り返ってみると、最後の収束に至るまでアーティストらしい流れるような将棋だった。やはり馬をウマく使ったのが勝因と言えるだろう。第4局は久保王将先手番だが、第2局で出なかった石田流になるのだろうか?






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[ 2011/02/11 18:00 ] 王将戦 | TB(0) | CM(0)
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