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第60回NHK杯 糸谷哲郎vs丸山忠久

地震の影響で一週間延期された準決勝、丸山糸谷戦。

糸谷が今期NHK杯では初の先手番。準々決勝までは3局とも後手番で一手損角換わりを採用して勝ち上がってきた。
対する丸山は後手では一手損角換わりや横歩取り(最近は振り飛車穴熊も)を得意としている。後手の丸山がどの戦型に誘導するのか注目した。

本局は横歩取り模様の出だし。しかし横歩を取るところで糸谷が珍しく(?)長考。結局横歩を取らずに▲2八飛と下まで引いた。飛車を下段に引いてくれたので後手は横歩を取れる。取らないのもあったがここは気合で取るところだろう。以下先手は角交換から桂馬を跳ねる。
20110320糸谷丸山23手
上図が問題の局面、先手は飛車を捕獲するため蓋歩を打ったところ。
ここで丸山は△2七歩▲同飛△8七歩とした。▲8七同銀ならば△同飛成から△5四角の両取りで後手良し。しかし△8七歩に▲7九銀と引かれて後続手段がない。

後手は▲7九銀に△8九角と打ち込み8筋突破を狙ったが、
20110320糸谷丸山29手
ここで▲9五角がぴったり。この手で後手しびれてしまった。飛車を逃げると▲8七金~▲7八歩で角を捕獲されてしまう。後手は仕方なく歩を成ったが、もうこの時点で丸山は負けを悟ったと思う。▲8六角と飛車を取ってから、▲6五桂跳ねが痛烈すぎる。

そして▲9五角以下わずか10手で将棋は終わってしまった。
39手!で糸谷の完勝。NHK杯の最短手数が何手か知らないが、こんなに短い将棋は初めて見た。
対局終了が11時10分頃、ということで40分以上も時間が余ってしまった。

戻って問題の局面(24手目)は単に△5四角が優ったとのこと。以下▲3八銀△9四歩~△2六歩でどうか。▲9五角を消しつつ端攻めと2七の地点を狙う。後手も十分やれそうだ。感想戦で検討した結果▲8五歩は厳密には無理かもしれないと糸谷は言っていたが、実戦で対応するのは難しいと思う。

感想戦は約40分ということで最後まで持つのかと思ったが、例のごとく糸谷五段が色々しゃべってくれるので面白かった。丸山さんは大変だったでしょうか・・・

これで糸谷は二年連続の決勝進出。もうこの活躍は「旋風」とは呼ばないだろう。決勝の相手は昨年と同じく羽生名人。昨年のリベンジなるか。



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[ 2011/03/20 23:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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