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NHK杯 中村修vs金井恒太

ダンディ中村修九段に、古風な男前金井恒太五段の対戦。
女性人気の高いお二人の登場ということで、私のTL上でも密かな盛り上がりをみせていた。

中村は対局前のインタビューで大震災の被災者にエールを送り気合を入れていた。一方の金井は本戦出場2回目とは思えないほど落ち着いた受け答え。前回初出場の時は2勝する活躍をみせたが、感想戦でのハキハキとした態度が印象に残っている。

将棋は▲7六歩△3四歩に▲7七角のオープニングから先手中村の角交換振飛車となった。後手で4手目△3三角というのは多いが先手で3手目▲7七角をやる棋士は少ない。本譜もそうだが桂頭をカバーするために金銀が玉から離れる。しかし受け将棋を得意とする中村九段はこのような薄い玉も苦にしない。

43手目▲3九玉はいかにも中村流といった感じで、素人には意味が分からない。位の圧力を避けつつ手待ちなのだろうか。この局面は玉頭の2つの位が大きく後手が良さそうだ。しかしここから先手は後手の攻めを利用して8筋を逆襲、形勢は先手良しに傾いていく。

20110417中村金井96手

上図、解説のハッシーこと橋本七段は「先手が良い」と言っていた。先手の勝ち筋が色々ありそうな局面だ。
ここで中村は▲5三と~▲4一馬~▲7二飛成。飛車を成りこんだが、△4五角が攻防手で決まらない。△5六歩もあって逆に先手陣が危ない。

△5六歩▲6六銀に△4四角(112手目)ともう一枚の角を放つ。2八が壁銀なので次に銀を取った手が詰めろになってしまう。一転して後手勝勢。以下先手玉は簡単に寄ってしまい金井の逆転勝ちとなった。

先手が駒得でと金も作って優勢のように見えたが、3筋と4筋の拠点が大きく、プラス壁銀でそれほど良くなかったのだと思う。▲5三とではと金を残して▲6四馬ぐらいが良かったのかもしれない。拠点がプレッシャーとなって先手は焦ってしまったのだろう。しかし、「チョイ悪」な局面でじっとプレッシャーを与える金井の指し回しはとても参考になった。

これで金井五段は前回に続く初戦突破。次は憧れの郷田九段との対戦ということでとても楽しみだ。






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[ 2011/04/18 00:00 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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