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第61回NHK杯 行方尚史vs菅井竜也

5月の大和証券杯で羽生善治名人(当時)を倒した菅井竜也四段がNHK杯初登場。石田流、ゴキゲン中飛車を得意とする振り飛車党で、久保利明二冠の研究パートナーとしても知られている。今日はその久保二冠が解説だ。
対戦相手は実力者の行方尚史八段。対振り飛車を得意としており、今日解説の久保二冠にも対戦成績で勝ち越している。

後手となった菅井竜也四段がゴキゲン中飛車、対する行方尚史八段は今流行りの超速3七銀で対抗した。「銀対抗型」(▲4六銀に△4四銀で対抗)から相穴熊となった。△4四銀型だと▲3五歩や▲4五銀からの急戦がなくなるが、その代わり角道が止まってしまうので本譜のように穴熊に組まれてしまう。

組みあがって後手が6筋から動いたの対して、居飛車は▲2四歩から仕掛ける。
菅井行方001

△同歩に▲2二歩もあったと思うが、それではあまり良くならないのだろう。▲3七桂から▲4五銀が行方さんらしい手厚い攻め。しかし、振り飛車も△3五歩からと金を作って形勢は難解。

この"と金"を寄って飛車が成りこめれば振り飛車優勢だが、そうはさせない。馬で飛車をおさえこんで居飛車がはっきり優勢となった。下図の▲5二銀が痛い。

菅井行方002

しかし「両取り逃げるべからず」の△3三桂に▲8一馬(79手目)と馬を切っていったのはやり過ぎだった。振り飛車は△8一同金と取った形が意外としっかりしている。逆に△6九角(90手目)からしつこく絡まれて形勢は逆転。自玉に王手がかからないので駒損でも攻めがつながれば良し。これが穴熊の恐ろしさだ。以下後手の猛攻が通って120手で菅井四段の勝利。

▲8一馬では馬を引いてじっくりさせば先手の完勝だったように思う。行方八段も感想戦でこの手を悔やんでいた。

勝った菅井竜也四段は2回戦で師匠の井上慶太九段と対戦する。師弟対決が今から楽しみだ。



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[ 2011/07/03 23:33 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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