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第52期王位戦七番勝負開幕 広瀬王位先勝

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広瀬章人が王位を奪取してから早いもので1年が経った。今年は、最強の挑戦者羽生善治を迎えての初防衛戦である。
意外にもこの2人の公式戦での対戦は過去に一度しかない。(非公式戦の新人王戦記念対局を含めると2局)その1局は前期の挑戦者決定戦。相穴熊の将棋で広瀬が快勝を収め、王位挑戦権を獲得した。

今回のシリーズの見どころは、広瀬穴熊に対する羽生さんの対策。

振り飛車穴熊を駆使して王位を獲得したが、この1年間振り飛車穴熊そのものは全く流行らなかった。理由は一言で言えば、真似をするのが難しいから。戦法云々ではなく、独特の感性と抜きん出た終盤力を持っているからこれだけ勝てる。そして、誰も真似しないので対策を練るのも難しい。前期、深浦さんは広瀬穴熊を研究するのにだいぶ苦労したようだ。誰にも真似できない「広瀬ワールド」を羽生さんはどうやって攻略するのだろうか。


さて第1局だが、羽生二冠が3手目に▲6六歩と角道を止めて予想外の相振り飛車となった。
3手目▲2六歩なら四間飛車穴熊のほかにゴキゲン中飛車、相居飛車の可能性もあった。▲6六歩ならば戦型を絞れて、じっくりした展開に持ち込むことができる。広瀬穴熊を避けるという意味もあっただろう。

本局は△3二飛から相振りとなったが、広瀬王位が4手目に△8四歩と突いて居飛車を選んでたら、羽生さんは何をやったのだろう?あるいは、四間飛車穴熊だったかもしれない。それはともかく、3手目▲6六歩と突いた以上高い確率で相振りになるとは予想していただろう。先手金無双に後手は美濃囲い、途中までは先日の竜王戦▲橋本△羽生戦と同じ進行を辿った。

封じ手のあたりは先手が面白いと言われていた。後手の△3五銀からの攻めは細いとみられていたが、78手目△3六歩▲同金に△4九銀を食らったあたりから先手がおかしくなった。後手の3六の馬が攻防ともに好位置で簡単には負けない雰囲気が出てきた。

▲2五歩(93手目)は焦点の歩で巧い手に見えたが、この瞬間△5七桂▲3九玉△2八歩が利いたのが大きく後手勝勢になった。ここは単に▲4六銀で5七桂を防いでもダメだったのだろうか?

↑局面図は、将棋の局面図を生成するWebAPIで作成。

最善の粘りであと一歩のところまで追い上げたが、△8三桂が詰めろで万事休す。直前の長考でこの難解な即詰みを読みきっていたようだ。強い!

広瀬王位が持ち前の終盤力をみせて白星スタートを切った。羽生さんの奪取を予想していた人が多いと思うが(私もその1人だが)、この勝ち方を見ると普通に防衛しそうな気もする。


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[ 2011/07/14 06:30 ] 王位戦 | TB(0) | CM(0)
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