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第24期竜王戦 久保利明二冠が挑戦者決定戦進出

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初戦で羽生二冠を破る金星を挙げた橋本崇載七段に久保利明棋王・王将の対戦。勝者が挑戦者決定戦進出となる。

久保二冠が後手番ということで予想通りゴキゲン中飛車対居飛車の対抗形となった。先手の対策は超速3七銀、対して後手は△4四銀型(銀対抗型)で角頭を受ける。▲3五歩や▲4五銀がなくなったので先手は▲6六歩から持久戦に切り替えるのが定跡。ここから穴熊に組む例が多い、というかほとんどが相穴熊だが(例:NHK杯▲行方△菅井)、橋本七段は▲6五歩からの位取りを選んだ。二枚の銀で押さえ込む方針だ。

先手が5五の歩を狙いに来たのに対して、久保二冠は△5三金!

(↑局面図はクラウド将棋局面図ジェネレータで作成)
この手は誰も思いつかなかっただろう。5五の歩はおとりで、金を前線に出して反撃するのが久保二冠の構想だった。

▲5五銀(43手目)で戦いが一段落して、そこから第二次駒組みとなった。この辺りはお互い指し手が難しいが、後手のほうが指しやすい感じがする。後手は行くぞ行くぞと見せかけながら穴熊を完成させる。

△3六銀は銀挟みがあるので危なそうに見えたが、そこからうまく捌いてみせた。
角取りを無視して△5五歩(54手目)が捌きの好手。続いて△4五桂(58手目)の「天使の跳躍」で、後手優勢がはっきりした。

久保陣の駒が捌けまくりで、後手玉は遠い穴熊。橋本さんもこの桂跳ねを見て観念したのではないか。


羽生二冠を破り勢いに乗っていた橋本七段だったが、二冠の自由奔放な指し回しに翻弄され何もできないまま終わった。竜王挑戦の夢はあと一歩で及ばず、連勝も14で止まった。

勝った久保二冠はこれで2年連続の挑戦者決定戦進出となった。最近の充実ぶり、そして渡辺竜王に対戦成績で勝ち越していることを考えると竜王挑戦だけでなく奪取、三冠達成も十分ありうると思う。

棋譜:久保利明二冠 対 橋本崇載七段


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[ 2011/07/20 20:00 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)
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