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リベンジ 永瀬拓矢vs佐藤康光 第24期竜王戦決勝T

NHK杯での2千日手が話題を呼んだ永瀬拓矢四段、今期の竜王戦でも快進撃を続け、決勝トーナメントでは稲葉陽五段、佐藤秀司七段を破って3回戦進出。そして、今日の対戦相手は元竜王の佐藤康光九段。あのNHK杯以来、2度目の対戦だ。最高棋戦の大舞台でもその力を見せつけることができるかどうか。佐藤九段としても若手相手に2連敗はしたくないだろう。

棋譜:佐藤康光九段 対 永瀬拓矢四段

先手となった永瀬四段の3手目▲7五歩は予想通り。対する佐藤康光九段の4手目に注目したが、相振り含みの△5四歩だった。4手目の棋譜コメントにもあるように、佐藤九段は石田流には△8四歩を選ぶことが多いので、相振り飛車というのは意外だった。△8四歩は居飛車の最強手だが、序盤早々激しい展開になりやすい。本局は研究一発で決まるような将棋ではなく、じっくりした展開に持ち込みかったのだろう。

後手は玉の囲いと△5五歩を省略し、2筋に勢力を集めて玉頭を攻める構想。2筋を突き捨ててから△7三歩(36手目)は渋い。じっと自陣のキズを消し、着々と攻めの態勢を築く。

△1五歩(46手目)から端をからめて先手玉に襲いかかる。この攻めが思いの外厳しかった。先手は▲4六香から角をいじめる手に期待したようだが、角を追っても△5五角から切って△2一香の数の攻めがある。棋譜コメントによれば▲4六香に代えて▲1六歩が優ったようだが、この手で受け切れていたかは微妙なところである。

後手の攻めが筋に入って、さすがの永瀬四段も受け切れない。先手は早逃げに望みを託したが、駒をポロポロ取られながら寄せられて敗勢。


△5八成桂に対し、▲6五桂(79手目)と「詰めろ逃れの詰めろ」をかけて見せ場を作ったが、△7二金打と受けられて次が続かない。最後はきれいな一手勝ちで佐藤九段の勝利、NHK杯のリベンジを果たした。

ここまで快進撃を続けてきた永瀬四段だったが、1組棋士の壁は厚かった。しかし、この経験を生かして近い将来タイトル戦に出てくるだろう。来期以降の活躍に期待したい。

勝った佐藤康光九段は26日に深浦康市九段(1組4位)と対戦する。今年度はここまで6勝9敗と負けが込んでいる佐藤九段だが、相性の良い竜王戦で復調のきっかけをつかめるか。


佐藤康光の石田流破り佐藤康光の石田流破り
(2010/04/23)
佐藤 康光

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[ 2011/07/22 06:34 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)
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