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8月1日~8月6日のプロ将棋観戦

個人的に今週は忙しい1週間でした、ということで1週間ぶりのblog更新。
今週行われた将棋をまとめて振り返ります。

<竜王戦>
8月2日に行われた決勝トーナメント準決勝、丸山深浦戦は丸山忠久九段が勝って挑戦者決定戦進出。
深浦九段の後手一手損角換わりに先手の「フェイク棒銀」。終盤、入玉模様の将棋となって一時は飛車得の後手が優勢と思われたが、実際には難しかったようだ。

117手目の▲6六角が印象に残った一手。棋譜コメントにあるようにこの瞬間手を渡すので指しにくい手ではある。▲7四銀と竜に当てて受けたくなるが、それには△6三歩がある。この角打ちで先手が凌いで逆転に成功した。深浦さんの必死の粘りも実らず丸山勝ち。

羽生二冠が敗れる波乱の幕開けとなった今期の竜王戦だが、最後に残ったのは1組優勝の丸山九段と1組2位の久保二冠。ある意味順当な結果となった。過去の対戦成績は丸山九段からみて14勝17敗、ほぼ互角と言って良いだろう。竜王戦には,「1組優勝者が挑戦者になれない」というジンクスがあるが今年はそれを破ることができるかどうか。挑戦者決定戦第1局は16日(火)に行われる。

<王位戦>
広瀬章人王位の2連勝で迎えた七番勝負第3局は、羽生善治二冠の勝ち。
後手広瀬王位のゴキゲン中飛車に▲3七銀急戦の対抗形となった。後手は△4四銀型から穴熊に組む。封じ手のあたりは先手の模様が良く後手が動きにくい、ということで解説のプロは先手持ち。しかし穴熊なので実戦的には後手が勝ちそうな気もする。

後手は△5三銀(44手目)から一歩損甘受で動いたが、そこで先手が穴熊に組み替えたのが現代的。この構想が上手かったと思う。後手は駒損承知で先手に食いついていったが、少しずつ足りない。羽生二冠の完勝譜となった。

第4局は9日(火)、10日(水)に福岡県北九州市で行われる。第4局は本シリーズの流れを決める大きな一番になると思う。

<順位戦>
金曜日はA級の渡辺屋敷、B1、B2が行われ、夏の順位戦祭りの1日だった。
A級は渡辺明竜王が横歩取りの激戦を制して2連勝スタート。

B級1組の結果は以下の通り
木村 一基八段(3勝1敗)●-○山崎 隆之七段(3勝1敗)
中田 宏樹八段(2勝2敗)○-●畠山 鎮七段(3勝1敗)
井上 慶太九段(2勝2敗)○-●阿久津 主税七段(1勝2敗)
鈴木 大介八段(2勝2敗)○-●松尾 歩七段(1勝3敗)
中村 修九段(1勝3敗)●-○深浦康市九段(2勝1敗)
橋本 崇載七段(2勝1敗)●-○行方 尚史八段(2勝2敗)

木村、橋本が敗れ全勝がいなくなった。私が昇級候補に挙げた松尾歩七段は早くも3敗。得意としている(過去の対戦成績は松尾の6戦全勝)鈴木大介八段相手に負けたのは痛い。去年屋敷九段が3連敗から昇級した例もあるのでまだ分からないが、今期は苦しい戦いとなりそうだ。

B級2組は広瀬章人王位と島朗九段、畠山成幸七段が3連勝。昇級候補に挙げていた戸辺誠六段は3連敗で完全に脱落。

野月 浩貴七段(2勝1敗)○-●田村 康介六段(1勝2敗)
窪田 義行六段(1勝2敗)●-○畠山 成幸七段(3勝0敗)
桐山 清澄九段(1勝2敗)○-●田中 寅彦九段(0勝3敗)
飯島 栄治七段(1勝2敗)●-○広瀬章人王位(3勝0敗)
中川 大輔八段(2勝1敗)○-●北浜 健介七段(2勝1敗)
泉 正樹七段(2勝1敗)○-●南 芳一九段(2勝1敗)
青野 照市九段(1勝2敗)○-●神谷 広志七段(1勝2敗)
堀口 一史座七段(2勝1敗)●-○島 朗九段(3勝0敗)
阿部 隆八段(1勝2敗)○-●戸辺 誠六段(0勝3敗)
飯塚 祐紀七段(1勝2敗)○-●安用寺 孝功六段(1勝2敗)
杉本 昌隆七段(1勝2敗)●-○森下 卓九段(2勝1敗)
豊川 孝弘七段(2勝1敗)●-○先崎 学八段(1勝2敗)

広瀬王位の昇級は堅いと思う。序盤の難所、戸辺飯島戦を連勝で切り抜けたのは大きい。4回戦以降も難敵が続くが、全勝での1期抜けもあるだろう。
渡辺明竜王も順位戦はC1でもたついたが、B2は全勝で一期抜け。かつての「高橋道雄王位」も同様に(C1で時間がかかったが)B2は全勝で通過した。広瀬王位も全勝昇級なるだろうか?
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[ 2011/08/07 07:15 ] 将棋 | TB(0) | CM(0)
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