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A級順位戦4回戦 羽生二冠4連勝

名人戦棋譜速報

木曜日に行われたA級順位戦4回戦。この日は羽生-高橋、久保-渡辺、屋敷-丸山の3局行われた。「二冠」が三人登場する豪華な顔合わせでした。

羽生善治二冠-△高橋道雄九段
戦型は横歩取り。高橋道雄九段はここ数年後手番で横歩取りを連採、A級復帰&残留の原動力となっている。
△5二玉・△8四飛型の古い形だが、中原囲いにする可能性を残しているのが新しいところ。

後手は角交換から5四に角を据えて端攻めを狙う構想。しかし▲2四歩(49手目)の垂らしから端を逆に攻められてしまう。このあたり後手は間合いの取り方が難しかったようだ。
その後、4筋の歩を伸ばしていった先手が模様勝ち。後手は右桂が使えず玉の右側が壁になっているのが辛い。

先手優勢と思ってみていた最終盤、ここで高橋九段は金取りを放置して△2九飛と打って勝負に出たが、▲4三と△同玉▲3八銀で飛車を詰まされてしまった。飛車を渡すと後手玉はひとたまりもなく、▲3八銀で高橋九段無念の投了。
金を5四に逃げても▲8四桂で挟撃なので後手負けだろうなと思っていたが、▲8四桂には△6一玉があってまだ大変とのこと。確かに△6一玉と逃げられると先手も難しい。今度△2九飛は飛車が詰まないので先手も生きた心地がしない。

両者の対戦成績はこれで羽生二冠の21勝2敗。最後はこの対戦成績を物語るような幕切れだった。

渡辺明竜王-▲久保利明二冠
久保二冠の先手中飛車から相穴熊。先手が端の位を取っているこの形は棋王戦第3局(久保勝ち)と同じ。57手目先手が▲3七桂と穴熊の桂馬を跳ねる。7ヶ月前の棋王戦でもみられた「パンツ脱ぎ」。既に悪いとみた久保二冠の勝負手だったが、後手にきっちりと咎められてしまった。同じ形で今度は渡辺竜王がリベンジを果たした。

久保二冠はまさかの4連敗。竜王挑戦も逃しこのところ不調の久保さん、年明けの防衛戦は大丈夫なのだろうか。

屋敷伸之九段-△丸山忠久九段
後手丸山九段の一手損角換わり、糸谷流の相早繰り銀となった。
終盤形勢が二転三転する難しい将棋だった。屋敷九段が入玉を目指す→それを丸山九段が阻止し、後手勝勢。しかし、丸山九段が寄せ損ない先手玉が上部脱出、まさかの逆転勝ちとなった。

丸山九段も初日が出ず4連敗。竜王挑戦を争った久保丸山の両者が4連敗は信じられない。A級は恐ろしい。


これでA級4回戦が終了。
4戦全勝は羽生善治二冠と谷川浩司九段、そして1敗で渡辺明竜王が追う展開。
羽生二冠の4連勝スタートはA級1期目の第52期以来18年ぶり2度目となる。森内俊之名人しか成しえていないA級9戦全勝なるかどうか、そしてそれを阻むのは誰になるのか。5回戦以降も目が離せませんね。



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[ 2011/10/23 08:00 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)
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