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初顔合わせは里見に軍配 里見女流三冠vs加藤女流王座

マイナビ女子オープン

棋譜:里見香奈女流三冠対加藤桃子女流王座

先日女流王座を獲得したばかりの加藤桃子16歳と女流三冠里見香奈19歳の対戦がついに実現した。楽しみにしていたファンも多かっただろう。この2人は里見香奈さんの奨励会編入試験で一度対戦がある(加藤勝ち)が、女流公式戦では初手合いとなる。

里見女流三冠の先手で中飛車となった。最近は角道を止めない中飛車が流行っているが、里見さんは早々と角道を止める。対するカトモモはレトロな急戦。昔の大山加藤戦のような展開となった。

36手目までは35年前に指された▲中原△加藤の十段戦と同一。
香奈桃子002
だが、両者ともこの前例は知らなかったという。平成生まれの両者の将棋がクラシカルな対抗形になるのは面白い。37手目▲6六銀でその前例から離れる。

▲6六銀に後手は8筋を突き捨てて開戦。△6五同銀(46手目)に▲5五銀とかわす手を軽視したか?次の▲6四銀からの桂取りが受けにくく先手がペースを握った。

中終盤、控室の検討では形勢が二転三転していたようだが、後で追加されたコメントによればずっと先手が良かったようである。

先手優勢の最終盤、カトモモが△5五角!の勝負手で迫る。
香奈桃子001
ここで里見さんは▲3九玉と早逃げ。控室の予想になかった手だが、この手自体は好手だったようだ。ここで単に▲1五歩と詰めろをかけるのは△3六桂に▲1八玉(▲3九玉は一手詰め)で、1九の香車が影になってしまい詰めろが消えてしまう。

玉を逃げてから▲1五歩(101手目)と詰めろをかける。ここで加藤さんは△5二飛と銀を払ったが、▲3三飛成で即詰みとなってしまった。

△5二飛では△3六桂が3五に逃げ道を作って「詰めろ逃れの詰めろ」で後手の勝ち筋だった。先手は▲1五歩が疑問手だったようだ。

うーん、惜しい!加藤さんが最後のワンチャンスを逃してしまった。
急転直下の終局となってしまったが、期待通りの熱戦だった。


この2人はこれからも互いに競い合って上を目指してほしい。
香奈と桃子のライバル物語はまだ始まったばかり。この物語が今後どんな展開を見せるのか、楽しみです。
百番勝負目指して頑張ってほしいですね。

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[ 2011/12/16 07:30 ] 女流 | TB(0) | CM(0)
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