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佐藤康光 is back ! 第61期王将戦第1局

棋譜→第61期王将戦七番勝負第1局▲佐藤康光-△久保利明

佐藤康光がタイトル戦の舞台に帰ってきた。

かつてはタイトル戦の常連だった佐藤九段だが、2009年に棋王失冠、翌年(2010年)の棋王戦五番勝負(vs久保)を最後にタイトル戦からは遠ざかっていた。今回は2年ぶりのタイトル挑戦となる。待ち受けるは過去2回の棋王戦で苦杯をなめた相手である久保利明二冠。期するものも大きいだろう。

久保佐藤戦は両者の強い個性がぶつかり合い毎回激しい戦いになる。今回も熱戦が期待できそうだ。

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第1局、戦型は後手久保利明王将のゴキゲン中飛車に「超速3七銀」の対抗形となった。

14手目△4四歩が昨年後半から指されるようになった手で、「菅井流」と呼ばれる。歩越し銀には歩で対抗する指し方だ。これには▲3五歩or▲4六銀からの速攻と、▲7八玉とひとまず囲う指し方の2通りあるが、佐藤九段は▲4六銀を選ぶ。6八玉型のまま4五銀から3四銀と踏み込んだことで序盤早々激しい戦いとなった。


25手目の▲5七玉!には驚いた。
棋譜だけ見ても「佐藤康光見参!」という声が聞こえてきそうな力強い手だ。この手を指せるのは佐藤さんしかいないだろう。
大将自ら前線に出てきたが、色々と矢が飛んできそうで素人目には生きた心地がしない。しかしここから佐藤九段は上手くまとめてみせる。

△6五角には強く▲6六玉もあった。△5六角に▲5三歩からの連打はあるが▲5五歩に△3四飛と逃げて▲5六玉△3六飛で先手自信なし。また▲5三歩△同飛▲3五角には△4四歩▲5四歩△同飛▲5五歩△同飛!△6七角成があるとのこと(モバイル中継コメントより)先手玉は不安定なのでこの変化に踏み込めなかったようだ。

実戦は▲4五角(27手目)と打ったがこの角は5六を守ってるだけでなく後手玉も睨んでいる。その一方で、後手の角は追われそうで不安定。封じ手の局面、形勢判断が難しいが歩得の先手が良さそうだ。

封じ手は△4四歩。角を追ってから3四の銀を詰ましたが、歩切れになってしまった。一方先手は銀損の代償にと金を作ることができた。

そこから後手は角をぶつけて△6四角から手を作りに行ったが、角と銀だけでは手が続かない。歩切れが思った以上に大きく、次第に先手優勢がはっきりしてきた。後手は封じ手前後でもう少し工夫すべきだったようだ。


最後は▲7四桂(105手目)から綺麗に必至がかかって先手の勝ち。終わってみれば佐藤九段の快勝という一局だった。

危険な変化を恐れずに踏み込むのが佐藤九段の将棋。▲5七玉は佐藤さんらしい一手だったし、その後のまとめ方も上手かった。久保さんもそんなに悪い手は指してないと思うが、今回は佐藤さんが強かったということだろう。

佐藤九段の復活を予感させる一局だった。▲5七玉は忘れられない一手になりそうだ。

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[ 2012/01/11 07:30 ] 王将戦 | TB(0) | CM(0)
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