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第37期棋王戦第1局 久保棋王先勝

棋譜:第37期棋王戦五番勝負 第1局 久保利明棋王 対 郷田真隆九段

久保利明棋王vs郷田真隆九段の棋王戦が開幕した。

昨年の棋王戦では強敵渡辺竜王を圧倒し防衛。第4局の△7六玉は今でも強く印象に残っている。しかし今年はいまひとつ調子が伸びない。王将戦で2連敗スタート、順位戦でも降級の危機に瀕している。心配しているファンも多いだろう。

対する郷田九段は名人戦以来3年ぶりのタイトル挑戦。棋王戦は14年ぶりの登場となる。郷田九段というと名人をあと一歩で逃したというイメージが私の中では強い。安定して強いけれどもここ一番で弱いという印象があるが、それを克服できるか。

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将棋は久保棋王のゴキゲン中飛車に郷田九段の「超速」の対抗形となった。後手が△4四銀型を選んだため持久戦になった。先手は相穴熊もあったが左美濃から銀冠に構える。

後手は△6二飛(34手目)から6筋を争点にして動く。コメントにもあるように中飛車からこの形になるのは珍しい。先手は▲8五歩~▲8六角~▲7七桂と組みたいが、それをけん制する意味があるのだろう。

先手が3筋からの仕掛けを自重し、穴熊に組み替えたことで長い中盤戦となった。タイトル戦らしいジリジリとした展開が続く。このあたり形勢は難しいが、後手が左の金銀を囲いに近づけることができたのに対し先手は4六の銀が遊んでいて歩切れなので少し苦しい。


先手が▲9六銀!と囲いを崩して玉頭攻めをみせたのに対し、後手は△7三桂と穴熊の桂馬を跳ねる。出ました!久保利明の「パンツ脱ぎ」。しかし、この2手を予想できた人はほとんどいないだろう。結果的にはこの桂跳ねが好手となった。先手は遊んでいる銀を5五に出るがすぐに追い返されてしまう。依然として歩切れで先手苦しい。


▲5六歩(91手目)~▲5五歩もすごい。郷田さんらしい手で格調高い。普通は▲2四飛だけどそれではダメなのだろう。遊んでいる4六の銀を使わずには勝てないとみたが、後手に5筋から捌かれて形勢ははっきりした。

そこから郷田九段も必死の粘りで頑張ったが、久保二冠が着実な寄せでそのまま押し切った。△7六歩(134手目)が「味良し道夫」の決め手。

△7三桂の「パンツ脱ぎ」から久保ワールド全開という内容で、久しぶりに久保さんらしい将棋を見たような気がする。この白星が薬となって調子も上がっていくだろう。

以下余談。この将棋はニコ生でも中継されていたが解説の豊川孝弘七段が面白かった。まぁ面白いのは前から知ってたけど。いつものようにオヤジギャグを織り交ぜながら分かりやすい解説だったと思う。ギャグのレパートリーがあんなに沢山あるとは思わなかったwこの将棋は中盤が長かったので豊川解説でなければ皆退屈したんじゃないかな?

ちなみに、この放送で出てきたギャグはWikipediaに「オヤジギャク履歴」として詳しくまとめられているのでそちらをご覧ください(笑)

豊川孝弘 - Wikipedia

豊川先生はトークが上手いのでニコ生向きだと思う。また機会があれば解説してほしいですね。

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↑挑戦者・郷田真隆九段へのインタビューは必見
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[ 2012/02/06 22:17 ] 棋王戦 | TB(0) | CM(0)
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