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棋王戦第2局 久保棋王vs郷田九段 早石田大乱戦

棋譜→第37期棋王戦五番勝負 第2局 久保利明棋王 対 郷田真隆九段

今週木曜に加古川で王将戦を戦ったばかりの久保利明二冠。中1日で今度は金沢で棋王戦である。3月に入ると2日にA級最終戦、4日に棋王戦第3局@焼津、そして8日に王将戦第5局と重要な対局が続く。まさに正念場を迎えている。

さて、棋王戦第2局。久保二冠の先手石田流に対して郷田真隆九段は4手目△8四歩と突いて正面から迎え撃った。

先手は昔からある早石田。プロの実戦例にはないようだが江戸時代からある定跡だ。
▲8四飛!(19手目)が狙いの一着。初見だとびっくりするが、二冠の著書『久保の石田流』にも載っている手。


25手目、▲9五角と準王手飛車をかける手もあったが、△9四飛打と受けておいて居飛車良し。△8二飛打だと▲2二銀があって先手が良くなるようだ(と、久保本に書いてあった)
本譜は▲2二角。対して8筋を突き捨てて△1二飛は凄い受けだ。これで駒損はしないけれども飛車が端で働かない可能性がある。しかし、この△1二飛はただ受けただけの手ではなかった。

△4六歩(30手目)が思った以上に厳しかった。そこから△8六飛と走って飛車を4筋に持ってきたのが上手い構想だった。
二枚の飛車でがっちり受けられてみると先手は手がなく、玉を囲うこともできない。


△3五歩(40手目)は郷田さんらしい格調高い一手。端で隠居していた飛車を3二に持ってきて、居玉のまま先手陣を攻め潰した。

88手で郷田九段の完勝。先手の無理な動きを咎め、二枚並んだ飛車で玉頭から攻め潰す構想が見事だった。

久保さんも先手番でここまで無理をしなくても良いのにと思ったが、これが「現代将棋」なんでしょうね。

本譜のような超急戦は居飛車に正確に受けられると無理、かといって持久戦になるとこの前の王将戦のように手詰まりになるのが石田流の難しいところだと思う。

久保の石田流久保の石田流
(2011/03/24)
久保 利明

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↑発売から1年経っていますが、石田流の概要を知るには良い本だと思います。
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[ 2012/02/26 07:30 ] 棋王戦 | TB(0) | CM(0)
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