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佐藤康光王将復位 第61期王将戦第5局

王将戦第5局は佐藤康光九段が勝ち4勝1敗で王将位を奪取した。2009年に棋王を失って以来3年ぶりのタイトル獲得。この間、A級降級を経験し、タイトル戦からも約2年間遠ざかっていた。苦労が続いただけに感慨もひとしおだろう。
佐藤新王将、おめでとうございます!

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第5局は久保王将のゴキゲン中飛車に佐藤九段の超速▲3七銀となった。これで久保さんは12局連続で「超速」を相手にしたことになる。直近11局は2勝9敗と「超速」に大きく負け越している。

△3二金も△3二銀も思わしくない、菅井流△4四歩はこの前惨敗した、ということで久保さんが用意してきたのは△4二銀型。実戦例の少ない形である。対して佐藤九段は▲4五銀と出て真っ向から咎めに行く。

封じ手の局面は後手の6五の位が大きく、玉形の差を考えると先手のほうが大変だと思った。仮に並みのアマ同士がここから指せば振り飛車のほうが勝つと思う。
検討陣も封じ手の△3三銀がピッタリで後手良しとみていたが、あとで感想戦のコメントを読むと疑問だったようだ。△3一金から桂馬を跳ねるほうが良かった、と。確かに本譜は左桂が捌けずに終わってしまったが、3三銀が疑問手だったとは難しい。

▲4二銀(59手目)が佐藤さんらしい踏みこみ。俗手だったが好手だった。以下は後手に良い変化が出なかったというから驚きである。


▲6五角~▲6四桂で先手陣に「トーテムポール」が完成。6四桂はこれまた俗な攻めだが振りほどくのが難しかった。
今期の七番勝負は珍形が出現するシリーズでもある。第1局の「5七玉」に始まり、第2局は「天空城」で逆転勝ち、第3局は「銀のトライアングル」で圧勝。そして本局は「天空の塔」。6筋に強大な厚みを築いて上から押しつぶした。


この将棋は先手の右銀の動きも面白かった。3九でスタートした「超速銀」が最後は7一まで来て詰みにまで働いた。封じ手のあたりは成銀が遊びそうだったが、最後は攻めに大活躍だった。

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佐藤さんの復活は嬉しいが、久保さんの不調は心配だ。
久保さんはこのシリーズ「エース」のゴキゲン中飛車で1つも勝てなかった。いずれも「超速」にやられた。
連続被弾のエースをこのまま一軍に置いておくのか、それともファームに落として別の「エース」を探すのか。
次の棋王戦、後手番を引いた時の作戦選択に注目したい。

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[ 2012/03/10 20:41 ] 王将戦 | TB(0) | CM(0)
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