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第61回NHK杯準決勝 畠山鎮vs羽生善治

棋譜:2012年03月11日第61回NHK杯準決勝第2局(←NHKの公式サイト、iphoneでも見ることができる)

震災から1年が経った。昨年の準決勝第2局(糸谷丸山戦)は震災の影響で放送が1週間延期された。震災関連の番組ばかりで正直疲れてたところにNHK杯を見て少しほっとしたのを覚えている。

今年の準決勝第2局は初めてベスト4に進出した畠山鎮七段と4連覇を狙う羽生NHK杯の対戦。過去の対戦成績は羽生の5勝1敗。畠山七段もB1の実力者なのでもっと対戦があるかと思ったが意外と少ない。解説の中村修九段も言っていたが、羽生さんと対戦するまでが大変なのだ。

戦型は▲7六歩△8四歩▲6八銀から矢倉。▲4六銀・3七桂で後手が△8五歩を突く将棋だが、よくある形と違うのは△7三角と引かずに先に△4二銀と引いているところ。△7三角ならば▲9八香から穴熊に組む将棋が多い。本譜は穴熊に組まずに▲2五桂。対して△7三桂と跳ねた前例もあったが羽生は△3三桂とぶつけて先手の攻めを催促する。

実戦例が少ないので畠山もここで時間を使う。▲6五歩突くのが得なのか、どこから突き捨てるのか、そして突き捨てを取ってくれるのか、難しいところだ。終盤の詰む詰まないまで一直線なので、長時間の将棋なら1時間ぐらい考えたいところだろう。考慮時間を残り1回まで使って畠山は▲5五歩(49手目)と仕掛ける。先手が穴熊ならばよくある将棋だが、▲8八玉型なのがどう影響するか。


△3四歩にじっと▲4六銀(67手目)と引いたが、銀を逃げずに▲1七桂と打ちたかった。以下ギリギリの攻めだが、感想戦を聞いてみると先手有望だったようだ。
▲2八飛(71手目)が敗着。△8四角と出られたときに角成りが受けにくかった。▲6六歩には△6五歩(次に△6四桂)が厳しい。▲2八飛では▲2六歩△同銀▲2五桂が優った。▲4六銀と▲2八飛は慎重にいこうとした手だったが、「攻めの畠山」らしくなかったと思う

馬を作って羽生二冠がはっきり優勢となった。後手の矢倉は2五の銀も引き付けて金銀四枚の堅陣。見ただけでうんざりする堅さだ。

優勢になってからの羽生二冠の指し回しが辛かった。△4九馬で飛車成りを防ぎ、△5二歩(100手目)で相手の心を折る。私ならここで投げてる(笑)前から何度か言っているが、真の激辛流は羽生さんだと思う。

以下は視聴者向けに分かりやすいところまで指したという感じだろうか。108手で羽生二冠の完勝。

これで羽生二冠はNHK杯の連勝を19に伸ばした。
来週の決勝は羽生渡辺戦。羽生さんの4連覇&名誉NHK杯&20連勝を渡辺竜王が止めることができるかどうか?


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[ 2012/03/13 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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