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[将棋]NHK杯 羽生 vs 井上

NHK杯 2回戦第13局
羽生善治 NHK杯 対 井上慶太 八段

昨晩夜更かししたので、起きたら10時15分。急いでテレビとPCを起動した。

真打ち、羽生の登場だ。
対する井上は「羽生7冠」に最初に黒星をつけた棋士。
A級順位戦でも羽生に勝ったことがある実力者。今期の順位戦も好調だ。

戦型は矢倉-森下システム、後手が雀刺しでなく△7三銀と上がる指し方


inoue1

7筋歩交換と△6四銀-△7三桂の両方の狙いを含んでいる。
昔多かった将棋で、一度は先手十分の結論で指されなくなったが、最近ぼちぼち指されるようになっているらしい。

本譜は早めに▲2六歩と突いている。
上図△7三銀に▲2五歩と突いた局面は、実戦例は少ないようだ。
(最近の実戦例としては07年王位戦7番勝負▲羽生-△深浦、09年68期A級順位戦▲井上△三浦
などがある)
最近は飛車先不突を目指すことが多いからね。

▲2五歩以下後手は△7五歩 ▲同歩 △同角 と交換し先手は▲6五歩と▽6四角-▽7四銀の理想形を阻止する。ここから先手は▲4六角~▲5七銀~▲6六銀右と手順に盛り上がれるので、
「先手十分」とみられていたが、最近は後手も指せるとみる棋士が多いらしい。(※注1)


さて、将棋は進んで第2図
inoue2

馬もできて、陣形は手厚く私が後手だったら嫌になりそうな局面だが

ここから△6四歩 ▲同歩 △7三銀 ▲7二馬 △6四銀 ▲6五歩に△7三桂!
銀損でも桂馬を活用するほうが重要なのだそうだ。
この順は解説の高橋の指摘どおり、高橋も流石だ。
以下、羽生は角のラインを生かして、先手玉に猛攻をかける
羽生有利と思ったが、井上も上手く凌いで第3図
inoue3

この局面と金が出来て井上は良くなったと思ったらしい。
ここで△8一香に▲7六銀と受けたが、これよりも▲7九歩が優ったのではないかと感想戦で検討されていた。
ただ、▲7九歩でも難しい戦いだったようで、井上も「ごちゃちゃされて多分間違えますね(笑」と自虐。

以下は、羽生の迫り方は鮮やかだった。
強い人がやるとこんなに上手くいくもんなんですねー
後手玉全く手付かずのまま寄せきった。
井上もだいぶ粘ったと思うが、羽生の強さが目立った1局でしたね。



(※注1)森下卓『森下卓の矢倉をマスター』 NHK出版
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[ 2009/11/08 22:55 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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