スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

第5回女流最強戦 清水市代初優勝

棋譜→甲斐智美女流王位 対 清水市代女流六段

女流最強戦決勝、現地(大和証券本社)で観戦してきました。

今回の決勝は第一人者清水市代女流六段と第1回の覇者、甲斐智美女流王位の対戦。清水は上田女王を倒して、そして甲斐は前回の覇者中井六段と里見女流三冠を倒して決勝進出。

戦型は甲斐女流王位のゴキゲン中飛車に清水女流六段の「超速」。▲6六歩と角道を止めたのでじっくりした戦いになった。「森内流を拝借して」と清水さんが言っていたが、▲6六歩(23手目)の局面は昨年の名人戦第3局と同一。名人戦で羽生さんは△4四歩と突いたが甲斐さんは銀を5三に上がる。△5六歩のあたりまでは実戦例があって、△3八歩が甲斐さんの工夫だったが、これが得だったかは微妙なところ。


▲3六金(59手目)が印象に残った一手。ここに金を打てる人はなかなかいない。いかにも清水さんらしい手だと思う。その前の▲5五銀とあわせて先手はじっくりおさえこむ方針。
対して甲斐さんが6筋に飛車を回った手が良くなかったようで、▲4三銀不成から1一の香車を取って先手が優勢になった。遊びそうだった3六の金も中央に使えて悪いところがない。

△4四金(90手目)には▲同成銀と取るのが明快だったと思うが清水さんは飛車を引く。攻め合いにはしないつもりだったようだが、成銀をただで取られてしまった。一時は取られそうだった飛車を捌けて、振り飛車もやる気が出てきたのではないか。先手勝勢から一転して混戦になった。


終盤△5五歩(136手目)が痛恨のクリックミス。甲斐さんは6五に着手する予定だったようだ。△6五歩もしくは金を逃げる手(△3五金)を指していればまだまだ難しい戦いが続いていただろう。4四の金をただで取られて形勢ははっきりした。

最後は見事な即詰みで清水女流六段の勝ち。この大会5回目にして初優勝を飾った。


優勝の感想を聞かれて、清水さんは声を詰まらせていた。今年は全てのタイトル戦に挑戦者として登場したが、いずれも敗退。最後に1つ獲れて良かったですね!

これで清水女流六段は今期39勝目、年間勝数記録で中井広恵(2001年度)に並び歴代1位タイとなった。この記録も凄い。男性棋界では「羽生世代」の活躍が話題になっていますが、女の世界も「羽生世代」がまだまだ強い!
今年度はあと2局対局の予定があるということで記録更新に期待がかかります。


関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
[ 2012/03/20 08:47 ] 女流 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL