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第62回NHK杯1回戦 阿部光瑠vs牧野光則

青森が生んだ天才阿部光瑠四段がNHK杯初登場。訛りが抜けない話し方が初々しい。
対戦相手は関西若手強豪の牧野光則四段。今回は成績優秀のため予選免除で本戦出場。現在進行中の第53期王位戦ではリーグ入りする活躍をみせている。
1回戦の中では個人的に注目していたカードだ。

昨年は順位戦で5連敗スタートと苦しんだ光瑠くんだが、他棋戦では順調に勝ち星を積み重ね最終的には6割超えの勝率を残した。特に三浦、丸山、森内らを倒した朝日杯での快進撃は記憶に新しいところ。
ネット将棋(将棋倶楽部24)で強くなったということもあり、早指しに関してはプロの中でも強い部類に入る。24育ちという点では最近のNHK杯で活躍している糸谷哲郎、菅井竜也とも共通する。持ち時間の長い将棋に順応すればもっと勝率も上がるだろう。

さて、将棋は先手の光瑠四段の角交換四間飛車。後手は3一玉型で位を取る構想を見せたが、▲7五歩(31手目)が機敏な動きで先手がペースを握る。


中盤の▲5六金(51手目)が印象に残った一手。△6六歩と△5五角を防いで一石二鳥だが、形が崩れるので指しにくい手ではある。力強い。この金で後手の駒を押さえ込んで先手が優位を築く。


▲6六角からのコビン攻めも厳しくこのまま先手が勝ち切ると思われたが、牧野四段の△3九銀が鋭い勝負手。▲同玉なら△6九竜と王手してから△3四金と戻せる。光瑠四段は▲1八玉と逃げたが、△3九銀が入って形勢は混沌としてきた。

「逆転していてもおかしくない」と解説の中村九段。冷静に見ると先手が駒得で余してそうだが、実戦的には怪しい雰囲気が漂う。しかし、ここで崩れないのが光瑠四段の強さ。正確な受けで後手の食い付きを許さない。

後手は△1七銀(154手目)の勝負手で迫ったが▲同桂と取られて先手玉は寄らない。最後はこの桂馬が2五に跳ねる手がピッタリで勝負あった。

167手の大熱戦。24の早指しを見てるようなスリル満点の面白い将棋だった。

勝った阿部光瑠四段は2回戦で郷田棋王と対戦。強敵相手ですが、朝日杯のときのような番狂わせを期待します。
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[ 2012/04/16 07:42 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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