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第70期名人戦第4局

森内俊之名人の2勝1敗で迎えた第4局。結果を先に書くと羽生善治二冠が勝ち2勝2敗のタイに戻した。

羽生vs森内の名人戦で2勝2敗になるのは意外にも今回が初めて。この2人の対戦は星が偏る傾向があり、過去6度の名人戦は第4局を終えた時点で3勝1敗か4連勝だった。いずれも先に3勝したほうが防衛、奪取している。こういうデータがあったのでこの第4局で後手のブレイクがあるかもしれないと思ったが、またしても先手番の勝利。このままいくと3勝3敗で最終局振り駒勝負ということになりそうだ。

===============

第4局はこのシリーズ3度目となる矢倉。▲4六銀・3七桂の定跡形で第1局は△8五歩型だったが本局は△9五歩型。この形では後手が3七に銀を打つ将棋が最近の主流だったが(最近ではNHK杯決勝▲羽生△渡辺)、森内名人は早めに△3三桂(46手目)と跳ねてマイナーな形に誘導する。

羽生森内70_4_001
封じ手の局面から先手が猛攻を仕掛ける。▲3四歩△同銀に控室では▲1四歩や▲2三歩が検討されていたが、羽生二冠が選んだのは最も激しい▲1五香!(65手目)先手の攻めは細いようだが、切らすのは容易でない。

そこから数手進んで第2図
羽生森内7_4_002
△3三金寄(74手目)が森内名人の悔やんだ一手。対する羽生二冠の▲3六歩が指されてみればなるほどの一着。この手を森内名人は軽視していたようだ。以下▲2六桂(83手目)も厳しく先手優勢がはっきりした。△3三金寄では金直か3四金なら難しかったようだ。

そこから森内名人も粘るのだが、反撃の味がないのが辛いところ。先手陣が磐石で、一段飛車が受けにもよく利いている。後手から△8六歩や△8六桂はあるが駒を渡すと反撃が厳しい。△4三桂(102手目)はしぶとい受けだが、攻めに使いたかった桂馬なのでやはり辛い。

控室では先手の寄せは評判が悪く「変調」とも言われていたが、そんなに悪い感じはしなかった。感想コメントを読むともっと早い決め方があったようだが、これはこれで羽生さんらしい手堅い勝ち方だと思う。

この第4局も序盤で先手がリードを奪ってそのまま勝ち切るという前3局と同じような展開だった。たまには逆転ホームランが飛ぶような将棋も見たいのだが、この2人相手だとそれは難しいのだろう。

木村の矢倉 急戦・森下システム木村の矢倉 急戦・森下システム
(2012/03/24)
木村 一基

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[ 2012/05/26 07:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(1) | CM(0)
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[2012/05/26 08:15] まとめwoネタ速neo