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第70期名人戦第6局 森内名人vs羽生二冠

第5局まで先手勝ちが続いていた今期の名人戦。最終局の振り駒勝負になるかと思われたが、第6局森内名人が後手番でブレイクし防衛を果たした。

2手目△8四歩シリーズとなっている今期の七番勝負。本局は森内名人の△8四歩に羽生二冠が3手目▲2六歩を選んで角換わり腰掛け銀の将棋になった。後手の作戦は第2局と同じ△7三桂を跳ねない専守防衛型。第2局は△2七金の新手が不発で森内名人の完敗だった。本譜はその△2七金ではなく前例の多い△4六金から△2六角とした。後手は上部を厚くして入玉を視野に入れている。「入玉」がこのシリーズにおける後手番のテーマとなっているが、ここまで結果は出ていない。

羽生森内70-61

本局はここから森内名人が驚きの構想をみせた。それが68手目の△3六金。大駒を押さえ込むために打った金を動かすので浮かびにくい手ではある。4六に桂を打つスペースを作ったのがこの△3六金の意味だった。いかにも森内さんらしい手厚い指し方だと思う。対して羽生二冠は▲2四歩。1日目にして終盤戦の様相を呈した。

羽生森内70-62

局面は進んで79手目、銀取りを受けて▲6九銀と引いたが、△7五歩が厳しく先手を持って自信がない。▲6九銀では▲1七角とぶつけてから▲4四桂と金を攻めるほうが良かったようだ。その前の▲5一竜もどうだったか。▲1一竜だと手番を渡してしまうので本譜の順を選んだのだろうが.

▲6三と(85手目)は流石の勝負手だが、△3八桂成▲5三と△4九成桂▲5四と△5九角成に▲5五角が詰めろにならない。一直線の寄せ合いは先手負けということで羽生二冠が苦しくなった。
羽生森内70-63

本譜は△5九角成(90手目)に▲6八銀と受けたが△6七歩成と成り捨てる手が厳しい。以下も難解な終盤戦が続いたが、名人は正確な寄せで押し切った。水面下には際どい変化がいくつもあったが森内名人が間違える雰囲気はなかった。こんなに強い人が去年11連敗していたとは信じられない。

===============

開幕前は羽生二冠の奪取を予想する声が多かったと思う。それもそのはず。かたやA級順位戦全勝の挑戦者に対して、森内名人は半年勝ち星がなく、勝率は3割台と苦しんだ。局後のコメントを読むと名人本人も厳しいのは自覚していたようだ。
しかし、名人戦の森内は強かった。6局通じて安定感があった。勝った4局はいずれも羽生さんの追い上げが凄かったが、名人は全く動じなかった。

こういう森内名人らしい将棋が(名人戦以外でも)もっと見たい!今年は他の棋戦でも活躍してほしいですね。

局後の森内名人の記者会見はこちらから↓
将棋名人戦第6局2日目ダイジェスト(朝日新聞デジタル)

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[ 2012/06/15 22:22 ] 名人戦・順位戦 | TB(1) | CM(0)
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第5局まで先手勝ちが続いていた今期の名人戦。最終局の振り駒勝負になるかと思われたが、第6局森内名人が後手番でブレイクし防衛を果たした。2手目△8四歩シリーズとなっている今期の七番勝負。本局は森内名人の△8四歩に羽生二冠が3手目▲2六歩を選んで角換わり腰?...
[2012/06/19 17:56] まとめwoネタ速neo