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第62回NHK杯1回戦 深浦vs門倉

棋譜→2012年06月17日第62回NHK杯1回戦第11局

NHK杯の記録係を長く務めた門倉啓太四段が対局者として帰ってきた。対戦相手は順位戦A級、竜王戦1組の強豪深浦康市九段、そして解説が門倉さんの師匠である石田和雄九段ということでとても楽しみにしていた。

解説の石田九段は小学生時代の深浦さんに将棋を教えたことがあるそうだ。「深浦さんにはプロになる前に九州の将棋大会で指導対局したことがある。子供の頃の深浦さんと一番最初に対局したのは僕だと思う。最初に会ったときはこれほど強くなるとは思わなかった。」

深浦九段曰く「門倉四段は斬新なアイデアの持ち主」。角交換系の力戦振り飛車を得意としていて、特に初手▲7八飛戦法が話題を呼んでいる。本局は後手番なので初手▲7八飛は見られなかったが、序盤から面白い作戦を見せてくれた。

深浦の3手目▲2五歩は門倉が得意とする角交換振り飛車を避けて、作戦を限定する意味がある。対して門倉四段は△4四歩と角道を止めて三間に飛車を振った。

先手が居飛車穴熊に組んだのに対して、後手は居玉のまま二枚の銀を繰り出す。藤井システムの三間飛車バージョン。似た形で(先後逆で四間飛車だが)、▲藤井△深浦戦(1998年、竜王戦4組)の前例があるようだ。その前例は藤井勝ち。当事者の深浦にとっては苦い思い出しかない形だ。

深浦門倉NHK001

図(30手目△8二飛)では△7五歩も目に付くが▲同歩△同銀に▲2四歩△同歩▲2五歩の継ぎ歩攻めが生じる。このとき四間飛車なら▲2五歩に△3二金と上がって2筋を受けることができるが、三間なのでそれができない。よって本譜は△8二飛だが、▲7七金△4五歩に▲6六歩で銀を追い返されてしまった。以下▲5八金~▲6七金上で先手が作戦勝ち。

先手の堅くて手厚い陣形を後手はどう崩すか。まず△3六歩(44手目)と居玉で飛車交換を迫り、続いて△8六歩(46手目)と玉頭にも嫌味をつける。しかしいずれも深浦に冷静に応じられて次が続かない。

深浦門倉NHK002
苦しい門倉は△8七飛成(62手目)と切って▲同銀に△8六歩で勝負する。これに▲8六同銀だと逆転するが▲同角で大丈夫。3五の銀を取られても▲3二とが速い。以下△3二同金▲2一飛成△3一歩に▲8八歩と自陣に手を戻したのが冷静な一着。△7九角成に▲3九飛が痛打で先手の勝ちとなった。

内容的には門倉四段の完敗でしたが、序盤から意欲的な指し方で見てて面白かったですね。
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[ 2012/06/18 07:30 ] NHK杯 | TB(1) | CM(0)
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棋譜→2012年06月17日第62回NHK杯1回戦第11局NHK杯の記録係を長く務めた門倉啓太四段が対局者として帰ってきた。対戦相手は順位戦A級、竜王戦1組の強豪深浦康市九段、そして解説が門倉さんの師匠である石田和雄九段ということでとても楽しみにしていた。解説の石田九?...
[2012/06/21 00:14] まとめwoネタ速neo