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竜王戦決勝T 稲葉vs大石 藤井vs豊島

まずは4日の稲葉大石戦、今週中継された中では一番面白い将棋でした。特に終盤戦が見ごたえがあったので是非並べてほしいと思います。

棋譜→第25期竜王戦決勝トーナメント 稲葉陽六段 対 大石直嗣四段

後手大石四段のダイレクト向かい飛車に先手が▲6五角と打つ変化になった。後手の囲い方が難しそうに見えたが、大石は右玉風に囲う。後手勝勢で迎えた終盤戦。

稲葉大石竜王001
図は大石四段が歩頭に△5五金と打ったところ。普通ならばこれが鮮やかな決め手となるところだが、ここで先手から絶妙の切り返しがあった。

▲5三金△7一玉▲6二金!

△5五金も凄かったが▲6二金がそれを上回る妙手だった。▲6二金では棋譜コメントにもあった▲4一飛から桂馬を抜くほうを考えてた人が多いと思う。なるほど、5五の金を抜いたほうが粘れるのか。にわかに逆転ムードが漂う。

▲8五桂(111手目)のところでは逆転しているかと思ったが、あとで棋譜コメントを読むと後手が残していたようだ。△6一桂と受けた手が敗着。▲8五桂は詰めろだが、△5五金と竜を取れば「詰めろ逃れの詰めろ」になっていた。▲7三桂成△同玉▲5一角には6二飛合で際どく詰まない。(他の合駒は詰む)同様に次の114手目も6五の桂馬でなく5五の飛車を取るべきだった。

以下、稲葉六段が見事な逆転勝ち。逆転を呼び込んだ▲6二金は来年の「妙手ポカ選」(将棋世界)に選ばれそうですね。次の三浦八段戦も楽しみ。

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そして昨日(6日)の藤井豊島戦は先手藤井猛九段が藤井システムを採用した。対して後手の豊島将之七段は右銀急戦を選択。先手が端歩を突かずに▲3六歩・▲4六歩を急いだのが珍しい。
棋譜→第25期竜王戦決勝トーナメント 藤井猛九段 対 豊島将之七段

藤井豊島竜王001

中盤の△7六馬!(40手目)が凄い手だった。△9五馬~△8五馬や△9九馬が普通だが、なんと馬の押し売り。▲同銀に△7四飛で飛車が生還できる。流石の藤井九段もこの手には気づかなかったようだ。飛車を持ってるのが大きく後手優勢となった。

終盤も完璧な指し回しで豊島七段の勝利。△7二歩(68手目)~△7一歩の小技も憎い。ほんとに序盤中盤終盤、隙がないよね。

豊島七段、稲葉六段、そして大石四段・・・と最近の関西の若手は強いな。
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[ 2012/07/07 08:08 ] 竜王戦 | TB(0) | CM(0)
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