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藤井猛、6年ぶりに羽生善治を破る(王位戦第2局)

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昨日行われた第53期王位戦七番勝負第2局。結果は藤井猛九段が勝ち、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

これまでの対戦成績は羽生34勝、藤井14勝。藤井が勝ち越していた時期もあったが、直近は羽生の20勝1敗。
※参考:羽生善治対藤井猛(棋士別成績一覧)
藤井九段は2006年4月の朝日オープン第2局で勝って以来11連敗中だった。今回はそれ以来約6年ぶり(2289日ぶり!)の対羽生戦勝利となる。

===============
棋譜→第53期王位戦七番勝負 第2局 羽生善治王位 対 藤井猛九段

第2局は藤井九段先手で角交換四間飛車だった。序盤の▲7九金(25手目)が藤井先生らしい一手。陣形の差を生かして飛車交換を狙う。ここからの一連の構想が秀逸だった。
藤井羽生王位2_001

封じ手のあたりは藤井九段が指しやすいという評判だったが、先手の囲いが薄いのが心配だった。ペラペラの片美濃なので一歩間違えると反撃がきつそうだ。

2日目の昼に確認したときも▲9二とから桂馬が取れそうなので先手持ちだったが、後手も△3三銀で壁銀を解消してまだ難しいと思った。しかし、このあたりでは既に差がついていたのかもしれない。

藤井羽生王位2_002

後手は△7六角~△8八歩と急ぎ足で攻めるが、▲5九飛(57手目)の自陣飛車で受け切られてしまった。局後の感想で羽生王位も言っているようにここで一歩あれば手が続くのだが、あいにく歩切れ。後手が苦しくなった。

その後も藤井が冷静に受け続け優勢を拡大する。75手目の▲7九金寄も印象に残った一手。これだけ隙がないと羽生さんといえども手は作れなかった。

最後は見事に即詰みに討ち取って藤井九段の勝ち。なお106手目△2二玉なら詰みはないが、▲3一角△1二玉▲4三金△4二歩▲3三金で必至。どっちにしても負けなので分かりやすく詰まされる順を選んだのだろう。終盤の逆転負けをネタにされることも多い藤井九段だが、この日は最後まで危なげなかった。

対羽生戦の連敗がやっと止まった。自らの代名詞とも言うべき「藤井システム」ではなく、「新鉱脈」の角交換振り飛車で勝ったことに意義があると思う。角交換振り飛車の勝率は良くない。真似をする棋士も少ない。それでも頑固に採用し続け「エース」に育て上げた。「地球の裏側」まで金脈を探しに行った甲斐がありましたね。

これで1勝1敗となって七番勝負は面白くなった。連敗の呪縛は断ち切った。第3局以降も藤井九段らしい将棋が期待できそうだ。
藤井王位あるで!!

改めて読みたい→降級の藤井九段 “新鉱脈”にかける (朝日新聞デジタル)
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[ 2012/07/26 07:30 ] 王位戦 | TB(0) | CM(0)
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