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第62回NHK杯 渡辺竜王vs深浦九段

棋譜→2012年08月19日第62回NHK杯2回戦第2局

2回戦屈指の好カードとなった渡辺深浦戦。渡辺竜王は深浦さんを苦手としている。これまでの対戦成績は渡辺7勝、深浦12勝。今年に入ってからも3月の棋聖戦と8月10日の順位戦で深浦九段が勝っている。事前インタビューで渡辺竜王は「負け越しているので非常に嫌な相手です」と率直に答えていた。

渡辺竜王が先手で横歩取りになった。後手は今流行りの△8四飛+5二玉型。△9四歩(28手目)が珍しい。この端歩の意味は深すぎて分からない。△7四歩(30手目)までは10日に指されたA級順位戦▲渡辺△深浦と同じ進行。但し本局の収録のほうが順位戦よりも先だと思う。(対戦成績には順位戦の結果も反映されていたが、あれはアフレコだろう。)

深浦渡辺2012nhk_001
1筋攻めを受けて△2三歩(36手目)と打ったがどうだったか?歩を打たずに△2三銀と受けるのが普通だが、あえて工夫したという感じだ。手堅いけれども、持ち歩が減って攻めが薄くなるというデメリットがある。実際にこの△2三歩が後で響くことになる。

後手の狙いは端攻めだった。対して先手は▲7五歩と突いて飛車の横利きで受ける。後手は△5四角と打って攻めをつなげようとするが少し細い。激しい攻め合いになったが先手が余せそうだ。

▲7四歩が残っていて一直線の攻め合いは後手負けということで深浦は粘りに出る。△8五馬~△7四馬で7四の歩を払ったが・・・

深浦渡辺2012_002

▲7二歩(65手目)が竜王らしい堂々とした一着。と金を活用するまでは3手かかるが、後手からもそれを上回る攻めがないことを見切っている。2筋に歩が利かない、プラス端の位が大きく先手玉を寄せるのは難しい。ここに来て序盤の△2三歩が祟ってしまった。

以下▲7一歩成~▲6一金(73手目)が確実な攻めで後手玉は受けなしとなった。87手で渡辺竜王の快勝。

感想戦はとてもピリピリとした雰囲気だった。全く表情を変えず言葉も少ない深浦。不甲斐ない将棋にしてしまった自分への怒りもあっただろう。一方、渡辺も厳しい表情で笑顔はなかった。この2人の対戦はいつもこんな感じだ。対局開始前から感想戦まで常に緊張感が張り詰めている。そこが観ていて面白いところでもある。
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[ 2012/08/20 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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