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NHK杯2回戦 屋敷vs野月

屋敷と野月は共に北海道出身で奨励会も同期。子供の頃から将棋大会でよく当たっていたそうだ。解説の中座真七段も北海道出身で今日は道産子が3人揃った。

戦型は横歩取り。後手野月の△8五飛戦法(中座飛車)となった。野月はこの戦型のスペシャリストで新手も数多く出している。解説の中座が△8五飛の「生みの親」なら野月は「育ての親」。中座が初めて△8五飛を指した時に隣で対局していたのが野月だった。隣で見ていて興味を持った野月はその4日後の対局で△8五飛を採用し勝利する。対戦相手は当時棋聖のタイトルを持っていた屋敷伸之。その将棋が屋敷野月の公式戦初手合いだった。

最近は△5二玉型が流行っているが本譜は昔からある△4一玉。対して先手は▲1七桂~▲2五桂と跳ねる。△5二玉型に対して端桂は最近よく見かけるが、△4一玉型なのが珍しいようだ。

屋敷野月NHK001

後手が△8五桂~△7五歩と攻めてきたのに対して屋敷はふんわりと▲5五角(43手目)。「こういう手が屋敷さんは上手いですよね。後から考えてだんだん良い手だなと分かるんです。」(中座七段)。香車を取るというよりも後手から△4四角と打たれるのを防いだ意味がある。後手は△7七桂成▲同銀△4四角と合わせたが▲同角△同歩で4三の地点に空間ができてしまった。

野月の△7七桂成(52手目)から激しくなった。▲9五角で飛車と成桂の両取りがかかるが△7八成桂と金を取って後手陣は飛車打ちに強い。
屋敷野月NHK002

しかし、4三の地点が空いたことで▲3五桂(61手目)が厳しかった。この瞬間△3八角は詰めろになるが、▲3九銀と角取りに引かれて忙しくなる。よって後手は△3四角と受けたが、▲9一飛成~▲4三香で先手の攻めが続いた。

87手で屋敷九段の快勝。最後は一方的な将棋になってしまったが、中盤の攻防(特に▲5五角のあたり)は見てて面白かった。

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[ 2012/10/01 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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