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NHK杯2回戦 木村vs永瀬

「千駄ヶ谷の受け師」木村一基八段と永瀬拓矢五段の対戦。「受け師対決」ということでとても楽しみにしていた。2人とも受け将棋だが、受けの性質は少し異なる。解説の広瀬曰く、永瀬は「丁寧な受け。相手の攻めを一枚一枚取っていく」対して木村は「自分から根こそぎ取りにいく受け」。木村流はどちらかといえば攻撃的な受けだと思う。

永瀬といえば千日手が多いことでも有名である。対局前のインタビューで木村は「千日手になるかもしれないですけど、千日手3回4回でも根性で負けないようにしたい」と答えていたが、その予想通り(笑)千日手が成立した。

千日手局は永瀬の先手中飛車に居飛車が角交換する定跡形だった。△5二金右が最近の流行。初出は棋王戦挑決の▲広瀬△郷田戦(郷田勝ち)だったと思う。解説の広瀬もその将棋について触れていた。▲6六銀は郷田戦で広瀬が「失敗した手」だが、本譜は▲9六歩を突いてあるので▲9七角がある。

永瀬木村NHK001

終盤、△5八金▲3九金打△4九金▲同金△5八金・・・以下千日手が成立した。△4九金には▲同銀でも先手が良さそうだったが永瀬は打開しなかった。永瀬さんらしいと言えばらしいが、少しもったいなかった気もする。

指し直し局は後手永瀬のゴキゲン中飛車に先手の▲3七銀急戦。先手の二枚銀に対して後手は4四銀と上がる銀対抗を選んだ。これもよくある定跡形である。▲2九飛に△2二角(32手目)が後手の対策。2筋を交換されてしまうが▲4五桂が角当たりにならない。

▲3九飛に△5二飛(42手目)はどうだったか。3二の金に紐をつけた手だが、▲3五歩△同歩▲3三歩で困ってるような。割り打ちを避けて△5四飛と浮く手には▲2五桂が厳しい。以下▲角金と△飛の二枚換えで先手が優勢となった。

後手は二枚飛車の攻めに勝負をかけるが、足りなかった。△7六桂は詰めろだが、▲5八銀と受けられて次に詰めろがこない。△5九銀もギリギリ詰めろにならない。

指し直し局は木村八段の快勝譜だった。
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[ 2012/10/08 22:53 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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