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「才能の将棋」 第62回NHK杯 羽生vs山崎

棋譜→2012年12月02日第62回NHK杯3回戦第1局(NHKの公式サイト、月曜昼以降に更新)

3回戦第1局は羽生NHK杯と山崎七段の対戦。過去の対戦成績は羽生14勝山崎2勝と羽生NHK杯が圧倒している。山崎にとって羽生は大きな壁だ。ちなみに山崎さんの2勝はこのNHK杯と大和証券杯で、勝った時はいずれも優勝している。山崎としてはここで連敗を止めて優勝につなげたいところだ。

戦型は後手山崎の一手損角換わりに先手の棒銀。▲2六銀に対して後手は△1四歩と受けるのが普通だが、山崎は端歩を省略して△4五歩!▲1五銀に△4六歩▲同歩△4七角から馬を作りにいく。対局前の予想通り序盤から乱戦になった。

△3六角成に羽生は▲1八角と合わせて馬を消しにいく。ここで△4六馬は▲2六飛がぴったりなので△同馬と取るしかない。

羽生山崎62_002

▲3七桂(35手目)は羽生流という感じがする手。解説の森下九段は「これが才能。私には見えても指せない手」と絶賛していた。後手は△4六飛と走りたいが▲4七歩△4二飛に▲4八金!が角の詰めろ(次に▲2九飛で角が詰む)。よって山崎は△1四歩と催促したが、銀交換の後に▲4五桂と跳ねる手の味が良い。
このあたり森下は「後手自信なし」。ただ、先手も飛車を切って攻めているのでギリギリではある。攻め方を間違えると切れてしまうという局面だ。それでも羽生さんだから繋がるだろうなと思って観ていた。

羽生山崎62_003

▲6二銀(55手目)に△4一玉と逃げたが、△6二同飛もあったようだ。以下▲5三角成△5二歩▲4二金△6一玉▲6二馬△同玉▲4一飛△3六馬でどうか。怖い順だけど、こちらで勝負するべきだったか。山崎は本譜でもやれるとみていたが、▲6二角(65手目)が良い手で先手の攻めが切れなくなった。85手で羽生NHK杯の勝ち。

森下九段の総括「見たことのない乱打戦でした。久しぶりに見た才能の将棋でした。山崎さんも才能がきらめいていましたね。」
「才能の将棋」という言葉を森下さんは何度も使っていた。確かに、この2人にしか指せない面白い将棋だった。

感想戦は終始和やかな雰囲気。楽しそうに検討する羽生さんの姿が印象的だった。この2人は波長が合うんだろうな。羽生さんが山崎さんの才能を認めていることがわかる感想戦だった。

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[ 2012/12/03 07:30 ] NHK杯 | TB(0) | CM(0)
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