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三浦マジック! 羽生三冠の連勝を止める

名人戦棋譜速報

昨日のA級順位戦、▲三浦八段vs△羽生三冠戦は二転三転の大激戦だった。結果は三浦八段の勝ち。羽生三冠のA級順位戦連勝記録は21で止まった。
正直三浦さんが勝つと思ってなかったので、途中で寝落ちしてしまったのだが、朝起きて結果を確認してビックリ。こんなに凄い将棋を最後まで観戦することができなかったのが残念です。

戦型は三浦先手で矢倉脇システムだった。先日の棋王戦挑決、順位戦の佐藤渡辺戦と最近脇システムが増えている。先手が棒銀で攻め後手が受ける展開になったが、三浦さんの攻めが息切れ気味で少し苦しそうに見えた。▲6八銀打(97手目)~▲4八香(109手目)が良い粘りだったようだ。▲6八銀打は攻め駒が少なくなってしまうので大丈夫なのかと思ったが、指されてみると先手玉も堅いので難しかった。

私がリアルタイムで観てたのは△7八竜に▲8八角合したあたりまでで、先手玉の受けが難しくなったと思ったのだが、4筋の香車の利きを生かした長手数の反撃があった。王手で後手玉を9三まで追いやることで自玉の詰めろを受けることができた。

そしてクライマックスの局面、互いの玉が一間開けて向かい合うという凄い状況。どちらにも逆王手がかかるスリリングな局面になったが、先手がギリギリ凌いでいた。

三浦羽生71_002

図は桂馬の王手に対して▲9六玉と引いたところ。ここで、
1、△9五歩は打ち歩詰めの反則
2、△7七金の開き王手には▲8六玉が逆王手で後手負け、
3、本譜△8二玉の空き王手には▲9四銀の移動中合い(他の合駒は詰み)が唯一の逃れで先手勝ち。

実戦での打ち歩詰め、逆王手はそんなに珍しくないが、移動中合いも含めて3つがセットで現れるのはなかなか見ない。今年度のベスト10には確実に入るであろう名局だった。

七冠時代の羽生さんから棋聖を奪取して名を上げた三浦八段だが、最近は羽生さんになかなか勝てなかった。
棋士別成績一覧:羽生善治対三浦弘行
このページ(棋士別成績一覧)を見ると分かるが、直近10年間(2003年以降)で1勝20敗と大苦戦。この白星をきっかけにして苦手克服となるだろうか。

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A級7回戦終了時点での成績は以下の通り

【6勝1敗】羽生(1)
【5勝2敗】渡辺(2)、三浦(3)
【4勝3敗】屋敷(5)、郷田(6)
【3勝4敗】佐藤康(7)、深浦(10)
【2勝5敗】谷川(4)、高橋(8)
【1勝6敗】橋本(9)

羽生三冠が敗れたことで挑戦者争いは面白くなった。依然として羽生さんが有利な状況は変わらないが、最終戦までもつれる可能性は高くなった。次回8回戦の羽生渡辺戦は大一番だ。

残留争いは佐藤、深浦、谷川、高橋、橋本の5人。昨日深浦九段が谷川九段に勝って貴重な3勝目を挙げたが順位が最下位なのであと1勝は欲しい。一方、谷川九段は順位が良いので次の橋本戦に勝てば3勝でも残留できそう。
ハッシーは最終戦に羽生戦を残しているが、なんとか意地を見せてほしい。

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[ 2013/01/12 19:30 ] 名人戦・順位戦 | TB(0) | CM(0)
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